2010年02月07日の書評一覧

進化の存在証明 [著]リチャード・ドーキンス

進化の存在証明 [著]リチャード・ドーキンス

■太古から千変万化、地上最大のショー 2008年に米国で行われた調査によると、「地球上の生命は、始まりのときから現在の姿で存在した」とする回答が42%もあったという。つまり米国人の10人に4人は………[もっと読む]

[評者]松本仁一(ジャーナリスト)
[掲載]2010年02月07日
[ジャンル]科学・生物 

天使はなぜ堕落するのか―中世哲学の興亡 [著]八木雄二

天使はなぜ堕落するのか―中世哲学の興亡 [著]八木雄二

■「神の存在証明」必要だった理由 ヨーロッパの中世哲学の一流のレベルから見れば、デカルトの『省察』は大学生の卒論程度だ、と著者は「あとがき」に書いている。私はこの大言壮語にあきれて本書を読み始め………[もっと読む]

[評者]柄谷行人(哲学者)
[掲載]2010年02月07日
[ジャンル]歴史 人文 

時間のかかる読書―横光利一『機械』を巡る素晴らしきぐずぐず [著]宮沢章夫

時間のかかる読書―横光利一『機械』を巡る素晴らしきぐずぐず [著]宮沢章夫

■ああ!すがすがしいまでの停滞 すばらしい! ロラン・バルトも言ったではないか。一心不乱に読み通すだけが読書ではない。本の面白さに刺戟(しげき)され「顔をあげながらする読書」もあると。本書の著者………[もっと読む]

[評者]鴻巣友季子(翻訳家、エッセイスト)
[掲載]2010年02月07日
[ジャンル]文芸 

「かなしみ」の哲学―日本精神史の源をさぐる [著]竹内整一

「かなしみ」の哲学―日本精神史の源をさぐる [著]竹内整一

■万葉集から演歌まで響き合うもの 「かなしみ」という文字を見ると、つい反応してしまう私。その反応には、どこかうっとりとした陶酔感が伴うのであり、かなしみの塩分によって強められる甘味が、確かにある………[もっと読む]

[評者]酒井順子(エッセイスト)
[掲載]2010年02月07日
[ジャンル]人文 

親鸞と学的精神 [著]今村仁司

親鸞と学的精神 [著]今村仁司

■人知を超えた無限へ哲学的接近 一九八○年代、ポスト構造主義によって解体された形而上学(けいじじょうがく)の体系知の一部がインド哲学や仏教へ向かったのは自然な流れだったのであろう。仏教は徹底した………[もっと読む]

[評者]高村薫(作家)
[掲載]2010年02月07日
[ジャンル]人文 

若者と社会変容―リスク社会を生きる [著]アンディ・ファーロング、フレッド・カートメル

若者と社会変容―リスク社会を生きる [著]アンディ・ファーロング、フレッド・カートメル

■個人化した危機が不平等を隠す 日本では1990年代以降、子どもから大人への、そして学校から職業世界への移行のあり方が激しく変化した。ニートやフリーターが生まれた。移行の長期化は親への依存をも長………[もっと読む]

[評者]耳塚寛明(お茶の水女子大副学長・教育社会学)
[掲載]2010年02月07日
[ジャンル]社会 

初夜 [著]イアン・マキューアン

初夜 [著]イアン・マキューアン

■性の重みを知る世代の物語 初夜という言葉に、まだ重みがあった時代の話である。 英国南部の海辺のホテル。新婚の二人は粛々と晩餐(ばんさん)をとりながら、寝室でまもなく始まるそのことに心を奪われて………[もっと読む]

[評者]尾関章(本社論説副主幹)
[掲載]2010年02月07日
[ジャンル]文芸 

見とれていたい―わたしのアイドルたち [著]柴崎友香

見とれていたい―わたしのアイドルたち [著]柴崎友香

■世の宝を賛美する目線芸 二十五年くらい前、都心のビルでエレベーターを待っていると、開いた扉のむこうがきらきら輝いていた。そこに立っている松坂慶子さんには後光が射(さ)していました。いまでも、松………[もっと読む]

[評者]平松洋子(エッセイスト)
[掲載]2010年02月07日
[ジャンル]文芸 アート・ファッション・芸能 

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