2010年07月04日の書評一覧

思想史家が読む論語 「学び」の復権 [著]子安宣邦

思想史家が読む論語 「学び」の復権 [著]子安宣邦

 ■先人の解釈たどり、読み方を提示 東京・お茶の水の湯島聖堂内に論語の塾があり、私も通っているが、驚くことにどの教室も老若男女で満員だ。漢文のままの論語テキストで講義を受ける。「学びて時にこれを………[もっと読む]

[評者]江上剛(作家)
[掲載]2010年07月04日
[ジャンル]歴史 人文 

昭和の爆笑王 三遊亭歌笑 [著]岡本和明

昭和の爆笑王 三遊亭歌笑 [著]岡本和明

■落語のリズムで苦闘時代を再現 いわば、この本自体が一席の落語であり、人情咄(ばなし)である。 わたしは、子供のころから落語が好きで、よく寄席に行ったものだが、三遊亭歌笑については、当時耳にした………[もっと読む]

[評者]逢坂剛(作家)
[掲載]2010年07月04日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 ノンフィクション・評伝 

大正期の家族問題 自由と抑圧に生きた人びと [著]湯沢雍彦

大正期の家族問題 自由と抑圧に生きた人びと [著]湯沢雍彦

■女性の暮らしなどから変化を読む 「家族に関係するあらゆる出来事」を大正時代に限って俯瞰(ふかん)してみようというのが本書の狙いだ。目次は魅力的である。新聞家庭相談、自由恋愛、下層家族、家族紛争………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2010年07月04日
[ジャンル]人文 ノンフィクション・評伝 

お父やんとオジさん [著]伊集院静

お父やんとオジさん [著]伊集院静

■家族の強い絆と愛、猪突猛進する父親 凜(りん)としてやさしく、それでいて哀愁を宿している、そんな伊集院さんの作品をわたしは愛読してきた。金胤奎(キムユンキュ)でもあった立原正秋の作風と佇(たた………[もっと読む]

[掲載]2010年07月04日
[ジャンル]文芸 ノンフィクション・評伝 

禅問答入門 [著]石井清純 

禅問答入門 [著]石井清純 

■模範解答というものはない 「禅問答」といえば、難解なことのたとえとして知られる。藤原定家の技巧に富んだ和歌を揶揄(やゆ)して「達磨(だるま)歌」と称したのが古い例だ。ちなみに、「達磨」とは禅宗………[もっと読む]

[評者]田中貴子(甲南大学教授)
[掲載]2010年07月04日
[ジャンル]文芸 人文 

参議院とは何か 1947〜2010 [著]竹中治堅著 

参議院とは何か 1947〜2010 [著]竹中治堅著 

■役割の理解、深めたい われわれは参議院の役割を、あまり理解していない。なぜ衆議院があるのに、参議院が必要なのか。そもそも二院制に意味があるのか。そんな問いに答えられる人は少ない。 本書は、参議………[もっと読む]

[評者]中島岳志(北海道大学准教授・南アジア地域研究、政治思想史)
[掲載]2010年07月04日
[ジャンル]政治 

そんな日の雨傘に [著]ヴィルヘルム・ゲナツィーノ 

そんな日の雨傘に [著]ヴィルヘルム・ゲナツィーノ 

■居場所がない男 「箱男」ならぬ「靴男」の登場である。彼は「自分に存在許可を出した覚えがない」と戸惑い、〈消えたい病〉を患っている——安部公房の箱男はある日突然、段ボールの中に入って匿名の存在に………[もっと読む]

[評者]鴻巣友季子(翻訳家、エッセイスト)
[掲載]2010年07月04日
[ジャンル]文芸 

「平凡」物語 めざせ! 百万部 [著]塩澤幸登

「平凡」物語 めざせ! 百万部 [著]塩澤幸登

 ■戦後の新しい価値に添った軌跡 歌謡曲や邦画のスター、アイドルの情報が満載だった月刊雑誌「平凡」。そのタイトルを耳にすると、懐かしさと共に、なぜか美空ひばりを連想してしまう。片や、一時140万………[もっと読む]

[評者]四ノ原恒憲(朝日新聞記者)
[掲載]2010年07月04日
[ジャンル]歴史 アート・ファッション・芸能 ノンフィクション・評伝 

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