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読書面に連載中。ササキバラ・ゴウさん、南信長さん、山脇麻生さんがリレー連載。

バックナンバー:2011年2010年2009年2008年2007年2006年

薄幸日和 [作]グレゴリ青山

薄幸日和 [作]グレゴリ青山

■幸福と不幸の狭間で揺れる  俗に「薄幸の美少女」なんて言うが、本作の語り手・木暮夕子もその部類だ。東京から京都の高校に転校してきた彼女は、美少女ゆえに男子にちょっかいを出され、女子からは反感を買う。転校する先々で同じ………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2014年09月14日

健康で文化的な最低限度の生活(1) [作]柏木ハルコ

健康で文化的な最低限度の生活(1) [作]柏木ハルコ

■ケースワーカーがみる社会  主人公はコミュニケーション力不足を気に病む義経えみる。区役所に就職し、生活保護を担当するケースワーカー業務に就いたばかりの新人公務員だ。初めての受給者宅訪問で、先輩の半田はえみるに語る。彼………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2014年09月07日

ムシヌユン(1) [作]都留泰作

ムシヌユン(1) [作]都留泰作

■SFか、エロか、ギャグか!?  夏、沖縄の離島、世紀の天体ショー、初恋の人との再会とくれば、青春恋愛ドラマの要素十分だ。唯一、主人公の男が極めて残念なことを除いては……。  昆虫博士になるのが夢の彼は著名な教授の研究………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2014年08月24日

春風のスネグラチカ [作]沙村広明

春風のスネグラチカ [作]沙村広明

■ロシア舞台に描く歴史ドラマ  20世紀前半のロシアを舞台に繰り広げられる大河ドラマ。これだけぐいぐいと読ませるまんがには、めったに出会えない。そう言いたくなる重量級の作品だ。  物語は、ロシア革命後の激動する時代状況………[もっと読む]

[文]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) [掲載]2014年08月17日

ハルロック(1) [作]西餅

ハルロック(1) [作]西餅

■電子工作女子の情熱の日々  話題のカープ女子に倣えば、「電子工作女子」。幼い頃から電気製品を分解するのが好きだった主人公・向阪晴(さきさかはる)は、大学生になってもオシャレや合コンには目もくれず、秋葉原のパーツ屋やジ………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2014年08月10日

すしいち! [作]小川悦司

すしいち! [作]小川悦司

■読むと握ってみたくなる  細分化しつづけるグルメ漫画にまた新しい手触りの作品が加わった。作者はアニメ化もされた『中華一番!』の小川悦司。  江戸本所、寿司(すし)の屋台が軒を連ねる寿司屋横丁。常ににぎわいをみせるのは………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2014年08月03日

白い街の夜たち [作]市川ラク

白い街の夜たち [作]市川ラク

■トルコの異文化に魅せられ  日本ほど世界各国料理の店がそろっている国も珍しいのではないか。ただ料理を出すだけでなく、店そのものが異文化への入り口となっている。本作の舞台のトルコ料理店もそうだ。  何事にも自信がなく中………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2014年07月20日

珈琲と白昼夢 [作]右田いこい

珈琲と白昼夢 [作]右田いこい

■「共に生きること」の手応え  著者の初単行本となる作品集。収録されている三つの短編は、どれも比較的地味なドラマだ。物語の舞台は、バイト先の喫茶店や、田舎で暮らす祖母の家の庭、文化祭を準備中の学校など、ありふれた日常的………[もっと読む]

[文]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) [掲載]2014年07月13日

まちあわせ [作]田中雄一

まちあわせ [作]田中雄一

■残酷で美しい奇想のドラマ  タイトルも作者名も地味というか平凡。しかし、ひとたびページを開くと、そこには見たことのない世界が広がっている。  いや、人によっては見たくもない世界かも。何しろいきなり出てくるのが〈十二脚………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2014年07月06日

あとかたの街(1) [作]おざわゆき

あとかたの街(1) [作]おざわゆき

■名古屋大空襲を少女の視点で  実父のシベリア抑留体験を元に描いた『凍りの掌』で、第16回文化庁メディア芸術祭新人賞を受賞した著者。「私の子供の頃の戦争の話もいつかマンガにしてくれたらいーねー」という実母の言葉をきっか………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2014年06月22日

レストー夫人 [作]三島芳治

レストー夫人 [作]三島芳治

■怖く美しく温かい不条理劇  その学校では、毎年2年生が「レストー夫人」という劇をやる。七つのクラスが7種類の「レストー夫人」を上演するのだ——という導入部を読んで、吉田秋生『櫻(さくら)の園』のようなものを想像したら………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2014年06月15日

羊の木 全5巻 [原作]山上たつひこ [作画]いがらしみきお

羊の木 全5巻 [原作]山上たつひこ [作画]いがらしみきお

■圧倒させられる心理ドラマ  隣人がわからない。時々見かけるが、どんな人なのか。普段何をしていて、何を考えているのか。近所づきあいが減り、生活の多様化が進む時代に、隣人はますます正体不明で不気味な存在になっていく。そん………[もっと読む]

[文]ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) [掲載]2014年06月08日

いちえふ(1) [作]竜田一人

いちえふ(1) [作]竜田一人

■原発作業員たちの日常とは  すでにひとしきり話題となった作品なので、ご存じの方も多いかも。福島第一原発で作業員として働いた著者が、その経験を基に描いたルポマンガだ。  といっても、「原発の闇を暴く!」みたいな告発調の………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2014年06月01日

火線上のハテルマ(1)(2) [作]せきやてつじ

火線上のハテルマ(1)(2) [作]せきやてつじ

■世界駆けるボディーガード  ストロングタイプの作品だ。著者は熱血料理マンガ『バンビ〜ノ!』のせきやてつじ。  8人の死亡者を出した吉祥寺通り魔事件。現場に居ながら犯人を止めることができず、警察官を辞職した失意の梶恭司………[もっと読む]

[文]山脇麻生(ライター) [掲載]2014年05月18日

近づいたり離れたり [作]水元ローラ

近づいたり離れたり [作]水元ローラ

■名前をめぐってあれこれと  私事で恐縮だが、「信長」は本名である。初対面の人には高確率で由来を聞かれるし、下の名前で呼ばれることも多い。おかげで子供の頃から名前について意識せざるをえなかった。しかし、程度の差こそあれ………[もっと読む]

[文]南信長(マンガ解説者) [掲載]2014年05月11日

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