売れてる本

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売れてる本

読書面に連載中。書店で売れている本、話題の本を、市川真人さん、武田砂鉄さん、佐々木俊尚さん、速水健朗さん、山口文憲さん、阿部嘉昭さん、瀧本哲史さんたちが取り上げ、評しています。

バックナンバー:2011年2010年2009年2008年2007年2006年

データの見えざる手 [著]矢野和男

データの見えざる手 [著]矢野和男

■逃れられない行動の法則  ビッグデータが大はやりだ。ウェブサイトの片隅に一人ひとり違ったオススメ商品を映し出し、時間帯や天候によってレーンに乗せるすしネタを変える。背後には客の行動履歴の膨大なデータがある。  「売り………[もっと読む]

[文]嘉幡久敬(本社専門記者) [掲載]2015年11月15日

村上さんのところ [著]村上春樹

村上さんのところ [著]村上春樹

■直球も変化球も手渡しで  読者の質問に村上春樹が回答する、そんなサイトで生まれたQ&Aの一冊。サイト閲覧は1億を超え、17日間に来た相談は3万7465、返信したのが3716通。うち473を掲載した本書が「売れない」は………[もっと読む]

[文]市川真人(批評家・早稲田大学准教授) [掲載]2015年11月08日

新しい道徳―「いいことをすると気持ちがいい」のはなぜか [著]北野武

新しい道徳―「いいことをすると気持ちがいい」のはなぜか [著]北野武

■ただ従うな、自ら得てこそ  あの「たけし」が道徳を語る。「老人いじめ」などの差別ネタで人気を博したツービート時代を知る身としては、何とも感慨深い。さすがのたけしも還暦を過ぎて、人並みに丸くなったのだろうか。そうした予………[もっと読む]

[文]斎藤環(精神科医) [掲載]2015年11月01日

かたづの! [著]中島京子

かたづの! [著]中島京子

■一本の角が見守る女の一生  今月発表のあった柴田錬三郎賞受賞作。今年すでに河合隼雄物語賞と歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞している、著者初の歴史ファンタジーだ。  江戸時代にただ一人、女性の大名がいたという。八戸南部………[もっと読む]

[文]瀧井朝世(ライター) [掲載]2015年10月25日

ぼくらの民主主義なんだぜ [著]高橋源一郎

ぼくらの民主主義なんだぜ [著]高橋源一郎

■ことばの復興 君と、ここで  「『ことば』もまた『復興』されなければならない」、朝日新聞「論壇時評」を「3・11」直後から担当し始めた著者は、初回の原稿をこのように締めくくった。それから4年間にわたる連載をまとめた本………[もっと読む]

[文]武田砂鉄(ライター) [掲載]2015年10月18日

「だから、生きる。」 [著]つんく♂

「だから、生きる。」 [著]つんく♂

■かっこ悪い日常にこそ価値  つんく♂は、喉頭(こうとう)がん治療に伴う声帯全摘出術により声を失った。彼は手術の直前、幼い3人の子どもたちに自分の声帯で発する最後の言葉を伝える。「お母さんの言うことをよく聞きなさい」「………[もっと読む]

[文]速水健朗(コラムニスト) [掲載]2015年10月11日

握る男 [著]原宏一

握る男 [著]原宏一

■人の心と権力、永遠の命題  一介のすし職人「ゲソ」が巨大外食企業の経営者へとのし上がっていくさまを描いた小説。巧みに人心掌握し、謀略を仕掛けていくさまはめっぽう面白い。先輩が別の職人からギャンブルのための借金を頼まれ………[もっと読む]

[文]佐々木俊尚(ジャーナリスト) [掲載]2015年10月04日

命売ります [著]三島由紀夫

命売ります [著]三島由紀夫

■著名な文豪に手が届く?  「風が吹けば桶屋(おけや)が儲(もう)かる」の例えじゃないが、何かが売れるには理由がある。購買が人の欲望に左右されるからだ。消費と情報が欲望を巡る共犯関係を強める現代に、“良いから売れた”幸………[もっと読む]

[文]市川真人(批評家・早稲田大学准教授) [掲載]2015年09月27日

旅のラゴス [著]筒井康隆

旅のラゴス [著]筒井康隆

■荒廃した地にユートピアが    謎のベストセラー、だそうである。新潮文庫として出版されたのは約20年前なのだが、この1年半ほどで20万部近い大増刷となった。版元の新潮社にもその理由は不明である由。  評者なりに、ツイ………[もっと読む]

[文]斎藤環(精神科医) [掲載]2015年09月20日

スクラップ・アンド・ビルド [著]羽田圭介

スクラップ・アンド・ビルド [著]羽田圭介

■人生は破壊と再生の連続  傍(はた)から見れば同じ行動でも、行為者の動機はまったく異なる場合がある。たとえば手厚い介護。それは優しさゆえかもしれないし、リスク回避のためかもしれないし、あるいは死を幇助(ほうじょ)する………[もっと読む]

[文]瀧井朝世(ライター) [掲載]2015年09月13日

第2図書係補佐 [著]又吉直樹

第2図書係補佐 [著]又吉直樹

■お笑いと文学、意外な近さ  芥川賞を受賞した又吉直樹『火花』は、純文学作品として前代未聞のベストセラー。お笑い芸人と権威ある文学賞の間にはギャップがある。そこに人は関心を示しているのだろう。  本作は、又吉のエッセー………[もっと読む]

[文]速水健朗(コラムニスト) [掲載]2015年09月06日

服を買うなら、捨てなさい [著]地曳いく子

服を買うなら、捨てなさい [著]地曳いく子

■「究極のワンパターン」探す  書名だけを見れば、最近よく見かける「断捨離」本の新手がまた出てきたか、という印象を受ける。しかしスタイリスト歴30年以上の著者が描き出しているのはそれほど単純な話ではない。ファッション業………[もっと読む]

[文]佐々木俊尚(ジャーナリスト) [掲載]2015年08月30日

「学力」の経済学 [著]中室牧子

「学力」の経済学 [著]中室牧子

■教育のあり方に統計解析を  あなたの教育観は偏見にまみれている。そんなことはないと思う方は、ぜひ以下の問いに“直感”で答えてみてほしい。  「子どもを勉強させるためにご褒美で釣るのはあり?」「子どもはほめて育てるべき………[もっと読む]

[文]斎藤環(精神科医) [掲載]2015年08月23日

日めくり まいにち、ポジティヴ! [著]井上裕介

日めくり まいにち、ポジティヴ! [著]井上裕介

■陶酔的な自己肯定に共感?  著者は、お笑いコンビ「NON STYLE」のツッコミ担当として、2008年のM—1グランプリで優勝している。そして、「よしもとブサイクランキング」で12年から3年連続1位になってもいる。 ………[もっと読む]

[文]鈴木繁(本社編集委員) [掲載]2015年08月16日

一路(上・下) [著]浅田次郎

一路(上・下) [著]浅田次郎

■愉快痛快なロードノベル  時代は幕末。江戸で学問と剣術に励んでいた数え19歳の小野寺一路(いちろ)は、故郷の屋敷の火事で父が落命したため、急きょ西美濃田名部郡(にしみのたなぶごおり)へ向かい家督を継ぐことに。その任務………[もっと読む]

[文]瀧井朝世(ライター) [掲載]2015年08月09日

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