2010年10月17日の書評一覧

影恋 [著]菊地秀行 

影恋 [著]菊地秀行 

■幽霊めぐる男女の情感を豊かに 〈魔界都市〉に始まり、〈トレジャー・ハンター〉〈妖魔〉など驚くべき数のシリーズを誇る菊地秀行は、一般に性と暴力を主題とし、SF、ホラー、幻想小説を本領とする作家と………[もっと読む]

[評者]逢坂剛(作家)
[掲載]2010年10月17日
[ジャンル]文芸 

9・11の標的をつくった男 天才と差別—建築家ミノル・ヤマサキの生涯 [著]飯塚真紀子 

9・11の標的をつくった男 天才と差別—建築家ミノル・ヤマサキの生涯 [著]飯塚真紀子 

■たぐいまれな成功と代償と  テロで破壊されたニューヨークの世界貿易センター(WTC)ビルを設計した日系2世の建築家、ミノル・ヤマサキの知られざる生涯を丹念にたどった力作である。 米シアトルのス………[もっと読む]

[評者]辻篤子(本社論説委員)
[掲載]2010年10月17日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 ノンフィクション・評伝 

こんなときどうする?―臨床のなかの問い [著]徳永進

こんなときどうする?―臨床のなかの問い [著]徳永進

■正解はない、困惑も率直に吐露  著者は長年終末期医療の現場に関(かか)わり、現在は「野の花診療所」で末期がん患者のホスピスケアにあたる内科医である。 「困った事例の対応マニュアル?」というタイ………[もっと読む]

[評者]斎藤環(精神科医)
[掲載]2010年10月17日
[ジャンル]医学・福祉 ノンフィクション・評伝 

ベッドルームで群論を―数学的思考の愉しみ方 [著]ブライアン・ヘイズ

ベッドルームで群論を―数学的思考の愉しみ方 [著]ブライアン・ヘイズ

■暮らしの中の数学、夜ながの友に  日常生活から宇宙まで、数に変換できるものは何でも変換して数え上げ、アルゴリズムを探し、ランダムなものさえ操り、利用する。人間は古来そういう生きものらしいが、科………[もっと読む]

[評者]高村薫(作家)
[掲載]2010年10月17日
[ジャンル]科学・生物 

いちばんここに似合う人 [著]ミランダ・ジュライ

いちばんここに似合う人 [著]ミランダ・ジュライ

■世界にはぐれた、哀しみの短編集 贅沢(ぜいたく)だなあ。ほとんど奇跡みたい。ミランダ・ジュライが文章になってパフォーマンスしているよ。岸本佐知子のおかげで、日本語になってアクトしているよ。映像………[もっと読む]

[評者]平松洋子(エッセイスト)
[掲載]2010年10月17日
[ジャンル]文芸 

場所と産霊―近代日本思想史 [著]安藤礼二 

場所と産霊―近代日本思想史 [著]安藤礼二 

■独学の世界放浪者が交錯し思想誕生 近代日本のオリジナルな思想とは何か。日本哲学は、いつどこで生まれたのか——。著者は、その光源を19世紀末から20世紀初頭のアメリカに見いだそうとする。 鍵にな………[もっと読む]

[評者]中島岳志(北海道大学准教授・南アジア地域研究、政治思想史)
[掲載]2010年10月17日
[ジャンル]人文 

捕食者なき世界 [著]ウィリアム・ソウルゼンバーグ 

捕食者なき世界 [著]ウィリアム・ソウルゼンバーグ 

■生物多様性崩壊の理由 示唆に富む書である。未来が悲しくなる書でもある。むろんその大半の理由は、人類がつくりだした価値観や文明観そのものが問われる内容を含んでいるからである。 本書によれば、どの………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2010年10月17日
[ジャンル]科学・生物 ノンフィクション・評伝 

本田宗一郎 やってみもせんで、何がわかる [著]伊丹敬之

本田宗一郎 やってみもせんで、何がわかる [著]伊丹敬之

■技術にこだわり、危機を乗り越え  本田宗一郎は1906(明治39)年に静岡県に生まれ、鍛冶屋(かじや)を営む父を見て育ち、物作りが好きな子供だった。しかし知識を詰め込む学校の勉強は大嫌いで、高………[もっと読む]

[評者]江上剛(作家)
[掲載]2010年10月17日
[ジャンル]経済 ノンフィクション・評伝 

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