2010年11月28日の書評一覧

野宿入門―ちょっと自由になる生き方 [著]かとうちあき

野宿入門―ちょっと自由になる生き方 [著]かとうちあき

■常識に切り込む都市の冒険者  本書を読む前は、都市や街中で行う野宿を「楽しい。ただそれだけです。」と言い切ってしまう帯文に少しばかり疑問を抱いていた。経済状況を理由に、世の中にはしたくもない野………[もっと読む]

[評者]石川直樹(写真家・作家)
[掲載]2010年11月28日
[ジャンル]社会 ノンフィクション・評伝 

クワガタムシが語る生物多様性 [著]五箇公一 

クワガタムシが語る生物多様性 [著]五箇公一 

■地域で進化した生物の重要性 本書ではタイトルのクワガタムシのみならず、マルハナバチやミジンコなども取り上げる。 ヒラタクワガタの場合、現在は日本列島の島ごとに異なった亜種が存在し、全部で11の………[もっと読む]

[評者]久保文明(東京大学教授)
[掲載]2010年11月28日
[ジャンル]科学・生物 

ヨハネス・ケプラー [著]ジェームズ・R・ヴォールケル

ヨハネス・ケプラー [著]ジェームズ・R・ヴォールケル

■知性の真の価値、後世に明らかに  ケプラーは、太陽の周りを楕円(だえん)を描いて回る惑星の運動法則にその名を残す。いうまでもなく地動説を前提とするが、同時代のガリレオと違って、迫害されなかった………[もっと読む]

[評者]辻篤子(本社論説委員)
[掲載]2010年11月28日
[ジャンル]歴史 科学・生物 

ヨーロッパの形―螺旋の文化史 [著]篠田知和基 

ヨーロッパの形―螺旋の文化史 [著]篠田知和基 

■「ヘンテコリン」の謎解けた ジョルジュ・デ・キリコが形而上(けいじじょう)絵画の時代を終えて、晩年近くに新形而上絵画を確立するが、この絵画作品に頻繁に登場するヘンテコリンなオブジェがある。巨大………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2010年11月28日
[ジャンル]歴史 アート・ファッション・芸能 国際 

ウスケボーイズ―日本ワインの革命児たち [著]河合香織

ウスケボーイズ―日本ワインの革命児たち [著]河合香織

■「本場の教え」脱して得た「思想」 日本のワインは今世紀、劇的においしくなった。それは文字どおり「革命」と呼ぶべき事態だ。ウスケとは伝説的なワイン研究者・麻井宇介。本書は、彼の薫陶を受けた3人の………[もっと読む]

[評者]鴻巣友季子(翻訳家、エッセイスト)
[掲載]2010年11月28日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

切りとれ、あの祈る手を―〈本〉と〈革命〉をめぐる五つの夜話 [著]佐々木中

切りとれ、あの祈る手を―〈本〉と〈革命〉をめぐる五つの夜話 [著]佐々木中

■「すべてが情報」疑う 躍動する文体の挑発  著者のデビュー作『夜戦と永遠 フーコー・ラカン・ルジャンドル』(以文社)は、超重量級の思想書であるにも関(かか)わらず、まるで小説のように広く読まれ………[もっと読む]

[評者]斎藤環(精神科医)
[掲載]2010年11月28日
[ジャンル]人文 

パンとペン―社会主義者・堺利彦と「売文社」の闘い [著]黒岩比佐子

パンとペン―社会主義者・堺利彦と「売文社」の闘い [著]黒岩比佐子

■苦境を笑いに変える抵抗の精神 今年は大逆事件から100年。幸徳秋水をはじめとする社会主義者・アナーキスト12名が処刑され、社会主義は「冬の時代」に突入した。本書は、主に大逆事件からの約10年間………[もっと読む]

[評者]中島岳志(北海道大学准教授・南アジア地域研究、政治思想史)
[掲載]2010年11月28日
[ジャンル]歴史 社会 ノンフィクション・評伝 

戦死とアメリカ―南北戦争62万人の死の意味 [著]ドルー・ギルピン・ファウスト

戦死とアメリカ―南北戦争62万人の死の意味 [著]ドルー・ギルピン・ファウスト

■死の正確な実相から歴史を見直す  著者は「序」の一節で、「本書はアメリカの南北戦争における死の務めに関する本である」と執筆の姿勢を明かす。死の務め? 読み進むうちにその意味がわかってくる。務め………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2010年11月28日
[ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝 国際 

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