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読書面に連載中。ササキバラ・ゴウさん、南信長さん、山脇麻生さんがリレー連載。

バックナンバー:2011年2010年2009年2008年2007年2006年

エシカルンテ [作]森和美

エシカルンテ [作]森和美

■大地の声を聴く少女に出会う  爆発的な生命エネルギーを湛(たた)えているのに、どこかしら静かなたたずまいの本作。著者は、これが初単行本となる森和美。  まだそこここに戦禍が残る1952年。ある出来事がきっかけで声を失………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2015年02月08日

でぃす×こみ(1) [作]ゆうきまさみ

でぃす×こみ(1) [作]ゆうきまさみ

■兄のマンガで妹が大賞に!?  今や完全に人気ジャンルとして定着した漫画家マンガ。ただ漫画家を主人公にしただけではもう目新しさはないが、本作はさすがにひねりが利いている。  漫画家デビューをめざす高校2年の女子が晴れて………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2015年02月01日

さよならガールフレンド [作]高野雀

さよならガールフレンド [作]高野雀

■諦念の向こうにある力強さ  6本の短編を収めた作品集。1本をのぞき、どれも高校生やOLなど女性たちが主人公。日常の中で、人生のちょっとした曲がり角を迎えて揺れ動く心のやりとりが描かれる。表題から想像されるような恋愛ド………[もっと読む]

[文]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) [掲載]2015年01月18日

白馬のお嫁さん [作]庄司創

白馬のお嫁さん [作]庄司創

■固定観念揺さぶる「産む男」  高校入学を機に故郷の島を離れて寮に入ったヘタレ男子が、いきなり風呂で美少女3人組と鉢合わせ——というオープニングは、ベタな萌(も)え系ハーレムラブコメのよう。が、その3人が実は男で、しか………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2015年01月11日

水色の部屋(上) [作]ゴトウユキコ

水色の部屋(上) [作]ゴトウユキコ

■衝動を優先、ゆがんだ思春期  『R—中学生』や『ウシハル』の著者が、軽妙なコメディータッチを封じて描くのは、衝動に翻弄(ほんろう)される歪(ゆが)んだ思春期。  どこかあどけない風貌(ふうぼう)の母と2人暮らしの正文………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2014年12月21日

W7―新世紀ワイルド7 [作]望月三起也

W7―新世紀ワイルド7 [作]望月三起也

■躍動感あふれる娯楽活劇大作  のっけから半裸のダンサーの妖艶(ようえん)なショーに目を奪われる間もあらばこそ、ド派手な銃撃戦から意表を突く場面転換にあれよあれよと言ううちにカーチェイスに次ぐカーチェイス&大爆発! 随………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2014年12月14日

九月十月 [作]島田虎之介

九月十月 [作]島田虎之介

■風景がドラマを予感させる  読んで思わずため息が出た。ここまで透徹した表現に達するのに、どれだけの取捨選択があったのだろう。澄みきった絵で描かれた、さほど長くはない130ページほどの作品は、絵や言葉から余分なものを徹………[もっと読む]

[文]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) [掲載]2014年12月07日

死んで生き返りましたれぽ [作]村上竹尾

死んで生き返りましたれぽ [作]村上竹尾

■知覚を巧みにビジュアル化  フィクションでも実録でも、人の生死に関わる話はどうしたって感動的になる。それで泣かそうなんて安直だし反則だ。自宅で倒れて一時心肺停止、重篤な合併症を抱えながら奇跡的に回復した著者が、その闘………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2014年11月23日

少女終末旅行(1) [作]つくみず

少女終末旅行(1) [作]つくみず

■何もない世界さまよう2人  ウェブ連載時から話題になっていたつくみずのデビュー作にして初単行本となる『少女終末旅行』。本作の舞台は終末世界だ。硬質な線で描かれた階層的な廃墟(はいきょ)を、ケッテンクラート(キャタピラ………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2014年11月16日

逢沢りく(上下) [作]ほしよりこ

逢沢りく(上下) [作]ほしよりこ

■美少女と関西人の人情喜劇  猫の家政婦が活躍する『きょうの猫村さん』で爆発的人気を得た作者の新作。孤高の美少女とコテコテ関西人の邂逅(かいこう)による化学反応を描く人情喜劇だ。  アパレル会社の社長でダンディーなパパ………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2014年11月09日

ドミトリーともきんす [作]高野文子

ドミトリーともきんす [作]高野文子

■こんなふうに彼らと会えたら  「私」の下宿には、ちょっと素敵(すてき)な学生さんたちが住んでいる。なぜか若き日の朝永振一郎が、湯川秀樹が、後に日本を代表する科学者となる青年たちが、私のかけたひと声でトントンと2階から………[もっと読む]

[文]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) [掲載]2014年11月02日

空也上人がいた [作]新井英樹 [原作]山田太一

空也上人がいた [作]新井英樹 [原作]山田太一

■ずしりと腹に響く人間の業  暴力や性を露悪的なほどに激しく描いてきた新井英樹が、山田太一の小説をマンガ化。その組み合わせにまず驚いた。  とある“事故”が原因で特養老人ホームを辞めた27歳のヘルパー青年が、46歳のケ………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2014年10月19日

ハウアーユー? [作]山本美希

ハウアーユー? [作]山本美希

■ある日突然、夫が失踪して  デビュー作『Sunny Sunny Ann!』で手塚治虫文化賞新生賞を受賞した著者の描きおろし作。中学生のナツミの家のお隣さんは、幸せを絵に描いたようなご家庭。優しい旦那さまに高校生の一人………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2014年10月12日

子供はわかってあげない(上下) [作]田島列島

子供はわかってあげない(上下) [作]田島列島

■みずみずしい初恋に悶絶  あとがきによれば、ネームを見た編集者が〈甘酸っぱすぎて死にそう!〉と言ったとか。まったくもって同感である。  高2の夏、水泳部の女子と書道部の男子が出会う。きっかけは同じマイナーアニメが好き………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2014年10月05日

リトル・ニモ 1905—1914 [作]ウィンザー・マッケイ [訳]小野耕世

リトル・ニモ 1905—1914 [作]ウィンザー・マッケイ [訳]小野耕世

■100年以上前の先進性に驚嘆  誤解されていることが多いが、コマでストーリーが展開する現代的なマンガは、もともと輸入文化だ。欧米の影響で日本人が本格的にコマ割り作品を描き始めたころ、海の向こうではすでに多くの作品が連………[もっと読む]

[文]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) [掲載]2014年09月21日

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