話題の新刊(週刊朝日)

話題の新刊(週刊朝日)

話題の新刊(週刊朝日)

週刊朝日の新刊案内コーナー。幅広いジャンルから、話題の本をピックアップして紹介しています。

バックナンバー:2011年

「ヒットソング」の作りかた―大滝詠一と日本ポップスの開拓者たち [著]牧村憲一

「ヒットソング」の作りかた―大滝詠一と日本ポップスの開拓者たち [著]牧村憲一

 はっぴいえんどが青春だった人にも、後から知った人にもお薦めの一冊。名だたるミュージシャンを間近で見てきた著者による、日本ポップス黎明期をふりかえる証言記録だ。  音楽プロデューサーという職業認識が日本に根付いたのは70………[もっと読む]

[文]石原さくら [掲載]2017年02月28日

死してなお踊れ―一遍上人伝 [著]栗原康

死してなお踊れ―一遍上人伝 [著]栗原康

 名家の生まれながら、全てを投げ捨て、「踊り念仏」で民衆を救おうとした一遍上人の評伝。著者は大杉栄などアナキストを近作で描いてきたため、鎌倉時代の宗教家を取り上げるのには違和感を抱いたが、一遍こそ元祖アナキストというのが………[もっと読む]

[文]栗下直也 [掲載]2017年02月28日

ききりんご紀行 [著]谷村志穂

ききりんご紀行 [著]谷村志穂

 りんごを毎日食べ続け、食べ比べ、旅をした著者の紀行エッセイ。青森県の地方紙「東奥日報」に2015年10月から翌年4月まで連載した原稿に加筆した。  りんごの美味しさと、それを作った人、届けた人、背景にある物語が喜びに満………[もっと読む]

[文]相原透 [掲載]2017年02月28日

晴れたら空に骨まいて [著]川内有緒

晴れたら空に骨まいて [著]川内有緒

 病や旅などで、身近な存在を失い、ユニークな方法で見送った経験を持つ5組の話。パリ、ヒマラヤなど世界各地を舞台に、取材対象者と故人との出会い、離別、その後に至るまでがこまやかに綴られる。  締めくくりに登場するのは、本書………[もっと読む]

[文]松岡瑛理 [掲載]2017年02月21日

いじめのある世界に生きる君たちへ [著]中井久夫

いじめのある世界に生きる君たちへ [著]中井久夫

 精神科医が自身の体験をもとに、いじめの罠のような構造を小学校高学年の読者にもわかる言葉で解き明かす。  いじめのかなりの部分は、学校の外で行われれば立派な犯罪だ。家や社会で弱い立場に置かれた子供は権力に飢えている。その………[もっと読む]

[文]西條博子 [掲載]2017年02月21日

生きるためのことば―いま読む新美南吉 [著]斎藤卓志

生きるためのことば―いま読む新美南吉 [著]斎藤卓志

 18歳で「ごん狐」、28歳で「手袋を買いに」を執筆。29歳で死去した童話作家・新美南吉が残した膨大な日記・手紙を民俗学者の著者が読み解く。  16歳の2月──徳川幕府の頃における、その無鉄砲な戦の姿を揶揄し〈彼等侠客は………[もっと読む]

[文]福永奈津美 [掲載]2017年02月21日

猫なんて!―作家と猫をめぐる47話 [著]角田光代、片岡義男、村上春樹 他

猫なんて!―作家と猫をめぐる47話 [著]角田光代、片岡義男、村上春樹 他

 谷崎潤一郎から角田光代まで、47人の作家・著名人による自分と猫との関わりをつづったエッセイ(漫画も含む)を集めた一冊である。  猫を飼ったことによる心境の変化をつづる角田や片岡義男、猫に名前をつけることについて語る村上………[もっと読む]

