2010年01月31日の書評一覧

脱帝国のフェミニズムを求めて―朝鮮女性と植民地主義 [著]宋連玉

脱帝国のフェミニズムを求めて―朝鮮女性と植民地主義 [著]宋連玉

■矛盾を内包した植民地期の運動 欧米や日本など「第一世界」において展開されたフェミニズム論は、「第三世界」には当てはまらないと筆者はいう。「帝国」日本の植民地であった朝鮮半島において始まった女性………[もっと読む]

[評者]南塚信吾(法政大学教授)
[掲載]2010年01月31日
[ジャンル]歴史 社会 

古代への道―古代を語る14 [著]直木孝次郎

古代への道―古代を語る14 [著]直木孝次郎

■憧憬では語れぬ歴史学の課題 著者は戦後の古代史研究を担った一人。シリーズ「直木孝次郎 古代を語る」全14巻は、邪馬台国、大和王権と河内王権、飛鳥、難波宮(なにわのみや)、奈良の都、神話と祭祀(………[もっと読む]

[評者]石上英一(東京大学教授)
[掲載]2010年01月31日
[ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝 

柳宗悦を支えて―声楽と民藝の母・柳兼子の生涯 [著]小池静子

柳宗悦を支えて―声楽と民藝の母・柳兼子の生涯 [著]小池静子

■夫支え音楽に生きる鬼気迫る姿 本書は民芸運動にその生涯を捧(ささ)げた哲学者であり美学者の柳宗悦の妻、兼子の激動の一生を綴(つづ)った評伝である。著者小池静子氏は声楽家の兼子に師事。師弟ゆえに………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2010年01月31日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

在郷軍人会―良兵良民から赤紙・玉砕へ [著]藤井忠俊

在郷軍人会―良兵良民から赤紙・玉砕へ [著]藤井忠俊

■国の矛盾集約する35年の歴史 在郷軍人会は1910年に設立され、45年8月に解体した。本書が35年の歴史を正面から見据えてその正直な姿を私たちの前に示した。軍事ファシズムの後方部隊との私の理解………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2010年01月31日
[ジャンル]歴史 

フランケンシュタイン・コンプレックス/人間になるための芸術と技術 [著]小野俊太郎

フランケンシュタイン・コンプレックス/人間になるための芸術と技術 [著]小野俊太郎

■怪物生む技術と人文学の想像力 英文学から出発して、多彩な活動をくりひろげている文芸評論家、小野俊太郎の本が二点、ほぼ同時に出た。隠れファン(?)としては喜ばしいかぎりである。 一方はメアリー・………[もっと読む]

[評者]苅部直(東京大学教授)
[掲載]2010年01月31日
[ジャンル]人文 

自転車ぎこぎこ [著]伊藤礼

自転車ぎこぎこ [著]伊藤礼

■走ってつづる70代の悠揚たる日常 「おもしろいことの大家」イトウ先生御年七十六歳、ますます快調です。 古稀(こき)直前に昂(こう)じたのが自転車熱。エッセイ『こぐこぐ自転車』につづく第二弾『自………[もっと読む]

[評者]平松洋子(エッセイスト)
[掲載]2010年01月31日
[ジャンル]文芸 

新・がん50人の勇気 [著]柳田邦男

新・がん50人の勇気 [著]柳田邦男

■まっすぐ向き合った姿、敬意込め がんで亡くなった人々の、死に臨む記録である。タイトルに「新」とあるとおり、1981年刊行の『ガン50人の勇気』の続編という位置付けなのだが、前作から約30年とい………[もっと読む]

[評者]重松清(作家)
[掲載]2010年01月31日
[ジャンル]医学・福祉 社会 

予習という病 [著]高木幹夫、日能研

予習という病 [著]高木幹夫、日能研

■未知へ対応できる未来型学力を 【予習病】すでに定められたカリキュラムに固執し、未知の事柄をまだ教わっていないがゆえに否定する精神の傾向。本書は、この定義で始まり次の定義で終わる。【未知への準備………[もっと読む]

[評者]耳塚寛明(お茶の水女子大副学長・教育社会学)
[掲載]2010年01月31日
[ジャンル]教育 社会 

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