2010年11月14日の書評一覧

フェリーニ [著]ベニート・メルリーノ 

フェリーニ [著]ベニート・メルリーノ 

■映画と生活、本物なのか作り物か 意外かも知れないがフェリーニが映画を撮っていない期間の生活は何とも退屈で味気ない。旅行も映画・演劇鑑賞の興味もなく、わが永井荷風みたいに毎日同じコースを歩いて同………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2010年11月14日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 

ベンジャミン・フランクリン、アメリカ人になる [著]ゴードン・S・ウッド

ベンジャミン・フランクリン、アメリカ人になる [著]ゴードン・S・ウッド

■労働を巡る価値観一転、英雄に きわめて水準の高い歴史書である。通俗的なフランクリン伝記ではない。すでに多数の優れた研究を発表してきた著者は本書において、フランクリンについて、なぜ成功した実業家………[もっと読む]

[評者]久保文明(東京大学教授)
[掲載]2010年11月14日
[ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝 

夫の死に救われる妻たち [著]ジェニファー・エリソン、クリス・マゴニーグル

夫の死に救われる妻たち [著]ジェニファー・エリソン、クリス・マゴニーグル

■喪失を受けいれる厳粛と優しさ  タイトルはあざといが、原著の副題はとてもおだやかである。「When Death Brings Relief」。直訳すれば「死が安らぎをもたらすとき」。 この「安………[もっと読む]

[評者]平松洋子(エッセイスト)
[掲載]2010年11月14日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

おいしい中国―「酸甜苦辣」の大陸 [著]楊逸 

おいしい中国―「酸甜苦辣」の大陸 [著]楊逸 

■質素ながらも楽しい食生活を回想 中華料理について書かれた本は、意外とたくさんあります。お隣の国の料理が私たちは大好きなのであり、それらの本にはきまって、中華料理の奥深さと豊かさとが紹介されてい………[もっと読む]

[評者]酒井順子(エッセイスト)
[掲載]2010年11月14日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

常識人の作法 [著]加藤秀俊 

常識人の作法 [著]加藤秀俊 

■演出過剰社会で踊らされる人々 痛快、愉快、爽快(そうかい)。本書を読むと、そんな言葉がすぐに浮かんでくる。第一章の「常識とはなにか」からズバズバとすごい見解が披露される。あえて談合を弁護すると………[もっと読む]

[評者]江上剛(作家)
[掲載]2010年11月14日
[ジャンル]社会 

バウドリーノ 上・下 [著]ウンベルト・エーコ

バウドリーノ 上・下 [著]ウンベルト・エーコ

■驚異の旅の物語、虚構が魂に響く 小説に描かれる世界や問題は多種多様であるけれど、個々の作品の枠を超えてジャンルが密(ひそ)かに持ち続けている主題が一つある。それは虚構の現実性、ないし現実の虚構………[もっと読む]

[評者]奥泉光(作家)
[掲載]2010年11月14日
[ジャンル]歴史 文芸 

蟻族―高学歴ワーキングプアたちの群れ [編]廉思 

蟻族―高学歴ワーキングプアたちの群れ [編]廉思 

■苦境下の中国の若者たちの実態  蟻族とは言い得て妙である。蟻は昆虫の中では並外れた知能をもち、そして群棲(ぐんせい)動物に属するというが、それをもじったこの語は正式には「大卒低所得群居集団」と………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2010年11月14日
[ジャンル]経済 社会 ノンフィクション・評伝 

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