2011年01月16日の書評一覧

民宿雪国 [著]樋口毅宏

民宿雪国 [著]樋口毅宏

■「借り物の人生」の圧倒的な存在感 「民宿雪国」、このタイトルから叙情的な小説をイメージすると、見事に裏切られてしまう。エンターテインメント小説なのにまるで実験小説のような構成、ストーリー展開に………[もっと読む]

[評者]江上剛(作家)
[掲載]2011年01月16日
[ジャンル]文芸 

必生 闘う仏教 [著]佐々井秀嶺

必生 闘う仏教 [著]佐々井秀嶺

■インドの仏教復興運動の先頭で 1967年にインドに渡り、仏教復興運動の先頭に立ってきた佐々井氏。彼は多くのインド人仏教徒から支持され、2003年にはインド政府少数者委員会の仏教徒代表にも選出さ………[もっと読む]

[評者]中島岳志(北海道大学准教授・南アジア地域研究、政治思想史)
[掲載]2011年01月16日
[ジャンル]人文 新書 国際 

江戸社会史の研究 [著]竹内誠

江戸社会史の研究 [著]竹内誠

■江戸っ子の生態、熟達の筆で 熟達の江戸社会研究者、その筆によって描かれる江戸という大都市と江戸っ子の生態は、本来近世から近現代に至る日本社会と日本人の原景であるべきだった。二世紀半余にわたり「………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2011年01月16日
[ジャンル]歴史 社会 

ウジェーヌ・ヴァルモンの勝利 [著]ロバート・バー

ウジェーヌ・ヴァルモンの勝利 [著]ロバート・バー

■珍重すべきミステリーの古典 まことに珍重すべき、ミステリーの古典である。著者はコナン・ドイルと同時代の作家で、ホームズもののパロディーを書いたこともある、という。主人公のウジェーヌ・ヴァルモン………[もっと読む]

[評者]逢坂剛(作家)
[掲載]2011年01月16日
[ジャンル]文芸 

荒廃する世界のなかで―これからの「社会民主主義」を語ろう  [著]トニー・ジャット

荒廃する世界のなかで―これからの「社会民主主義」を語ろう  [著]トニー・ジャット

■政治の軽さ批判した「白鳥の歌」 市場経済を中心とする経済のグローバル化とは、18世紀のフィジオクラート(重農主義者)が主張していたように、自然によって定められた「摂理」のようなものなのか。とす………[もっと読む]

[評者]姜尚中(東京大学教授・政治学、政治思想史)
[掲載]2011年01月16日
[ジャンル]歴史 政治 人文 

電子本をバカにするなかれ [著]津野海太郎/電子書籍奮戦記 [著]萩野正昭

電子本をバカにするなかれ [著]津野海太郎/電子書籍奮戦記 [著]萩野正昭

■本と人との緊張をはらんだ未来 電子書籍元年といわれた2010年に続く今年、電子の本はさて、どこまで広がるだろう。 専用端末も次々に登場し、また一歩、私たちに近づいてきそうだが、電子の本の登場は………[もっと読む]

[評者]辻篤子(本社論説委員)
[掲載]2011年01月16日
[ジャンル]文芸 IT・コンピューター 

ヒマラヤのドン・キホーテ ネパール人になった日本人・宮原巍の挑戦  [著]根深誠

ヒマラヤのドン・キホーテ ネパール人になった日本人・宮原巍の挑戦  [著]根深誠

■終わりなき情熱、貫いて生きる  昨年ぼくは春と秋の二回にわたってネパールのヒマラヤ山中を歩いた。世界最高峰の麓(ふもと)へと続く気持ちのいいトレッキングルートはエベレスト街道と呼ばれて、世界中………[もっと読む]

[評者]石川直樹(写真家・作家)
[掲載]2011年01月16日
[ジャンル]社会 ノンフィクション・評伝 国際 

機嫌のいい犬 [著]川上弘美

機嫌のいい犬 [著]川上弘美

■川上弘美になる瞬間、味わえる句集 小説家川上弘美の第一句集である。優れた言語表現者が他ジャンルに挑んだとき、どんな作品をつくるのだろう、と思って手に取ってみたら、とても面白かった。純粋に句集と………[もっと読む]

[評者]穂村弘(歌人)
[掲載]2011年01月16日
[ジャンル]文芸 

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