2012年04月15日の書評一覧

ナショナリズムの力―多文化共生世界の構想 [著]白川俊介

ナショナリズムの力―多文化共生世界の構想 [著]白川俊介

■熟議実現のため、棲み分け型提起 90年代以降、ヨーロッパでは「リベラル・ナショナリズム」に注目が集まっている。新自由主義が拡大し、再配分政策が機能不全に陥る中、国民の帰属意識に基づく共感から、………[もっと読む]

[評者]中島岳志(北海道大学准教授・南アジア地域研究、政治思想史)
[掲載]2012年04月15日
[ジャンル]政治 

黒澤明の遺言(いげん) [著]都築政昭

黒澤明の遺言(いげん) [著]都築政昭

■シンプルで一貫した創造哲学 家が近いのを理由に黒澤さんの晩年の数年間、時にはアポなしで訪ね、黒澤さんの映画談議に時間を忘れて長居したものだ。その時に聞いた話の大半が本書から再び黒澤さんの肉声に………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2012年04月15日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 

ヘルプ 心がつなぐストーリー [著]キャスリン・ストケット

ヘルプ 心がつなぐストーリー [著]キャスリン・ストケット

■声なき者の声で、境界線越える 60年代前半のアメリカのミシシッピ州。2人の女性の出会いが物語の核となる。白人の裕福な家庭で家政婦、つまり「ヘルプ」として働く黒人女性エイビリーンは一人息子をなく………[もっと読む]

[評者]小野正嗣(作家・明治学院大学准教授)
[掲載]2012年04月15日
[ジャンル]文芸 

落語家 昭和の名人くらべ [著]京須偕充 

落語家 昭和の名人くらべ [著]京須偕充 

■個性と技量、人間臭さに肉薄 これはなんとも、なつかしい本である。 場違いな譬(たと)えに聞こえるかもしれないが、評者はこの本を読んで古きよき時代の、つまり1950年代から60年代にかけての、ハ………[もっと読む]

[評者]逢坂剛(作家)
[掲載]2012年04月15日
[ジャンル]

バイオパンク DIY科学者たちのDNAハック! [著]マーカス・ウォールセン

バイオパンク DIY科学者たちのDNAハック! [著]マーカス・ウォールセン

■遺伝子組み換えで世界を変える 遺伝子組み換え、と聞いただけでおじけづく人は多いが、その恐ろしい遺伝子組み換えを、いまやそこらのホビイストが平気で始めている。本書はその動きや遺伝子組み換えホビイ………[もっと読む]

[評者]山形浩生(評論家)
[掲載]2012年04月15日
[ジャンル]

「安南王国」の夢―ベトナム独立を支援した日本人 [著]牧久

「安南王国」の夢―ベトナム独立を支援した日本人 [著]牧久

■アジア主義の志、波乱の生涯 仏領インドシナ、日本軍の進駐、対仏独立戦争、内戦、米軍の北爆、ゲリラ戦、サイゴン陥落……ベトナムの近現代史は苛烈(かれつ)極まりない。クオン・デと松下光廣。ベトナム………[もっと読む]

[評者]後藤正治(ノンフィクション作家)
[掲載]2012年04月15日
[ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝 

日本人の死生観を読む―明治武士道から「おくりびと」へ [著]島薗進

日本人の死生観を読む―明治武士道から「おくりびと」へ [著]島薗進

■死に関する意識の変容たどる 本書は「近代の死生観表出のさまざまな様態」を見つめた書、と著者は言う。なるほど、宮沢賢治、加藤咄堂(とつどう)、新渡戸稲造、藤村操、志賀直哉、柳田国男、折口信夫、吉………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2012年04月15日
[ジャンル]人文 

女中がいた昭和 [編]小泉和子

女中がいた昭和 [編]小泉和子

■待遇、背景は? 多角的に考察 昨年、「家政婦のミタ」というドラマが大ヒットしたことは記憶に新しい。家族の中の他人、という家政婦の微妙な立場をテーマにしたドラマは多いが、「家政婦の〜」では有能だ………[もっと読む]

[評者]松永美穂(早稲田大学教授・ドイツ文学)
[掲載]2012年04月15日
[ジャンル]歴史 

河・岸(かわ・ぎし) [著]蘇童(スートン)

河・岸(かわ・ぎし) [著]蘇童(スートン)

 文化大革命の時代を描きながら、これほど人間味豊かな物語が中国にあったのか、と驚かされる。蘇童(1963〜)は現代中国を代表する作家の一人。チャン・イーモウ監督の映画「紅夢」の原作者である。 舞………[もっと読む]

[掲載]2012年04月15日
[ジャンル]文芸 

昭和の東京 記憶のかげから [著]矢野誠一

昭和の東京 記憶のかげから [著]矢野誠一

 国民学校5年で敗戦を迎えた著者が、翌年の4月29日、同級生に誘われて後楽園球場でプロ野球を観戦し、ユニホームがあか抜けたセネタースに魅せられる。後年、演劇・演芸の舞台関係の仕事に進んだ著者は思………[もっと読む]

[掲載]2012年04月15日
[ジャンル]文芸 

ページトップへ戻る

ブック・アサヒ・コム サイトマップ