話題の新刊(週刊朝日)

話題の新刊(週刊朝日)

話題の新刊(週刊朝日)

週刊朝日の新刊案内コーナー。幅広いジャンルから、話題の本をピックアップして紹介しています。

バックナンバー:2011年

氷の轍 [著]桜木紫乃

氷の轍 [著]桜木紫乃

 北海道釧路市の海岸で男性の死体が発見された。被害者は青森市出身の元タクシー乗務員。80歳で生涯独身、身寄りなし。主人公である道警釧路方面本部刑事第一課の大門真由は、定年間近の先輩刑事・片桐と捜査を開始する。  著者のミ………[もっと読む]

[文]相原透 [掲載]2017年01月17日

ザ、コラム―2006-2014 [著]小田嶋隆

ザ、コラム―2006-2014 [著]小田嶋隆

 自称ひきこもり系コラムニスト小田嶋隆氏の自選コラム集。2006年から14年までの時事問題をするどく読み解いている。  話題はスポーツから皇室までと幅広い。「嫁いびりとしてのドルジ包囲網」では世間から嫌われがちな朝青龍の………[もっと読む]

[文]石原さくら [掲載]2017年01月17日

緋の舟―往復書簡 [著]志村ふくみ・若松英輔

緋の舟―往復書簡 [著]志村ふくみ・若松英輔

 染織家と批評家がおよそ1年半の間に交わした24通の書簡集。巻末に二人の対談と、手紙に紡がれたそれぞれの思索の手がかりとなる引用文集を収める。  志村はパリのロダン美術館で、「私は霊感などありません。美しいものだけが美し………[もっと読む]

[文]西條博子 [掲載]2017年01月17日

少年が来る [著]ハン・ガン [訳]井手俊作

少年が来る [著]ハン・ガン [訳]井手俊作

 1980年5月18日、韓国の南部光州では、民主化を叫ぶ学生や市民が軍によって無惨に殺される事件が起きた。小説家ハン・ガンは、この事件が人々の心に残した傷痕を繊細な筆致で描き出した。  軍に親友を殺された少年、なぜ殺され………[もっと読む]

[文]すんみ [掲載]2017年01月10日

いつかの夏―名古屋闇サイト殺人事件 [著]大崎善生

いつかの夏―名古屋闇サイト殺人事件 [著]大崎善生

 2007年夏にインターネット上で見知らぬ男3人が知り合い、31歳の女性を無計画に拉致し、命を奪った「名古屋闇サイト殺人事件」。  事件について加害者の視点から書かれたものはあったが、本書は被害者の視点から問い直す。鉄の………[もっと読む]

[文]栗下直也 [掲載]2017年01月10日

村上春樹はノーベル賞をとれるのか? [著]川村湊

村上春樹はノーベル賞をとれるのか? [著]川村湊

 毎年10月になると日本のマスコミはノーベル賞の話題で賑やかになる。とくに文学賞はここ数年、有力候補とされている村上春樹の受賞が注目の的となっている。  村上春樹は受賞できるのか、何故できないのか、読者の関心はそこにある………[もっと読む]

[文]村上玄一 [掲載]2017年01月10日

らぶれたあ―オレと中島らもの6945日 [著]鮫肌文殊

らぶれたあ―オレと中島らもの6945日 [著]鮫肌文殊

 2004年に急逝した中島らもとの、冗談と狂騒の日々をドキュメントふうに綴る。著者は「進め!電波少年」などで知られる放送作家だ。  1985年、中島が司会のテレビ番組にブレーンとして呼ばれ、打ち合わせも早々に「キミ、飲ま………[もっと読む]

[文]朝山実 [掲載]2016年12月13日

トランペット [著]ジャッキー・ケイ [訳]中村和恵

トランペット [著]ジャッキー・ケイ [訳]中村和恵

 今を生きるスコットランド人作家の小説。  ジャズトランペット奏者だった主人公が亡くなり、遺体から、生涯男装を貫いた女性だったことが明らかになる。30年以上の間、夫婦の寝室を共にし、毎朝パートナーの胸に2本の包帯を巻いた………[もっと読む]

[文]西條博子 [掲載]2016年12月13日

感情化する社会 [著]大塚英志

感情化する社会 [著]大塚英志

 著者は過度な「感情化」こそが、現代日本の大きな特色だと語る。自分たちに心地よい感情を提供することばしか求められず、感情に対して理性を発揮することばが葬られていると。批評家である著者はそうした現状への抵抗として、あえて「………[もっと読む]

[文]若林良 [掲載]2016年12月13日

アメリカはなぜトランプを選んだか [著]開高一希

アメリカはなぜトランプを選んだか [著]開高一希

 その立ち振る舞いが世界の注目を集めたドナルド・トランプ氏。出馬宣言以降の言動から、彼が国民の支持を集める背景を探った書だ。  不動産事業やカジノ経営を手掛ける実業家として政界に進出、自己資金で選挙活動を行う。独自の経歴………[もっと読む]

[文]松岡瑛理 [掲載]2016年12月06日

飾らず、偽らず、欺かず―管野須賀子と伊藤野枝 [著]田中伸尚

飾らず、偽らず、欺かず―管野須賀子と伊藤野枝 [著]田中伸尚

 大逆事件で刑死した管野須賀子と関東大震災後の混乱の中で虐殺された伊藤野枝。明治時代に生まれ、逆風を受けながらも女性解放のために動いた二人の生の軌跡を丹念に追った一冊だ。  年齢差は14歳ながら生前は交わらなかった二人。………[もっと読む]

[文]栗下直也 [掲載]2016年12月06日

みすず書房旧社屋 [著]潮田登久子

みすず書房旧社屋 [著]潮田登久子

 20年前に解体された本郷3丁目のみすず書房旧社屋を、取り壊し直前に写真家が撮影していた。親しみに満ちたモノクロ写真に社員やゆかりの人々の文章が添う。  ビルの谷間の角地に佇む、木造2階建ての、住居のような質素な建物。「………[もっと読む]

[文]西條博子 [掲載]2016年12月06日

日本の一文 30選 [著]中村明

日本の一文 30選 [著]中村明

 文体論を長年研究し、『日本の作家 名表現辞典』など様々な辞典を編纂した著者による名表現の案内書だ。 「円い甘さ」のようにはっとするような結びつきで読者の眼をしばたたかせる川端康成、暗い部屋の中で蝋燭の焔が揺れる様子を「………[もっと読む]

[文]すんみ [掲載]2016年11月29日

堤清二 罪と業―最後の「告白」 [著]児玉博

堤清二 罪と業―最後の「告白」 [著]児玉博

 セゾングループの総帥であり、作家辻井喬の顔も持った堤清二へのロングインタビューを、物語のような筆致でまとめた、第47回大宅壮一ノンフィクション賞(雑誌部門)受賞作。  西武グループの礎を築いた実業家で、異常な好色家であ………[もっと読む]

[文]前田伸也 [掲載]2016年11月29日

私の日本地図2―上高地付近 [著]宮本常一

私の日本地図2―上高地付近 [著]宮本常一

 日本全国を行脚した民俗学者が、生前刊行した著作集のリニューアル版。昭和40年、信州・上高地付近の地域を歩いた際の記録12編が収められる。土地の多くは、谷奥に潜むいわゆる「僻地」。古道を歩けば「実に平凡なさびしいところ」………[もっと読む]

[文]松岡瑛理 [掲載]2016年11月29日

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

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