思い出す本 忘れない本

思い出す本 忘れない本

思い出す本 忘れない本

読書面に連載。各界で活躍する人たちが、本との出会いを語ります。

田村セツコさん(イラストレーター)と読む『愛の妖精』

田村セツコさん(イラストレーター)と読む『愛の妖精』

■天性のかしこさとやさしさ 『愛の妖精』 [著]ジョルジュ・サンド (宮崎嶺雄訳、岩波文庫・735円)  森の小屋。こおろぎ。ばった。魔法使い。双児(ふたご)の兄弟。白いさんざしの花。鬼火。薬草。看病。神様。毛虫。蝶々………[もっと読む]

[掲載]2013年03月03日

綾野剛さん(俳優)と読む『掏摸』

綾野剛さん(俳優)と読む『掏摸』

■決定的な正解がここにある 『掏摸』 [著]中村文則 (河出書房新社・1365円)  「昨日、私は拳銃を拾った」という文で始まる、中村文則さんのデビュー作『銃』を読んだとき、風が吹いた、と感じました。すごかった。自分の………[もっと読む]

[掲載]2013年02月17日

本上まなみさん(俳優、エッセイスト)と読む『ケイゾウさんは四月がきらいです。』

本上まなみさん(俳優、エッセイスト)と読む『ケイゾウさんは四月がきらいです。』

■娘と何度も読んだ連作童話 『ケイゾウさんは四月がきらいです。』 [作]市川宣子 [絵]さとうあや(福音館書店・1365円)  〈ケイゾウさんは四月がきらいです。「ほしぐみ」に入ったばかりの子どもたちが、あちこちでピー………[もっと読む]

[掲載]2013年02月10日

会田誠さん(現代美術家)と読む『劇画における若者論』 

会田誠さん(現代美術家)と読む『劇画における若者論』 

■芸術の核心を教えられた 『劇画における若者論』 [著]三島由紀夫 (『決定版 三島由紀夫全集36』に収録・新潮社・6090円)  高校1年の時、たまたま手に取ったエッセー集に、この一編が入っていました。三島由紀夫のこ………[もっと読む]

[掲載]2013年02月03日

渡辺香津美さん(ギタリスト)と読む『シッダールタ』

渡辺香津美さん(ギタリスト)と読む『シッダールタ』

■川に学び、答えをもらう 『シッダールタ』 [著]ヘルマン・ヘッセ (高橋健二訳、新潮文庫・420円)  シッダールタとは、釈尊(ゴータマ)の出家前の名前ですが、この物語の主人公は、同じ時代に、解脱を求めて遍歴する別の………[もっと読む]

[掲載]2013年01月20日

舘野泉さん(ピアニスト)と読む『若く逝きしもの』

舘野泉さん(ピアニスト)と読む『若く逝きしもの』

■慎ましく誇り高い北欧の心 『若く逝きしもの』 [著]シランパア (筑摩書房・絶版)  私が生まれたのは1936(昭和11)年11月10日。創立間もない武蔵野音楽学校で共に学んだ両親の最初の子であった。チェリストであっ………[もっと読む]

[掲載]2013年01月13日

山本耀司さん(ファッションデザイナー)と読む『風と光と二十の私と』

山本耀司さん(ファッションデザイナー)と読む『風と光と二十の私と』

■青年ならではの老成した日 『風と光と二十の私と』 著・坂口安吾 (岩波文庫・903円)    安吾との出会いは中学生のとき。最初は『風博士』だったかな。日本語が美しく朗読してもサマになる。でも、何を言おうとしてるのか………[もっと読む]

[掲載]2013年01月06日

ピース・又吉直樹さん(お笑い芸人)と読む『何もかも憂鬱な夜に』

ピース・又吉直樹さん(お笑い芸人)と読む『何もかも憂鬱な夜に』

■この考え方を信じよう 『何もかも憂鬱な夜に』 著・中村文則 (集英社文庫・420円)  芥川賞の受賞作が載るたびに「文芸春秋」を買ってました。好きな作家、古井由吉さんの選評を読みたかったからです。芥川賞の候補になった………[もっと読む]

[掲載]2012年12月20日

小室等さん(ミュージシャン)と読む『音、沈黙と測りあえるほどに』

小室等さん(ミュージシャン)と読む『音、沈黙と測りあえるほどに』

■人生を肯定するものが音楽 『音、沈黙と測りあえるほどに』 著・武満徹 (『武満徹著作集1』に収録・新潮社・5250円)    武満さんとの出会いは大学に入ってから読んだ私家版の「吃音(きつおん)宣言」です。ベートーベ………[もっと読む]

[掲載]2012年12月09日

藤城清治さん(影絵作家)と読む『プラテーロとわたし』

藤城清治さん(影絵作家)と読む『プラテーロとわたし』

■心が洗われるロバへの語り 著・J・R・ヒメーネス (長南実訳、岩波文庫・840円)  ぼくは慶応大の学生時代に児童文学研究会に入っていて、アンデルセンとかグリムとか童話をとにかく片っ端から読んでいました。  好きな作………[もっと読む]

[文]加来由子 [掲載]2012年12月02日

石井正則さん(タレント・俳優)と読む『ホテル・ニューハンプシャー〈上・下〉』

石井正則さん(タレント・俳優)と読む『ホテル・ニューハンプシャー〈上・下〉』

■「生きてていいんだ」と感じた 『ホテル・ニューハンプシャー〈上・下〉』 著・ジョン・アーヴィング (中野圭二訳、新潮文庫・上740円、下700円)  10代は普通の文学少年のように太宰や三島を読んでいました。『ホテル………[もっと読む]

[掲載]2012年11月18日

大杉漣さん(俳優)と読む『バーボン・ストリート・ブルース』

大杉漣さん(俳優)と読む『バーボン・ストリート・ブルース』

■思い切って手紙を書いたら 『バーボン・ストリート・ブルース』 著・高田渡(わたる) (ちくま文庫・756円)  中央線の吉祥寺に住んでいたころ、昼間からやってる「いせや」という焼き鳥屋周辺で、渡さんの姿をファンの一人………[もっと読む]

[掲載]2012年11月11日

笑い飯・哲夫さん(芸人)と読む『余命1ケ月の花嫁』

笑い飯・哲夫さん(芸人)と読む『余命1ケ月の花嫁』

■人に与えること教えられた 『余命1ケ月の花嫁』 編・TBSテレビ報道局(マガジンハウス文庫・550円)  ロケバスの中で読み始めたんです。乳がんと闘って、24歳で亡くなった女性のノンフィクションです。そしたら彼女の強………[もっと読む]

[掲載]2012年11月04日

ミムラさん(俳優)と読む『キツネ山の夏休み』

ミムラさん(俳優)と読む『キツネ山の夏休み』

■大人への疑い、かき消した 『キツネ山の夏休み』 著・富安陽子 (あかね書房・1365円)  小学校5年生のとき、課題図書シールの貼られた『キツネ山の夏休み』を“ある思い”から手に取った。ぴかぴかのシールが貼られた本、………[もっと読む]

[掲載]2012年10月21日

ヤマザキマリさん(マンガ家)と読む『方舟さくら丸』

ヤマザキマリさん(マンガ家)と読む『方舟さくら丸』

■無機質の向こうから生の声 『方舟さくら丸』 著・安部公房(新潮文庫・620円)  日本ではまだ殆(ほとん)どの作家達(たち)が手書きで原稿を手がけるのが当たり前の時代に、安部公房は当時市場に出たばかりのワードプロセッ………[もっと読む]

[掲載]2012年10月14日

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

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