2010年09月19日の書評一覧

おっぱいとトラクター [著]マリーナ・レヴィツカ

おっぱいとトラクター [著]マリーナ・レヴィツカ

■大まじめな論文がユーモア醸す 作者は独の難民キャンプで生まれたウクライナ系英国作家。本書が58歳のデビュー作だ。 最愛の妻をなくした老父の前に、巨乳の若いウクライナ美女が現れ、悩殺された父さん………[もっと読む]

[評者]鴻巣友季子(翻訳家、エッセイスト)
[掲載]2010年09月19日
[ジャンル]文芸 

世界で最も危険な書物-グリモワールの歴史 [著]オーウェン・デイビーズ

世界で最も危険な書物-グリモワールの歴史 [著]オーウェン・デイビーズ

■古代から現代へ魔術書の謎追う 夕暮れ方、ふと立ち寄った古書店の片隅で見つけた見慣れない本。開いてみると呪文らしきものや奇妙な図形が……。これはもしや魔術書ではないか。そう、世界中のすべてのこと………[もっと読む]

[評者]田中貴子(甲南大学教授)
[掲載]2010年09月19日
[ジャンル]人文 ノンフィクション・評伝 

捕物帖の百年-歴史の光と影 [著]野崎六助 

捕物帖の百年-歴史の光と影 [著]野崎六助 

■「半七」以来の大山脈に分け入る 難解な本に疲れた時、本棚の捕物帖(ちょう)の一冊に、ふと手が伸びることがある。江戸の季節感や風物、人情があふれる市井の中で、おなじみのヒーローが事件の謎を必ず解………[もっと読む]

[評者]四ノ原恒憲(朝日新聞記者)
[掲載]2010年09月19日
[ジャンル]文芸 ノンフィクション・評伝 

〈動物のいのち〉と哲学 [著]C・ダイアモンド、S・カヴェルほか

〈動物のいのち〉と哲学 [著]C・ダイアモンド、S・カヴェルほか

■殺される姿、問われる人間の基盤 七〇年代に動物の権利擁護を求める過激な動物保護の思想が登場して以来、クジラやイルカの保護は世界の潮流になったが、食肉産業や実験動物の売買が消えたわけではない。菜………[もっと読む]

[評者]高村薫(作家)
[掲載]2010年09月19日
[ジャンル]人文 

毛沢東 ある人生〈上・下〉 [著]フィリップ・ショート

毛沢東 ある人生〈上・下〉 [著]フィリップ・ショート

■客観的に実像描き、軌跡の全容を解剖 現在、中国の知識人に毛沢東の功罪を尋ねると、大体が口ごもりながらも「功が七割、罪が三割」と答える。この比率がなぜか共通している。ある研究者が「トウ小平がそう………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2010年09月19日
[ジャンル]政治 ノンフィクション・評伝 国際 

話す写真-見えないものに向かって [著]畠山直哉 

話す写真-見えないものに向かって [著]畠山直哉 

■見慣れた世界を揺さぶって 自身の作品制作の裏側から、これまで写真とつきあってきた過程、写真史やアートとは何かということまで、畠山直哉が写真についてあますところなく語ったのが、本書である。これま………[もっと読む]

[評者]石川直樹(写真家・作家)
[掲載]2010年09月19日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 ノンフィクション・評伝 

〈死の欲動〉と現代思想 [著]トッド・デュフレーヌ

〈死の欲動〉と現代思想 [著]トッド・デュフレーヌ

■精神分析の二度目の“死”に照準 20世紀は「精神分析の世紀」だった。いまや精神分析は、効果の疑わしい過去の治療法として、共産主義よりは緩慢な死を迎えつつある。 精神分析は二度死ぬ。一度目は治療………[もっと読む]

[評者]斎藤環(精神科医)
[掲載]2010年09月19日
[ジャンル]人文 

アジアの激動を見つめて [著]ロバート・A・スカラピーノ

アジアの激動を見つめて [著]ロバート・A・スカラピーノ

■優れた研究者の愛に満ちた応援歌 著者はわが国で長年、日本政治の専門家として知られてきた。アメリカでは、日本政治が専門であっても、授業ではアジアあるいは極東の政治といったタイトルのもと、複数の国………[もっと読む]

[評者]久保文明(東京大学教授)
[掲載]2010年09月19日
[ジャンル]政治 国際 

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