著者に会いたい

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読書面に連載中。今話題の新刊本の著者が、作品が出来るまでの思いやエピソードを語ります。

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本の夢—小さな夢の本 田中淑恵さん

本の夢—小さな夢の本 田中淑恵さん

■ぜいたくな「豆本」の魅力  豪華な装丁に仕上げた、名刺大の小さな本たち。お気に入りの「豆本」には、自作の童話だったり、詩や時にはきれいな和菓子の写真だったりが記録されている。  「豆本を作る思いを込めた」という田中淑………[もっと読む]

[掲載]2015年07月26日

さよなら、ニルヴァーナ 窪美澄さん

さよなら、ニルヴァーナ 窪美澄さん

■苦しみと向き合い書く覚悟  ずしんと重く心に残る小説だ。だがその先に「書く覚悟」を強く感じる。1997年に起きた神戸連続児童殺傷事件に材をとった長編。小説家を目指す30代女性、ネットで得た情報から加害者に心酔する少女………[もっと読む]

[掲載]2015年07月19日

原発労働者 寺尾紗穂さん

原発労働者 寺尾紗穂さん

■人の尊厳と対立する被曝労働  音楽家でエッセイストの寺尾紗穂さんには、歌詞に原発労働者が登場する「私は知らない」という作品がある。この歌も本書も、誕生のきっかけは樋口健二さんの『闇に消される原発被曝(ひばく)者』だと………[もっと読む]

[掲載]2015年07月12日

メディアの展開―情報社会学からみた「近代」 加藤秀俊さん

メディアの展開―情報社会学からみた「近代」 加藤秀俊さん

■江戸から現在は連続している  江戸時代は役者の「格付け」が盛んだった。それは「現代の歌手、俳優、テレビ・タレントからアナウンサー、気象予報士」と同じ——という一節も出てくるこの本は、老後の「第二卒業論文」だという。第………[もっと読む]

[文]石田祐樹 [掲載]2015年07月05日

東京を生きる 雨宮まみさん

東京を生きる 雨宮まみさん

■湧き出る感情を生のままに  2011年に出した自伝的エッセー『女子をこじらせて』で、その名が知られるようになり、「こじらせ女子」は流行語として広まった。  「あの本では、ドラマチックさのない失敗を積み重ねてきた、若い………[もっと読む]

[文]鈴木繁 [掲載]2015年06月28日

音楽という〈真実〉 新垣隆さん

音楽という〈真実〉 新垣隆さん

■「やるべきではなかった」悔い  昨年2月、自身が「ゴースト」作曲家であることを明かして以降、人生ががらりと変わった。「あの時はもう、音楽活動も終わりだろうと思っていましたが、多くの人に助けられて……」と、小さな声で語………[もっと読む]

[文]大上朝美 [掲載]2015年06月21日

紋切型社会 言葉で固まる現代を解きほぐす 武田砂鉄さん

紋切型社会 言葉で固まる現代を解きほぐす 武田砂鉄さん

■安易な「決まり文句」にチクリ  結婚式でよく耳にする、「育ててくれてありがとう」。だけど、感謝したくない人だっているんじゃないか。ハリウッド映画の宣伝はいつも「全米が泣いた」。でも全米って誰なのか、本当に泣いたのか。………[もっと読む]

[文]柏崎歓 [掲載]2015年06月14日

黒い迷宮―ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実 [著]リチャード・ロイド・パリー

黒い迷宮―ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実 [著]リチャード・ロイド・パリー

■それぞれの物語、ただ伝える  2001年、英国人女性ルーシー・ブラックマンさんが遺体で見つかった事件。発覚当時から事件を追い続けた英国人ジャーナリストが、手記をまとめた。  当時は英紙の特派員。「記事になる話」としか………[もっと読む]

[掲載]2015年06月07日

一〇三歳になってわかったこと 篠田桃紅さん

一〇三歳になってわかったこと 篠田桃紅さん

■老いを創造する若々しさ  1913(大正2)年に生まれ、数えで103歳になる今も毛筆と墨で作品に向かう美術家が、歳月を経てたどり着いた境地をつづった。しかし、それは「老成」とか「悟り」とは別の、もっと若々しい思想にあ………[もっと読む]

[掲載]2015年05月31日

未来のことは未来の私にまかせよう 黒木奈々さん

未来のことは未来の私にまかせよう 黒木奈々さん

■私のがんとの闘い伝えたい   ※生前に掲載されたものです    ようやくつかんだ仕事上のチャンスを、突然の病魔に、命ともども奪われそうになったら——。  ニュース番組「国際報道」(NHK—BS1)のキャスターに抜擢(………[もっと読む]

[掲載]2015年05月24日

ヘンな論文 サンキュータツオさん

ヘンな論文 サンキュータツオさん

■研究者たちの本気のおかしみ  一見何の役に立つか分からない研究論文。でも、知りたいという研究者のほとばしる情熱が伝わる。  漫才コンビ「米粒写経」として活躍しながら一橋大学で日本語学の非常勤講師も務める著者が、ライフ………[もっと読む]

[掲載]2015年05月17日

東京ブギウギと鈴木大拙 山田奨治さん

東京ブギウギと鈴木大拙 山田奨治さん

■不肖の息子と偉大な父の物語  戦後日本の大ヒット曲と「20世紀の偉大な宗教学者」が並ぶ意外な書名にひかれて読み出すと、この本が鈴木大拙の忘れ去られた息子、アラン勝の興味深い実像に初めて迫った評伝であることに気づく。同………[もっと読む]

[文]依田彰 [掲載]2015年05月10日

たった一人の熱狂—仕事と人生に効く51の言葉 見城徹さん

たった一人の熱狂—仕事と人生に効く51の言葉 見城徹さん

■臆病ゆえに続ける圧倒的努力  熱狂的に仕事に身を投じてきた編集者の死生観がにじむエッセー集だ。「結果が出ない努力に意味はない」「癒着に染まれ」「売れない本に価値はない」。誤解を受けかねない言い切りの言説が並ぶが、読め………[もっと読む]

[文]板垣麻衣子 [掲載]2015年05月03日

祇園豆爾 ちょっと昔の祇園町 新井豆爾さん

祇園豆爾 ちょっと昔の祇園町 新井豆爾さん

■街の厳しさが守ってもくれた  この季節は「都をどり」でにぎわう京都・祇園甲部(こうぶ)。長い伝統と高い格式を誇る花街で、舞妓(まいこ)・芸妓(げいこ)、置屋の女将(おかみ)として45年暮らしてきた。  「祇園町ならで………[もっと読む]

[文]鈴木繁 [掲載]2015年04月26日

誰も書けなかった「笑芸論」―森繁久彌からビートたけしまで 高田文夫さん

誰も書けなかった「笑芸論」―森繁久彌からビートたけしまで 高田文夫さん

■テンポよく小粋でこざっぱり  森繁久彌邸に忍び込んで柿をとり、「社長いるかー」と叫ぶと「またお前たちか!」と森繁に追いかけられた。新宿末広亭に入った途端、「坊ちゃん、そこすわって! 今から月光仮面の話しますから」と、………[もっと読む]

[文]石田祐樹 [掲載]2015年04月19日

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

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