2011年10月02日の書評一覧

ぼくは上陸している 上・下 [著]スティーヴン・ジェイ・グールド

ぼくは上陸している 上・下 [著]スティーヴン・ジェイ・グールド

■華麗な語り問う、科学は万能かと グールドとドーキンス、どっちが好き? 同じ1941年生まれ。科学作家としてライバルであり、実際、激しい論争を交わした。生物は利己的な遺伝子の乗り物にすぎないと、………[もっと読む]

[評者]福岡伸一(青山学院大学教授・生物学)
[掲載]2011年10月02日
[ジャンル]科学・生物 

アイデンティティと暴力―運命は幻想である [著]アマルティア・セン

アイデンティティと暴力―運命は幻想である [著]アマルティア・セン

■「単一帰属」の幻想を打ち砕く グローバル経済の格差と貧困を温床とするテロと暴力の連鎖。この、それこそグローバルなテーマにどう向き合ったらいいのか。 本書は、ノーベル経済学賞受賞のセンによる渾身………[もっと読む]

[評者]姜尚中(東京大学教授・政治学、政治思想史)
[掲載]2011年10月02日
[ジャンル]人文 

世界史を変えた異常気象―エルニーニョから歴史を読み解く [著]田家康

世界史を変えた異常気象―エルニーニョから歴史を読み解く [著]田家康

■自然が征服者の運命まで左右 世界各地で発生した人類史の大事件や大災害の多くには、エルニーニョ現象の影響があったと、近年取り沙汰されている。本書はそれを裏付けつつ、そんな大災害をより一層ひどいこ………[もっと読む]

[評者]荒俣宏(作家)
[掲載]2011年10月02日
[ジャンル]歴史 

阿蘭陀が通る―人間交流の江戸美術史 [著]タイモン・スクリーチ

阿蘭陀が通る―人間交流の江戸美術史 [著]タイモン・スクリーチ

■異国人と日本人の交流鮮やかに 島田荘司が写楽の正体解明に小説のかたちで挑んだ『写楽 閉じた国の幻』(新潮社)を読んだとき、その「正体」には疑念を覚えたものの、別の話題にすこぶる興味をひかれたこ………[もっと読む]

[評者]田中貴子(甲南大学教授)
[掲載]2011年10月02日
[ジャンル]歴史 

東京ロンダリング [著]原田ひ香

東京ロンダリング [著]原田ひ香

■都会の「隙間」に生まれた職業 事故や事件で人が死んだ部屋に一カ月間だけ住む、というのが主人公りさ子の仕事である。賃貸物件の場合、問題の部屋に一度誰かが入居すれば、それ以降の入居者には事情を説明………[もっと読む]

[評者]穂村弘(歌人)
[掲載]2011年10月02日
[ジャンル]文芸 

どのような教育が「よい」教育か [著]苫野一徳/無知な教師 [著]ジャック・ランシエール

どのような教育が「よい」教育か [著]苫野一徳/無知な教師 [著]ジャック・ランシエール

■普遍的問いにゆきつく教育論 教育論は難しい。原理的に語ろうとするほど「人間」や「倫理」をめぐる普遍的な問いにゆきつくからだ。取り上げる二冊は、いずれもそうした普遍的領域に踏み込もうとする野心的………[もっと読む]

[評者]斎藤環(精神科医)
[掲載]2011年10月02日
[ジャンル]教育 

蠅の帝国―軍医たちの黙示録 [著]帚木蓬生

蠅の帝国―軍医たちの黙示録 [著]帚木蓬生

■軍医を通じて描く戦争の悲惨 戦記ものの中でも、あまり取り上げられることのない、軍医を主人公にした連作短編集である。この本を書くために、著者は回想録や専門雑誌を丹念に渉猟し、軍医の仕事のなんたる………[もっと読む]

[評者]逢坂剛(作家)
[掲載]2011年10月02日
[ジャンル]文芸 

赤紙と徴兵―105歳、最後の兵事係の証言から [著]吉田敏浩

赤紙と徴兵―105歳、最後の兵事係の証言から [著]吉田敏浩

■狡猾、非情なシステム明らかに 「皇軍の兵士」はいかにつくられたか、その非情なシステムを一兵事係の残した記録をもとに分析した書である。末端の町村でその役割を果たすことを余儀なくされた職員の苦悩、………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2011年10月02日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

幸・不幸の分かれ道―考え違いとユーモア [著]土屋賢二

幸・不幸の分かれ道―考え違いとユーモア [著]土屋賢二

 就職し、完璧な教師を目指していた頃、「カテゴリー」を説明するため「君らは知らないだろうけど、日本語では『はんちゅう』っていうんだよ」「どう書くかというと」と言って、黒板に「範」と書いたが、「疇………[もっと読む]

[掲載]2011年10月02日
[ジャンル]人文 

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