2012年01月29日の書評一覧

平等と効率の福祉革命―新しい女性の役割 [著]イエスタ・エスピン=アンデルセン

平等と効率の福祉革命―新しい女性の役割 [著]イエスタ・エスピン=アンデルセン

■豊富な裏付けから子育て支援を提言 福祉の議論は公共頼みになりがちだ。医療も高齢者も育児も失業も国がもっと金を出せ——。でも、家庭や企業も福祉をかなり提供している。そのバランスを見ないとだめだ、………[もっと読む]

[評者]山形浩生(評論家)
[掲載]2012年01月29日
[ジャンル]社会 

人間 昭和天皇(上・下) [著]高橋紘

人間 昭和天皇(上・下) [著]高橋紘

■皇室記者の強みに客観性加え このところ昭和天皇伝(論)の刊行が相次ぐ。従来とは異なる視点が目立つ。確かに先行書には皇室記者会に所属した皇室記者の系譜がある。この一連の書には、昭和天皇と会話を交………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2012年01月29日
[ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝 

謎のチェス指し人形「ターク」 [著]トム・スタンデージ

謎のチェス指し人形「ターク」 [著]トム・スタンデージ

■名士も熱狂、18世紀の自動機械 チェスの世界はおもしろい。名人同士だけでなく霊能者やコンピューターとの対決といった話題が尽きないけれども、ルーツは18世紀にチェスの名手を次々に打ち負かした「自………[もっと読む]

[評者]荒俣宏(作家)
[掲載]2012年01月29日
[ジャンル]歴史 科学・生物 

領土 [著]諏訪哲史

領土 [著]諏訪哲史

■小説なのか?可能性に挑む 文学の世界に静かに殴り込みをかける、意欲的な短編集だ。 「幻視」や「残影」に貫かれた一冊。徹底して一人称の語り手によって語られる本書の世界は、短編ごとに舞台を変えなが………[もっと読む]

[評者]松永美穂(早稲田大学教授・ドイツ文学)
[掲載]2012年01月29日
[ジャンル]文芸 

星月夜 [著]伊集院静

星月夜 [著]伊集院静

■人間の心の奥にひそむ闇を照射 本作品は、著者初のミステリーとして、小説雑誌〈オール読物〉に昨2011年の1月号から9月号まで連載された。ただし、4月号が休載になっているのは、仙台在住の著者が大………[もっと読む]

[評者]逢坂剛(作家)
[掲載]2012年01月29日
[ジャンル]文芸 

さわり [著]佐宮圭

さわり [著]佐宮圭

■抑圧から生まれた天才琵琶師 1967年11月9日、ニューヨーク・フィルハーモニック創立125周年記念公演。若き小沢征爾が指揮する武満徹作曲『ノヴェンバー・ステップス』の舞台には、尺八奏者の横山………[もっと読む]

[評者]斎藤環(精神科医)
[掲載]2012年01月29日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

肉食妻帯考―日本仏教の発生 [著]中村生雄

肉食妻帯考―日本仏教の発生 [著]中村生雄

■土着の信仰を取り入れ発展 日本の仏教は堕落している。肉を食べ、妻帯する僧など言語道断だ。そういってはばからない人に問いたい。一体「本当の仏教」などあるのか、と。どんな宗教も、伝播(でんぱ)の過………[もっと読む]

[評者]田中貴子(甲南大学教授)
[掲載]2012年01月29日
[ジャンル]人文 

隔離の文学―ハンセン病療養所の自己表現史 [著]荒井裕樹

隔離の文学―ハンセン病療養所の自己表現史 [著]荒井裕樹

■文学への衝動生んだ葛藤 かつてハンセン病は一等国には相応(ふさわ)しくない「国辱病」とされ、後進性の象徴として隔離・撲滅が図られた。その中で綴(つづ)られた患者たちの「自己表現としての文学」に………[もっと読む]

[評者]中島岳志(北海道大学准教授・南アジア地域研究、政治思想史)
[掲載]2012年01月29日
[ジャンル]人文 

贖罪 [著]読売新聞社会部

贖罪 [著]読売新聞社会部

 元は読売新聞で2009年11月から1年余り続いた記事。裁判員制度をにらみ、犯罪者の矯正がいかに難しいか、適切な量刑判断とは何か、を読者に考えてもらうための企画だという。本書を一読すれば分かる。………[もっと読む]

[掲載]2012年01月29日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

すかたん [著]朝井まかて

すかたん [著]朝井まかて

 ほんわかとした時代小説。江戸のまんじゅう屋の娘だった知里は、江戸詰の藩士だった夫の赴任で大坂に。ところが、夫は急死する。ひょんなことから有名な青物問屋「河内屋」に住み込み奉公することになった知………[もっと読む]

[掲載]2012年01月29日
[ジャンル]文芸 

ページトップへ戻る

ブック・アサヒ・コム サイトマップ