2018年05月05日の書評一覧

風俗画―日常へのまなざし [責任編集]高橋明也

風俗画―日常へのまなざし [責任編集]高橋明也

■感覚全開で絵の一部になって!  ここに一冊の画集がある。いきなり解説文を読むのは後廻(あとまわ)しにして、目垢(あか)のつくまで絵を凝視して妄想し、脳から言葉と観念を排して感覚を全開、肉体ごと絵の………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2018年05月05日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

柳宗悦 「無対辞」の思想 [著]松竹洸哉

柳宗悦 「無対辞」の思想 [著]松竹洸哉

 ■民藝を言葉にすることと格闘  折に触れ、東京都目黒区駒場の日本民藝(みんげい)館や岡山県の倉敷民藝館に足を運ぶ。わずかながら、民藝店でもとめた気に入りの酒器や茶器に、生活にぬくみをもらってもいる………[もっと読む]

[評者]佐伯一麦 (作家)
[掲載]2018年05月05日
[ジャンル]人文

中国古代史研究の最前線 [著]佐藤信弥

中国古代史研究の最前線 [著]佐藤信弥

■甲骨文や兵馬俑の新事実に驚き  序章でノックアウトされた。僕は、甲骨文発見の経緯は、清朝末期の役人、王懿栄(おういえい)が北京でマラリア治療のため龍骨(りゅうこつ)と呼ばれる漢方薬を買い求めたとこ………[もっと読む]

[評者]出口治明(立命館アジア太平洋大学学長)
[掲載]2018年05月05日
[ジャンル]歴史

問題だらけの女性たち [著]ジャッキー・フレミング 「女子」という呪い [著]雨宮処凛

問題だらけの女性たち [著]ジャッキー・フレミング 「女子」という呪い [著]雨宮処凛

■笑って過去に引導、現代にエール  土俵に女性を上がらせないのは伝統文化だと開き直る相撲協会。前次官のセクハラ行為をなかなか認めなかった財務省。  ムカついていた矢先に、この本を開いたら……。  〈………[もっと読む]

[評者]斎藤美奈子(文芸評論家)
[掲載]2018年05月05日
[ジャンル]人文

トマト缶の黒い真実 [著]ジャン=バティスト・マレ

トマト缶の黒い真実 [著]ジャン=バティスト・マレ

■衝撃的なグローバル経済の実態  タイトルを見て「買ってはいけない」系の話かと思ったらまったく違った。本書が描くのはトマト缶業界で台頭してきた中国企業である。「イタリア産」の缶詰も、加工地がイタリア………[もっと読む]

[評者]寺尾紗穂(音楽家・エッセイスト)
[掲載]2018年05月05日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

科学的人間と権力政治 [著]ハンス・J・モーゲンソー

科学的人間と権力政治 [著]ハンス・J・モーゲンソー

人間の本質見抜く真の現実主義  第1次大戦後、パリ講和会議に向かうウィルソン米大統領は、側近にこう伝えた。「何が正しいか言ってほしい。私はその実現のために戦おう」。正義を貫徹すれば平和は訪れる。目指………[もっと読む]

[評者]西崎文子(東京大学教授(アメリカ政治外交史))
[掲載]2018年05月05日
[ジャンル]政治

「投壜通信」の詩人たち―〈詩の危機〉からホロコーストへ [著]細見和之

「投壜通信」の詩人たち―〈詩の危機〉からホロコーストへ [著]細見和之

 「叫び声をひとつあげて 無用の者です、荒れすさんだ者ですと 君たちはあいさつしているのか」  餓(う)えと襲来した寒波のなかワルシャワ・ゲットーの路上に倒れていく同胞たちの姿を描いた詩の一節である。………[もっと読む]

[評者]齋藤純一(早大教授)
[掲載]2018年05月05日
[ジャンル]文芸

絶滅危惧の地味な虫たち―失われる自然を求めて [著]小松貴

絶滅危惧の地味な虫たち―失われる自然を求めて [著]小松貴

 すごみのある本だ。  環境省のレッドリストに載る虫たちを紹介しているのだが、「より小さく、より目立たなく、より知られていないものを前面に」。  それが本書の「理念」だという。環境保護を訴えるときに、………[もっと読む]

[評者]石川尚文(本社論説委員)
[掲載]2018年05月05日
[ジャンル]科学・生物

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