話題の新刊(週刊朝日)

話題の新刊(週刊朝日)

話題の新刊(週刊朝日)

週刊朝日の新刊案内コーナー。幅広いジャンルから、話題の本をピックアップして紹介しています。

バックナンバー:2011年

ぼくらは地方で幸せを見つける―ソトコト流ローカル再生論[著]指出一正

ぼくらは地方で幸せを見つける―ソトコト流ローカル再生論[著]指出一正

 雑誌「ソトコト」の現編集長による地域論だ。「ロハス」という言葉を世に広めたことで知られる同誌だが、著者は3・11以降地方に足を運ぶ若者の存在に一貫して着目、雑誌の方針を転換させた。  本書には、人口減少や過疎化に悩む地………[もっと読む]

[文]松岡瑛理 [掲載]2017年02月07日

ヤクザと憲法~「暴排条例」は何を守るのか[著]東海テレビ取材班

ヤクザと憲法~「暴排条例」は何を守るのか[著]東海テレビ取材班

 取材を始める際、「ヤクザの存在を肯定しませんよ」と念を押すテレビ局員に、「私もないほうがいいと思います」と親分が答える。  本書は、大阪の組事務所を半年間撮影した同名映画の舞台裏ノンフィクション。子供が幼稚園を追い出さ………[もっと読む]

[文]朝山実 [掲載]2017年02月07日

吉行淳之介―抽象の閃き [著]加藤宗哉

吉行淳之介―抽象の閃き [著]加藤宗哉

 女嫌いの女好き、冷たいニヒリスト、繊細で懐疑的、研ぎ澄まされた文章、娼婦と性の文学……。作家吉行淳之介に対する読者のイメージは様々だ。本書は、吉行の「人と作品」を丹念にひもといたもので、読者の一方的な先入観や勘違いの印………[もっと読む]

[文]村上玄一 [掲載]2017年02月07日

消えゆく沖縄ー移住生活20年の光と影[著]仲村清司

消えゆく沖縄ー移住生活20年の光と影[著]仲村清司

 著者は沖縄出身の両親を持ち、大阪で生まれ育った。2000年代初頭の沖縄ブームの火付け役と呼ばれたが、移住20年を迎えた今、「沖縄を離れたい」と言って憚らない。  観光立県を掲げながら本土以上に再開発を進め、山を切り崩し………[もっと読む]

[文]栗下直也 [掲載]2017年01月31日

地方創生大全 [著]木下斉

地方創生大全 [著]木下斉

 ゆるキャラやプレミアム商品券など、注目を集める施策の現実はどうか。本当に有効な地方創生とは。法人を設立し、東京・早稲田の商店街や熊本市でまちづくりを進めてきた著者が、処方箋を書いた。  地域の中で継続できる計画の重要性………[もっと読む]

[文]内山菜生子 [掲載]2017年01月31日

幼年の色、人生の色 [著]長田弘

幼年の色、人生の色 [著]長田弘

 2年前に75歳で永眠した詩人が、みずから晩年に編んだ自選エッセイ集。  冒頭に表題作が置かれる。過ぎゆく時間は感情を消し去るが、自分を包んでいた時間の色合いは、時とともに自身の人生の色として鮮やかによみがえるものだ。 ………[もっと読む]

[文]西條博子 [掲載]2017年01月31日

読書と日本人 [著]津野海太郎

読書と日本人 [著]津野海太郎

 電車に乗れば、誰もが無言でスマホ──本離れを肌身で感じる今の時代にあって、「読書」という行為が生まれた背景を丁寧に解説した一冊。  古代、読み書きは男性の専有物だった。本が女性に解放され、「黙読」の習慣が国内に誕生した………[もっと読む]

[文]松岡瑛理 [掲載]2017年01月24日

おばちゃんたちのいるところ―Where The Wild Ladies Are [著]松田青子

おばちゃんたちのいるところ―Where The Wild Ladies Are [著]松田青子

 霊的な存在がいきいきと描かれた短編小説集。現代の日常にふと幽霊があらわれたら?というちょっと不思議な世界が17の連作短編をとおして展開される。 「牡丹柄の灯籠」はリストラに遭い、家に籠もっていた男のもとに非常識なセール………[もっと読む]

[文]石原さくら [掲載]2017年01月24日

紀州のドン・ファン―美女4000人に30億円を貢いだ男 [著]野崎幸助

紀州のドン・ファン―美女4000人に30億円を貢いだ男 [著]野崎幸助

 「たくさんの美しい女性と交際したい」という願いだけを胸に、大金を稼いできた実業家の男性の手記だ。  75歳の著者は和歌山県田辺市に生まれ、裸一貫から、避妊具を売って回る行商をきっかけに財をなした。2016年2月、50歳………[もっと読む]

[文]上田耕司 [掲載]2017年01月24日

氷の轍 [著]桜木紫乃

氷の轍 [著]桜木紫乃

 北海道釧路市の海岸で男性の死体が発見された。被害者は青森市出身の元タクシー乗務員。80歳で生涯独身、身寄りなし。主人公である道警釧路方面本部刑事第一課の大門真由は、定年間近の先輩刑事・片桐と捜査を開始する。  著者のミ………[もっと読む]

[文]相原透 [掲載]2017年01月17日

ザ、コラム―2006-2014 [著]小田嶋隆

ザ、コラム―2006-2014 [著]小田嶋隆

 自称ひきこもり系コラムニスト小田嶋隆氏の自選コラム集。2006年から14年までの時事問題をするどく読み解いている。  話題はスポーツから皇室までと幅広い。「嫁いびりとしてのドルジ包囲網」では世間から嫌われがちな朝青龍の………[もっと読む]

[文]石原さくら [掲載]2017年01月17日

緋の舟―往復書簡 [著]志村ふくみ・若松英輔

緋の舟―往復書簡 [著]志村ふくみ・若松英輔

 染織家と批評家がおよそ1年半の間に交わした24通の書簡集。巻末に二人の対談と、手紙に紡がれたそれぞれの思索の手がかりとなる引用文集を収める。  志村はパリのロダン美術館で、「私は霊感などありません。美しいものだけが美し………[もっと読む]

[文]西條博子 [掲載]2017年01月17日

少年が来る [著]ハン・ガン [訳]井手俊作

少年が来る [著]ハン・ガン [訳]井手俊作

 1980年5月18日、韓国の南部光州では、民主化を叫ぶ学生や市民が軍によって無惨に殺される事件が起きた。小説家ハン・ガンは、この事件が人々の心に残した傷痕を繊細な筆致で描き出した。  軍に親友を殺された少年、なぜ殺され………[もっと読む]

[文]すんみ [掲載]2017年01月10日

いつかの夏―名古屋闇サイト殺人事件 [著]大崎善生

いつかの夏―名古屋闇サイト殺人事件 [著]大崎善生

 2007年夏にインターネット上で見知らぬ男3人が知り合い、31歳の女性を無計画に拉致し、命を奪った「名古屋闇サイト殺人事件」。  事件について加害者の視点から書かれたものはあったが、本書は被害者の視点から問い直す。鉄の………[もっと読む]

[文]栗下直也 [掲載]2017年01月10日

村上春樹はノーベル賞をとれるのか? [著]川村湊

村上春樹はノーベル賞をとれるのか? [著]川村湊

 毎年10月になると日本のマスコミはノーベル賞の話題で賑やかになる。とくに文学賞はここ数年、有力候補とされている村上春樹の受賞が注目の的となっている。  村上春樹は受賞できるのか、何故できないのか、読者の関心はそこにある………[もっと読む]

[文]村上玄一 [掲載]2017年01月10日

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

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