2012年01月15日の書評一覧

刑務所の経済学 [著]中島隆信

刑務所の経済学 [著]中島隆信

 300円のパンを万引きして逮捕、裁判を受け、6カ月服役したら130万円の税金を使うという。果たしてこれは社会全体にとって「割に合う」のか。刑罰の犯罪抑止力はよく論じられるが、刑罰の社会的コスト………[もっと読む]

[掲載]2012年01月15日
[ジャンル]経済 

伝説の「どりこの」 [著]宮島英紀

伝説の「どりこの」 [著]宮島英紀

 昭和の初め、突如として現れた飲み物が「どりこの」だった。旧陸海軍でも用いられた黄金色をした滋養飲料は、最盛期には年間製造本数が220万本に達した。「どりこの」を売り出したのは出版社の講談社。野………[もっと読む]

[掲載]2012年01月15日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

旅人は死なない [著]リシャール・コラス

旅人は死なない [著]リシャール・コラス

■孤独求め、クールな語り口19編 「広い世界をひとりでさまようのは、さみしくないのかい?」 「ええ、もちろん。さみしいからこそ、ひとりで旅するんです……」 本書の表題作になった物語の中の会話であ………[もっと読む]

[評者]楊逸(作家)
[掲載]2012年01月15日
[ジャンル]文芸 

通天閣―新・日本資本主義発達史 [著]酒井隆史

通天閣―新・日本資本主義発達史 [著]酒井隆史

■古い大阪の魂、低い目線の凄み 昨今「塔」の話題を独占するのはスカイツリーだが、どっこい「通天閣」を忘れてもらっちゃ困るとばかりに分厚い本が出た。電波を発するわけでもない中途半端な高さの塔だが、………[もっと読む]

[評者]荒俣宏(作家)
[掲載]2012年01月15日
[ジャンル]社会 

怒れ!憤れ! [著]ステファン・エセル

怒れ!憤れ! [著]ステファン・エセル

■不正義に個人として立ち向かえ 著者はレジスタンス運動の活動家であり、ナチスに抵抗し続けた自由フランス軍の兵士だった男で、現在は94歳である。強制収容所に送られて処刑される寸前に脱走し、後に外交………[もっと読む]

[評者]石川直樹(写真家・作家)
[掲載]2012年01月15日
[ジャンル]社会 

アメリカ・ハードボイルド紀行 マイ・ロスト・ハイウェイ [著]小鷹信光

アメリカ・ハードボイルド紀行 マイ・ロスト・ハイウェイ [著]小鷹信光

■微細なハメット作品考察が圧巻 著者は、高校生になった1950年代の前半から、戦後闇市時代に洗礼を受けたアメリカ文化の研究に、のめり込んでいく。 手始めは、西部劇映画の新聞広告を、細大漏らさず切………[もっと読む]

[評者]逢坂剛(作家)
[掲載]2012年01月15日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 

乱歩彷徨―なぜ読み継がれるのか [著]紀田順一郎

乱歩彷徨―なぜ読み継がれるのか [著]紀田順一郎

■創造と人生の闇、謎鮮やかに 一人の芸術家の華々しい誕生と、その後の芸術寿命を襲う老化現象と葛藤しながらの創造と人生のはざまで、苦闘と苦悶(くもん)を続けながら芸術家として成功し、存続、発展を遂………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2012年01月15日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

贈与の歴史学―儀礼と経済のあいだ [著]桜井英治

贈与の歴史学―儀礼と経済のあいだ [著]桜井英治

■合理的でドライだった中世人 お歳暮の手配が終わったら年賀状を書き、出していない人から賀状が来たら慌てて返す。たとえそれが、すぐに顔を合わせる人であってもだ。もらったからにはお返ししなければなら………[もっと読む]

[評者]田中貴子(甲南大学教授)
[掲載]2012年01月15日
[ジャンル]歴史 経済 社会 新書 

比較のエートス 冷戦の終焉以後のマックス・ウェーバー [著]野口雅弘

比較のエートス 冷戦の終焉以後のマックス・ウェーバー [著]野口雅弘

■専門の砦から「現実」の戦場へ M・ウェーバーの遺(のこ)した仕事が、規模の点でも濃度の点でも、読む者を圧倒する凄(すご)みを備えていることは、その理論構築に対し否定的な見解を抱く者を含め、認め………[もっと読む]

[評者]奥泉光(作家)
[掲載]2012年01月15日
[ジャンル]経済 社会 国際 

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