売れてる本

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読書面に連載中。書店で売れている本、話題の本を、市川真人さん、武田砂鉄さん、佐々木俊尚さん、速水健朗さん、山口文憲さん、阿部嘉昭さん、瀧本哲史さんたちが取り上げ、評しています。

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ラク〜に生きるヒントが見つかる―般ニャ心経 [監修]加藤朝胤

ラク〜に生きるヒントが見つかる―般ニャ心経 [監修]加藤朝胤

■猫の写真、イメージの宝庫  朝刊一面に掲載された本書の広告を見た瞬間、「やられた」と思った。そうか、まだこの手があったのか。  もう何匹目のドジョウねらいか、可愛い動物の写真に名言とその解説を添えるというフォーマット………[もっと読む]

[文]斎藤環(精神科医) [掲載]2015年06月07日

植物はすごい―生き残りをかけたしくみと工夫 [著]田中修

植物はすごい―生き残りをかけたしくみと工夫 [著]田中修

■生命力と構造の妙に唸る  なぜ花は美しいのか。なぜ葉っぱや実には辛みや渋み、毒を持つものがあるのか。なぜバナナの皮のように、傷をつけるとその部分が黒褐色になるものがあるのか——身近な植物に関する疑問や謎を、分かりやす………[もっと読む]

[文]瀧井朝世(ライター) [掲載]2015年05月31日

ちょっと今から仕事やめてくる [著]北川恵海

ちょっと今から仕事やめてくる [著]北川恵海

■時代を象徴する簡潔な答え  主人公は社会人一年生の男。営業の仕事に疲れ、茫然自失(ぼうぜんじしつ)となり駅のホームから転落しそうなところを同級生と名乗るヤマモトという男に助けられる。やがて2人は会社帰りに飲みに行くよ………[もっと読む]

[文]速水健朗(コラムニスト) [掲載]2015年05月24日

家族という病 [著]下重暁子

家族という病 [著]下重暁子

■浮かび上がる共同体の変質  家族というものが美化されがちな現代社会にあって、本当に家族って素晴らしいの?ということを元NHKアナウンサーの著者が問う本。内容はかなり過激だ。家族のことしか話題のない人はつまらないという………[もっと読む]

[文]佐々木俊尚(ジャーナリスト) [掲載]2015年05月17日

NARUTO—ナルト— シカマル秘伝—闇の黙に浮ぶ雲 [原作]岸本斉史[小説]矢野隆

NARUTO—ナルト— シカマル秘伝—闇の黙に浮ぶ雲 [原作]岸本斉史[小説]矢野隆

■モテ要素詰まった忍者仲間  世界で最も成功したマンガの最有力候補「NARUTO—ナルト—」。昨年完結したが、発行部数は全世界で2億を超える。  「秘伝」シリーズは完結後の「ナルト」の世界を描いた小説だ。著者には作者岸………[もっと読む]

[文]鈴木繁(本社編集委員) [掲載]2015年05月10日

なぜ、この人と話をすると楽になるのか [著]吉田尚記

なぜ、この人と話をすると楽になるのか [著]吉田尚記

■ゲームと割り切り「楽」に  著者はニッポン放送の人気アナウンサー。しゃべるのが商売なのに「(会話が苦手な)コミュ障」を自認する。おそらく、呼吸のように会話する人にアナウンサーは不向きなのだろう。苦手意識があればこそ、………[もっと読む]

[文]斎藤環(精神科医) [掲載]2015年05月03日

鹿の王 上下 [著]上橋菜穂子

鹿の王 上下 [著]上橋菜穂子

■謎の病原を追う骨太な物語  今年の本屋大賞を受賞したファンタジー大作。3月に日本医療小説大賞も受賞、現在上下巻あわせて100万部に達した。  故郷を守るための戦いに敗れ、すべてを失い囚(とら)われて岩塩鉱で労働に従事………[もっと読む]

