2010年04月04日の書評一覧

あとより恋の責めくればー御家人南畝先生 [著]竹田真砂子

あとより恋の責めくればー御家人南畝先生 [著]竹田真砂子

■色恋や所帯の雑事に悩む中年男  蜀山人こと大田南畝は、一般に狂歌師として記憶されることが多いが、随筆や紀行、考証、あるいは逸文編纂(へんさん)などの仕事にも、優れた業績を残した。さらには、役人………[もっと読む]

[評者]逢坂剛(作家)
[掲載]2010年04月04日
[ジャンル]文芸 

日中歴史認識ー「田中上奏文」をめぐる相剋 一九二七—二〇一〇 [著]服部龍二

日中歴史認識ー「田中上奏文」をめぐる相剋 一九二七—二〇一〇 [著]服部龍二

■偽書の研究から和解の未来開く 1927年、時の首相・田中義一が昭和天皇に上奏したとされる「田中上奏文」。「田中メモリアル」として世界的に知られるこの文書には、日本が中国進出の手がかりとして満蒙………[もっと読む]

[評者]中島岳志(北海道大学准教授・南アジア地域研究、政治思想史)
[掲載]2010年04月04日
[ジャンル]歴史 政治 国際 

「死の舞踏」への旅ー踊る骸骨たちをたずねて [著]小池寿子

「死の舞踏」への旅ー踊る骸骨たちをたずねて [著]小池寿子

■絵画の背景にある危機意識示す キラキラ光るラインストーンのスカルにごついどくろの指輪。老いも若きも骸骨(がいこつ)ファッションが大好きな今ドキ。もう、かつてのような不吉さや死体への忌避観はほと………[もっと読む]

[評者]田中貴子(甲南大学教授)
[掲載]2010年04月04日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 

ピストルズ [著]阿部和重 

ピストルズ [著]阿部和重 

■「神町サーガ」の壮大な物語空間 本作は傑作長編『シンセミア』に続く「神町サーガ」第二部にあたる物語だ。 陰謀と暴力に満ちた前作は夥(おびただ)しい死体とともに終幕したが、本作は一転して、少女向………[もっと読む]

[評者]斎藤環(精神科医)
[掲載]2010年04月04日
[ジャンル]文芸 

逆に14歳 [著]前田司郎

逆に14歳 [著]前田司郎

■夢の再現に向かい、走り出す老人たち 主人公の丸田史郎は生涯独り身を貫いた老人である。70歳を超えていると察するが、明確な年齢は文中に示されていない。五反田の実家に住んで、若い頃は小説を書きなが………[もっと読む]

[評者]石川直樹(写真家・作家)
[掲載]2010年04月04日
[ジャンル]文芸 

火の賜物 ヒトは料理で進化した [著]リチャード・ランガム

火の賜物 ヒトは料理で進化した [著]リチャード・ランガム

■料理の発明がもたらしたものは ヒトはどうやってヒトになったのか。 生物人類学者で、ウガンダでのチンパンジー研究計画のリーダーでもある著者によれば、科学が示すこの問いへの新しい答えはずばり、「火………[もっと読む]

[評者]辻篤子(本社論説委員)
[掲載]2010年04月04日
[ジャンル]科学・生物 

昭和 戦争と平和の日本 [著]ジョン・W・ダワー

昭和 戦争と平和の日本 [著]ジョン・W・ダワー

■歴史の複雑な絡み合い浮き彫りに 「昭和」とはいったいどんな時代だったのか。きっと人口に膾炙(かいしゃ)しているのは、「暗い谷間」の20年をくぐり抜け、敗戦を機に「新生日本」として甦(よみがえ)………[もっと読む]

[評者]姜尚中(東京大学教授・政治学、政治思想史)
[掲載]2010年04月04日
[ジャンル]歴史 人文 社会 

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