2018年05月12日の書評一覧

ヌヌ 完璧なベビーシッター [著]レイラ・スリマニ

ヌヌ 完璧なベビーシッター [著]レイラ・スリマニ

■善とも悪ともつかない人の心  切り裂きジャックはいつの時代にもいたかもしれないが、快楽殺人のように常軌を逸した殺人鬼がミステリーに登場するようになったのは、ハンニバルの衝撃『羊たちの沈黙』が出た1………[もっと読む]

[評者]諸田玲子 (作家)
[掲載]2018年05月12日
[ジャンル]文芸

ザビエルの夢を紡ぐ―近代宣教師たちの日本語文学 [著]郭南燕

ザビエルの夢を紡ぐ―近代宣教師たちの日本語文学 [著]郭南燕

■母語話者にない「最上のわざ」  四百年以上前にザビエルの蒔(ま)いた種が、明治初期に来日したヴィリオン神父の時代になって芽を出し、昭和初期にカンドウ神父にいたって花を咲かせ、その後ホイヴェルス神父………[もっと読む]

[評者]サンキュータツオ(お笑い芸人、日本語学者)
[掲載]2018年05月12日
[ジャンル]歴史 人文

植物は〈未来〉を知っている―9つの能力から芽生えるテクノロジー革命 [著]ステファノ・マンクーゾ

植物は〈未来〉を知っている―9つの能力から芽生えるテクノロジー革命 [著]ステファノ・マンクーゾ

■なぜ擬態できる、なぜ動ける?  南米のボキラという蔓(つる)植物は、近くに生えている植物に擬態する能力がある。葉の大きさや形、色まで何度でも変えられるというから驚きだ。なぜそんなことが可能なのか、………[もっと読む]

[評者]宮田珠己(エッセイスト)
[掲載]2018年05月12日
[ジャンル]科学・生物

Ibasyo〔いばしょ〕―自傷する少女たち“存在の証明” [著]岡原功祐

Ibasyo〔いばしょ〕―自傷する少女たち“存在の証明” [著]岡原功祐

■死ぬためでなく、生きるために  居場所のなさという感覚は微熱のようにかすかではあるけれどもつねに私にまとわりついていた。それが私の中で増幅されることはなかったが、居場所を失い、どこに手を伸ばしてい………[もっと読む]

[評者]野矢茂樹(立正大教授)
[掲載]2018年05月12日
[ジャンル]社会

ウィステリアと三人の女たち [著]川上未映子

ウィステリアと三人の女たち [著]川上未映子

■回帰する傷ついた少女らの記憶  自分がどういう人間かは自分がいちばんよく知っている。我々はふだん、そう思って生きている。けれども、その思いはいつか引き剥(は)がされてしまう。そして見知らぬ自分が顔………[もっと読む]

[評者]都甲幸治(早稲田大学教授(アメリカ文学))
[掲載]2018年05月12日
[ジャンル]文芸

誤解された大統領―フーヴァーと総合安全保障構想 [著]井口治夫

誤解された大統領―フーヴァーと総合安全保障構想 [著]井口治夫

■ニューディールの先鞭と評価  アメリカの第31代大統領ハーバート・C・フーヴァーの業績を再評価する書である。任期は1929年から33年までのわずか1期だが、その間世界恐慌に出合い、適切な政策を採ら………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2018年05月12日
[ジャンル]歴史 政治

辺境中国―新疆、チベット、雲南、東北部を行く [著]デイヴィッド・アイマー

辺境中国―新疆、チベット、雲南、東北部を行く [著]デイヴィッド・アイマー

 広大な中国には公式に認められた55の少数民族が主に国境地帯で暮らしている。「山高く、皇帝遠し」ということわざがあるが、北京の意向はどの程度辺境に届いているのだろうか。本書は、英国のジャーナリストが新………[もっと読む]

[評者]出口治明(立命館アジア太平洋大学学長)
[掲載]2018年05月12日
[ジャンル]歴史 社会

歌川広重の声を聴く―風景への眼差しと願い [著]阿部美香

歌川広重の声を聴く―風景への眼差しと願い [著]阿部美香

 もしも〜し、わしじゃ、ウキウキ絵師の広重じゃ。御本をありがとうね。  あはは、たまげたよ。よくこんなに調べなさった。わしが描いた場所をこつこつ地図の上に置いて、隅田川沿いと海辺が、とりわけお気に入り………[もっと読む]

[評者]山室恭子(東工大教授)
[掲載]2018年05月12日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

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