[文]瀧井朝世(ライター) [掲載]2015年04月26日

哲学用語図鑑 [著]田中正人、[編集・監修]斎藤哲也

哲学用語図鑑 [著]田中正人、[編集・監修]斎藤哲也

■思想体系を芋づる式に解説  哲学、思想の本がヒット中。近年の『超訳 ニーチェの言葉』のヒットやサンデルブームなども記憶に新しく、いまさら珍しくない現象ではある。  本書は「生得観念」「啓蒙(けいもう)主義」「功利主義………[もっと読む]

[文]速水健朗(フリーライター) [掲載]2015年04月19日

ブラック企業2 「虐待型管理」の真相 [著]今野晴貴

ブラック企業2 「虐待型管理」の真相 [著]今野晴貴

■社会デザインの変更が必要  ベストセラーとなった前著『ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪』は、社員を劣悪な条件で働かせ使い捨てにする企業の実態を明らかにし、日本社会を震撼(しんかん)させた。本書ではさらにそうした企業………[もっと読む]

[文]佐々木俊尚(ジャーナリスト) [掲載]2015年04月12日

後妻業 [著]黒川博行

後妻業 [著]黒川博行

■成熟した資本主義と符合  かつてハヤった「親業」あたりとはまるで違う。「後妻業」は夫の財産をしゃにむに奪う。もうけに毒された職種だ。  本書には、参照文献として婚活練炭殺人事件の裁判記録が挙げられているが、刊行後、も………[もっと読む]

[文]鈴木繁(本社編集委員) [掲載]2015年04月05日

今日も嫌がらせ弁当—反抗期ムスメに向けたキャラ弁ママの逆襲 [著]ttkk(Kaori)

今日も嫌がらせ弁当—反抗期ムスメに向けたキャラ弁ママの逆襲 [著]ttkk(Kaori)

■母娘問題を克服するヒント  弁当に泣かされたのは初めてだ。  八丈島に住む40代シングルマザーと、反抗期に差し掛かった高校生の次女。素直じゃない娘の言動に抵抗すべく、母は奇想天外な報復を思いつく。“キャラ弁作り”だ。………[もっと読む]

[文]斎藤環(精神科医) [掲載]2015年03月29日

二人が睦まじくいるためには [著]吉野弘

二人が睦まじくいるためには [著]吉野弘

■生きる哀歓をつづった詩集  〈二人が睦(むつ)まじくいるためには/愚かでいるほうがいい/立派すぎないほうがいい/立派すぎることは/長持ちしないことだと気付いているほうがいい〉  これは「祝婚歌」の冒頭。結婚式によく読………[もっと読む]

[文]瀧井朝世(ライター) [掲載]2015年03月22日

地方消滅の罠 「増田レポート」と人口減少社会の正体』 [著]山下祐介

地方消滅の罠 「増田レポート」と人口減少社会の正体』 [著]山下祐介

■「一極集中」か「地方創生」か  「地方消滅」が話題を呼ぶきっかけとなった「増田レポート」への反論である。  「増田レポート」が載る『地方消滅』(増田寛也編著)は、本欄でも取り上げた。「二〇一〇年から四〇年までの間に『………[もっと読む]

[文]速水健朗(フリーライター) [掲載]2015年03月15日

ゴーマニズム宣言SPECIAL—新戦争論1 [著]小林よしのり

ゴーマニズム宣言SPECIAL—新戦争論1 [著]小林よしのり

■左派も右派も批判する保守  左派からは「歴史修正主義者」と批判され、右派からは「エセ右翼」と非難される著者が、1990年代末の大ベストセラーの続編として再びイデオロギーを論じている。  グローバリゼーションを推進し、………[もっと読む]

[文]佐々木俊尚(ジャーナリスト) [掲載]2015年03月08日

人生を変える 修造思考! [著]松岡修造

人生を変える 修造思考! [著]松岡修造

■自分と勝負、破格のアツさ  修造。分かりやすいキャラクターだ。とにかくアツい。前向きで底抜けに明るく、トゲトゲしさも気取りもない。「松岡さん」より「シューゾー」と呼び捨てが似合う。本書でも「修造、何言ってんだ!」と読………[もっと読む]

[文]鈴木繁(本社編集委員) [掲載]2015年03月01日

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