2014年09月07日の書評一覧

テクニウム テクノロジーはどこへ向かうのか? [著]ケヴィン・ケリー

テクニウム テクノロジーはどこへ向かうのか? [著]ケヴィン・ケリー

■慣性で組織化するテクノロジーの系  最近テクノロジーについていけないと感じることが増えてきた。過剰とも思われる便利さや本当に必要なのかと首を傾(かし)げたくなる複雑な機能。それゆえ煩雑になる日々。………[もっと読む]

[評者]角幡唯介(ノンフィクション作家・探検家)
[掲載]2014年09月07日
[ジャンル]科学・生物 IT・コンピューター

かつては岸 [著]ポール・ユーン

かつては岸 [著]ポール・ユーン

■もやの向こうに歴史の爪痕  作者ポール・ユーンは韓国系アメリカ人で、訳者あとがきによればO・ヘンリー賞も獲得している若手作家。  透明感のある文章で貫かれた短編集の背景はすべてソラ島という架空の場………[もっと読む]

[評者]いとうせいこう(作家・クリエーター)
[掲載]2014年09月07日
[ジャンル]文芸

空き家問題 [著]牧野知弘/「空き家」が蝕む日本 [著]長嶋修

空き家問題 [著]牧野知弘/「空き家」が蝕む日本 [著]長嶋修

■人間が空間を私有するこわさ  2040年の日本では、10軒のうち4軒が空き家になるそうである。  ショックである。少子高齢化とか出生率の低下というと、何かヒトゴトで抽象的な社会現象に思えて、リアリ………[もっと読む]

[評者]隈研吾(建築家・東京大学教授)
[掲載]2014年09月07日
[ジャンル]社会

奇想の発見——ある美術史家の回想 [著]辻惟雄

奇想の発見——ある美術史家の回想 [著]辻惟雄

■「奇の人」と画家、異端の出会い  「ノブちゃんのオデコは大きいオデコ、雨が降っても傘がいらない」。近所の魚屋のお兄さんが著者の子供時代をこうからかった。そういえば「マルコメ君」に似たノブちゃん、ど………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2014年09月07日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 ノンフィクション・評伝

宇宙エレベーターの本 [編]宇宙エレベーター協会

宇宙エレベーターの本 [編]宇宙エレベーター協会

 バベルの塔や世界樹の伝説に見るように人間にはまっすぐ天をめざしたいという願望がある。現代ならば宇宙エレベーターだろう。2008年には宇宙エレベーター協会もできた。その計画の全容をまとめた1冊。  大………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2014年09月07日
[ジャンル]科学・生物

臨床憲法 [著]笹沼弘志

臨床憲法 [著]笹沼弘志

 「権利の上に眠る者は保護されない」という言葉がある。生活保護を受けようと思ったら、役所の窓口に行かなければならない。でも、「ホームレスの自分が保護を受けられるわけがない」とあきらめてしまう人も多い。………[もっと読む]

[評者]
[掲載]2014年09月07日
[ジャンル]社会

老人と子供の考古学 [著]山田康弘

老人と子供の考古学 [著]山田康弘

■埋葬跡が語る太古の死生観  考古学は机上の空論を嫌う。地味な遺跡の発掘に膨大な時間を費やし、確実な根拠を積み上げようやく一つの学説に辿(たど)り着く。本書は考古学界の現場報告と学説の文脈解説にかな………[もっと読む]

[評者]島田雅彦(作家・法政大学教授)
[掲載]2014年09月07日
[ジャンル]歴史 社会

ファーム・コミットメント——信頼できる株式会社をつくる [著]コリン・メイヤー

ファーム・コミットメント——信頼できる株式会社をつくる [著]コリン・メイヤー

■儲けるために存在するのでなく  「株式会社は誰のために、そして何のために存在するのか」という古典的な問いに対する現在の通説的な回答は、「株式会社は株主のために存在し、その価値最大化を目的とする」と………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2014年09月07日
[ジャンル]経済

江戸しぐさの正体——教育をむしばむ偽りの伝統 [著]原田実

江戸しぐさの正体——教育をむしばむ偽りの伝統 [著]原田実

■眉つば「ニセ歴史」にツッコミ  「江戸しぐさ」なるものがはやっている。要約すると、〈すれ違う際に傘を傾けてすれ違う「傘かしげ」など、江戸時代には優れたマナーがあった。商人たちは小さなしぐさの中にも………[もっと読む]

[評者]荻上チキ(「シノドス」編集長・評論家)
[掲載]2014年09月07日
[ジャンル]人文

貴様いつまで女子でいるつもりだ問題 [著]ジェーン・スー

貴様いつまで女子でいるつもりだ問題 [著]ジェーン・スー

■汝の内なる少女性と和解せよ  「女子」の単語がメディアを賑(にぎ)わすようになって久しい。この現象、男性からは冷ややかな視線を送られ、当の女性の間では賛否両論。若さや可愛らしさに固執する女は見苦し………[もっと読む]

[評者]水無田気流(詩人・社会学者)
[掲載]2014年09月07日
[ジャンル]人文

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