[文]若林良 [掲載]2017年02月15日

大雪物語 [著]藤田宜永

大雪物語 [著]藤田宜永

 長野県K町を舞台にしたオムニバス短編集。大雪で「陸の孤島」と化した町で起きるドラマの数々。なかでも「墓掘り」が秀逸だ。  生き別れていた実母の遺体を東京まで引き取りにいった帰り、幹線道路で立ち往生した喪主の女性と遺体搬………[もっと読む]

[文]朝山実 [掲載]2017年02月15日

在日二世の記憶 [編]小熊英二、高賛侑、高秀美

在日二世の記憶 [編]小熊英二、高賛侑、高秀美

 ウェブ上で連載されていた在日二世へのインタビューの書籍化。元プロ野球選手の張本勲氏をはじめ、各界で活躍する在日二世50人の生い立ちから就職、結婚まで丁寧な聞き取りを行っている。  ある男性は、道ですれ違った母を友人に「………[もっと読む]

[文]石原さくら [掲載]2017年02月15日

ぼくらは地方で幸せを見つける―ソトコト流ローカル再生論[著]指出一正

ぼくらは地方で幸せを見つける―ソトコト流ローカル再生論[著]指出一正

 雑誌「ソトコト」の現編集長による地域論だ。「ロハス」という言葉を世に広めたことで知られる同誌だが、著者は3・11以降地方に足を運ぶ若者の存在に一貫して着目、雑誌の方針を転換させた。  本書には、人口減少や過疎化に悩む地………[もっと読む]

[文]松岡瑛理 [掲載]2017年02月07日

ヤクザと憲法~「暴排条例」は何を守るのか[著]東海テレビ取材班

ヤクザと憲法~「暴排条例」は何を守るのか[著]東海テレビ取材班

 取材を始める際、「ヤクザの存在を肯定しませんよ」と念を押すテレビ局員に、「私もないほうがいいと思います」と親分が答える。  本書は、大阪の組事務所を半年間撮影した同名映画の舞台裏ノンフィクション。子供が幼稚園を追い出さ………[もっと読む]

[文]朝山実 [掲載]2017年02月07日

吉行淳之介―抽象の閃き [著]加藤宗哉

吉行淳之介―抽象の閃き [著]加藤宗哉

 女嫌いの女好き、冷たいニヒリスト、繊細で懐疑的、研ぎ澄まされた文章、娼婦と性の文学……。作家吉行淳之介に対する読者のイメージは様々だ。本書は、吉行の「人と作品」を丹念にひもといたもので、読者の一方的な先入観や勘違いの印………[もっと読む]

[文]村上玄一 [掲載]2017年02月07日

消えゆく沖縄ー移住生活20年の光と影[著]仲村清司

消えゆく沖縄ー移住生活20年の光と影[著]仲村清司

 著者は沖縄出身の両親を持ち、大阪で生まれ育った。2000年代初頭の沖縄ブームの火付け役と呼ばれたが、移住20年を迎えた今、「沖縄を離れたい」と言って憚らない。  観光立県を掲げながら本土以上に再開発を進め、山を切り崩し………[もっと読む]

[文]栗下直也 [掲載]2017年01月31日

地方創生大全 [著]木下斉

地方創生大全 [著]木下斉

 ゆるキャラやプレミアム商品券など、注目を集める施策の現実はどうか。本当に有効な地方創生とは。法人を設立し、東京・早稲田の商店街や熊本市でまちづくりを進めてきた著者が、処方箋を書いた。  地域の中で継続できる計画の重要性………[もっと読む]

[文]内山菜生子 [掲載]2017年01月31日

幼年の色、人生の色 [著]長田弘

幼年の色、人生の色 [著]長田弘

 2年前に75歳で永眠した詩人が、みずから晩年に編んだ自選エッセイ集。  冒頭に表題作が置かれる。過ぎゆく時間は感情を消し去るが、自分を包んでいた時間の色合いは、時とともに自身の人生の色として鮮やかによみがえるものだ。 ………[もっと読む]

[文]西條博子 [掲載]2017年01月31日

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

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