2012年07月22日の書評一覧

世界を救う処方箋―「共感の経済学」が未来を創る [著]ジェフリー・サックス

世界を救う処方箋―「共感の経済学」が未来を創る [著]ジェフリー・サックス

■米国の再興策、具体的に提案 国際経済学の権威である著者は過去の著作で、人口、環境、貧困など地球規模の問題をとりあげ、解決を主導することが期待される米国がそれを果たしていないと批判してきた。今回………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2012年07月22日
[ジャンル]経済 

「東京電力」研究―排除の系譜 [著]斎藤貴男

「東京電力」研究―排除の系譜 [著]斎藤貴男

■体質や構造から浮かぶ〈日本〉 大事故が起きれば、優良企業は一転、欠陥企業となり、「社長」「会長」の座にあるものは社会の糾弾を浴びる。社長・会長が予見しうる過失を見逃す無能者であり、悪意をもった………[もっと読む]

[評者]後藤正治(ノンフィクション作家)
[掲載]2012年07月22日
[ジャンル]経済 

ゾンビ日記 [著]押井守

ゾンビ日記 [著]押井守

■不気味で静かな狂気の世界 東京の町を、ゾンビが徘徊(はいかい)している光景を想像してみよう。ただ無表情に、ぞろぞろと。行けども行けどもゾンビばかりで、生者は自分一人。そのことに気づいたとき、あ………[もっと読む]

[評者]松永美穂(早稲田大学教授・ドイツ文学)
[掲載]2012年07月22日
[ジャンル]文芸 

非業の生者たち 集団自決 サイパンから満洲へ [著]下嶋哲朗

非業の生者たち 集団自決 サイパンから満洲へ [著]下嶋哲朗

■「強いられた自発性」が死へ 「非業の」と言えば「死」と続くのがふつうだろう。しかし、この本の題は「非業の生者たち」。戦争中、「集団自決」で死の寸前まで追い込まれながら、かろうじて生き延びた人々………[もっと読む]

[評者]上丸洋一(本社編集委員)
[掲載]2012年07月22日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

植物たちの私生活 [著]李承雨

植物たちの私生活 [著]李承雨

■絶望の奥から紡ぐ家族の物語 すでに世界各国に読者を持つ韓国の作家・李承雨のこの長編小説は、荒々しい暴力で始まって性をめぐり、かなわぬ愛を高らかに謳(うた)い、ひとつの平凡な家族がそれぞれに抱え………[もっと読む]

[評者]いとうせいこう(作家・クリエーター)
[掲載]2012年07月22日
[ジャンル]文芸 

トガニ 幼き瞳の告発 [著]孔枝泳

トガニ 幼き瞳の告発 [著]孔枝泳

■実在の事件描き社会揺さぶる 濃霧の立ちこめる霧津(ムジン)市で障害児の事故死が相次いでいる。そんな時期に、ソウルから一人の新しい教師、カン・インホがこの地の聴覚障害者学校・慈愛学院に赴任してき………[もっと読む]

[評者]楊逸(作家)
[掲載]2012年07月22日
[ジャンル]文芸 

ドストエフスキーとマルクス/秋の思想 かかる男の児ありき [著]河原宏

ドストエフスキーとマルクス/秋の思想 かかる男の児ありき [著]河原宏

■先人の軌跡に「信」を求めて 著者は今年の2月28日に、83歳の人生を閉じた。その死を惜しむかのように、6月に2冊の書が刊行された。両書に通じているテーマは、青年期に戦争を体験したがゆえの〈生き………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2012年07月22日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

市場社会と人間の自由―社会哲学論選 [著]カール・ポランニー

市場社会と人間の自由―社会哲学論選 [著]カール・ポランニー

■思索の過程、うかがえる論集 「経済成長」という、政治家や企業家の意識をいまなおがんじがらめにしている強迫観念に、はっきりと「失効」を突きつけるべき時期がきていると考えるむきは少なくない。教育や………[もっと読む]

[評者]鷲田清一(大谷大学教授・哲学)
[掲載]2012年07月22日
[ジャンル]社会 

スクール・アート [著]中川素子

スクール・アート [著]中川素子

 現代美術は、学校や教育、そのなかの子どもたちをどう表現しているのだろうか。造形美術論が専門の著者は数年かけて、写真や映像、絵画、インスタレーションなど約25点の作品と向きあい、作者と語らってき………[もっと読む]

[掲載]2012年07月22日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

ページトップへ戻る

ブック・アサヒ・コム サイトマップ