2010年08月01日の書評一覧

反アート入門 [著]椹木野衣 

反アート入門 [著]椹木野衣 

■難解さなく、示唆に富む その昔、60年代に反芸術というアバンギャルドに接した者にとっては今日の「反アート」とどう違うんだと比較する時、芸術の本質はいつの時代にも現在の否定の上に立って明日をどう………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2010年08月01日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 

近代日本の戦争と宗教 [著]小川原正道 

近代日本の戦争と宗教 [著]小川原正道 

■存在脅かされ「過剰適合」 近代日本は、さまざまな戦争を経験してきた。戊辰戦争、西南戦争といった国内戦争から、日清・日露戦争のような対外戦争まで、近代日本の歩みは戦争と切り離して考えられない。 ………[もっと読む]

[評者]中島岳志(北海道大学准教授・南アジア地域研究、政治思想史)
[掲載]2010年08月01日
[ジャンル]歴史 人文 

裁かれるのは我なり 袴田事件主任裁判官 三十九年目の真実 [著]山平重樹

裁かれるのは我なり 袴田事件主任裁判官 三十九年目の真実 [著]山平重樹

■ 心ならずも書いた死刑判決文 時代は変わっても、冤罪事件は後を絶たない。本書に取り上げられた袴田事件も、その疑いが濃厚な事件の一つである。 1966年6月、静岡県清水市(現静岡市)でみそ醸造会………[もっと読む]

[評者]逢坂剛(作家)
[掲載]2010年08月01日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

単身急増社会の衝撃 [著]藤森克彦

単身急増社会の衝撃 [著]藤森克彦

■“無縁社会”が深まる「2030年問題」 現代日本は“無縁社会”だ。雇用が崩壊し、地域共同体の支えが潰(つい)え、若者が結婚しなくなる。人々の絆(きずな)は薄れ、中高年の自殺や孤独死が増え、孤立………[もっと読む]

[評者]斎藤環(精神科医)
[掲載]2010年08月01日
[ジャンル]社会 

一週間 [著]井上ひさし

一週間 [著]井上ひさし

■無名の抑留兵士、権力と闘う勇気 主人公の小松修吉は、貧乏な農家の生まれだが、篤志家の支援で東京外語と京都帝大でロシア語と経済学を学んだ。その後、共産党員として非合法活動に従事し、逮捕される。牢………[もっと読む]

[評者]江上剛(作家)
[掲載]2010年08月01日
[ジャンル]文芸 

溥儀の忠臣 工藤忠 忘れられた日本人の満洲国 [著]山田勝芳

溥儀の忠臣 工藤忠 忘れられた日本人の満洲国 [著]山田勝芳

■ “アジア主義者”の人生を精緻に 工藤鉄三郎(のち満州国執政の溥儀に「忠」の名を与えられ改名)は、いわゆる大陸浪人として扱われてきた。著者は本文中で、「怪しげなことをしていた得体(えたい)の知………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2010年08月01日
[ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝 

都市をつくる風景 「場所」と「身体」をつなぐもの [著]中村良夫

都市をつくる風景 「場所」と「身体」をつなぐもの [著]中村良夫

■「破れ障子」の街、再生への道 「風景」を手がかりにした、日本再生の書、である。 著者は景観工学の第一人者であり、「風景学」の提唱者でもある。日常の生活空間としての風景はそのまま、社会のありよう………[もっと読む]

[評者]辻篤子(本社論説委員)
[掲載]2010年08月01日
[ジャンル]社会 

笑いのこころ ユーモアのセンス [著]織田正吉

笑いのこころ ユーモアのセンス [著]織田正吉

■哲学+心理学+豊富な実例 悲劇より喜劇を演じる方が難しいらしい。同様、文章でも、笑いを論じ、笑いを誘うことの方が、やっかいな気がする。 思うに、「笑い」は、人間の本質に迫る、複雑な現象で、かつ………[もっと読む]

[評者]四ノ原恒憲(朝日新聞記者)
[掲載]2010年08月01日
[ジャンル]人文 アート・ファッション・芸能 

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