2012年02月12日の書評一覧

失われた二〇世紀(上・下) [著]トニー・ジャット

失われた二〇世紀(上・下) [著]トニー・ジャット

■野蛮と悲劇の時代、知識人たちの航海 ヴァルター・ベンヤミンは「プルーストのイメージについて」で「無意志的記憶」について語っているが、本書はまさしく「追想を横糸に、忘却を縦糸としてなされる、自発………[もっと読む]

[評者]姜尚中(東京大学教授・政治学、政治思想史)
[掲載]2012年02月12日
[ジャンル]歴史 人文 

女子をこじらせて [著]雨宮まみ

女子をこじらせて [著]雨宮まみ

■イケてない女の悲しみ、炸裂 本書に描かれているのはイケてない人間の生き辛(づら)さ、そして女の生き辛さ、つまり、イケてない女であることの生き辛さだ。珍しいテーマではないと思う。にも拘(かか)わ………[もっと読む]

[評者]穂村弘(歌人)
[掲載]2012年02月12日
[ジャンル]人文 

トライアウト [著]藤岡陽子

トライアウト [著]藤岡陽子

■ドラマ引き立てる個性的な脇役 主人公は、新聞社に勤める未婚の母、久平(ひさひら)可南子。 かつて、社会部に在籍中スキャンダルに巻き込まれ、内勤に回されていた可南子が、9年ぶりに突然現場の運動部………[もっと読む]

[評者]逢坂剛(作家)
[掲載]2012年02月12日
[ジャンル]文芸 

伝説のCM作家 杉山登志―30秒に燃えつきた生涯 [著]川村蘭太

伝説のCM作家 杉山登志―30秒に燃えつきた生涯 [著]川村蘭太

■爆発的な才能の発露から自裁へ リッチでないのに リッチな世界などわかりません ハッピーでないのに ハッピーな世界などえがけません 「夢」がないのに 「夢」をうることなどは……とても 嘘(うそ)………[もっと読む]

[評者]後藤正治(ノンフィクション作家)
[掲載]2012年02月12日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

地上の飯―皿めぐり航海記 [著]中村和恵

地上の飯―皿めぐり航海記 [著]中村和恵

■身体的行為としての食の歴史 飯を食って文化の違いを論ずる——そんなこと、もう誰もが書いている。海外体験を描くとき、異文化の食にいささかでも衝撃を受けない人はないからだ。辺境の飯、伝統的な飯、そ………[もっと読む]

[評者]田中貴子(甲南大学教授)
[掲載]2012年02月12日
[ジャンル]人文 

かれらの日本語―台湾「残留」日本語論 [著]安田敏朗

かれらの日本語―台湾「残留」日本語論 [著]安田敏朗

■国語教育の歪み示し郷愁排す 本書中に次の一節がある。〈台湾を植民地として国語教育を開始して以来、そこで話されている日本語はあくまでも「かれらの日本語」でしかなかったのではないか。たとえスローガ………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2012年02月12日
[ジャンル]歴史 人文 

偶然の科学 [著]ダンカン・ワッツ

偶然の科学 [著]ダンカン・ワッツ

■実験と観察で社会現象に迫る レオナルド・ダ・ヴィンチのモナリザはなぜ有名か。いろいろと要因を挙げて説明を試みても、結局のところ、モナリザ的だから、といっているに過ぎないのでは? 19世紀にはル………[もっと読む]

[評者]辻篤子(本社論説委員)
[掲載]2012年02月12日
[ジャンル]科学・生物 

森正洋の言葉。デザインの言葉 [著]森正洋を語り・伝える会

森正洋の言葉。デザインの言葉 [著]森正洋を語り・伝える会

 2005年に77歳で亡くなった陶磁器デザイナーの第一人者、森。一貫して日常の生活で使う器、それも量産にこだわり続けた。国内外での受賞歴はあまた。東京・国立近代美術館では、異例の食器だけの大きな………[もっと読む]

[掲載]2012年02月12日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 ノンフィクション・評伝 

数学者の哲学+哲学者の数学―歴史を通じ現代を生きる思索 [著]砂田利一、長岡亮介、野家啓一

数学者の哲学+哲学者の数学―歴史を通じ現代を生きる思索 [著]砂田利一、長岡亮介、野家啓一

 数学者(砂田)、哲学者(野家)、そして元カリスマ予備校教師でもある数学史家(長岡)の3人が、数学と哲学との「あいだ」にある様々な問題を論じ合った。数学と哲学は、古来表裏一体の関係にありながら、………[もっと読む]

[掲載]2012年02月12日
[ジャンル]人文 科学・生物 

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