2012年11月04日の書評一覧

夕鶴の家‐父と私/桔梗の風‐天涯からの歌/飛花落葉‐季を旅して [著]辺見じゅん

夕鶴の家‐父と私/桔梗の風‐天涯からの歌/飛花落葉‐季を旅して [著]辺見じゅん

■自ら生きた昭和、澄んだ目で直視 歌人、作家、民俗学徒、それに出版社経営など多彩な顔を持っていた辺見じゅんさんが逝ってから1年余が過ぎた。同年生まれで世代体験も共有しているためか、私もなんどか対………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2012年11月04日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

拉致と決断 [著]蓮池薫

拉致と決断 [著]蓮池薫

■極限の24年間、圧巻の心情描写 何度も胸が締めつけられた。著者の境遇に自分を置こうと想像しても、あまりに過酷な現実を前に、つい本能的に思考回路を遮断してしまう。それでも読み続けた。 本書は北朝………[もっと読む]

[評者]渡辺靖(慶応大学教授・文化人類学)
[掲載]2012年11月04日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

新宿、わたしの解放区 [著]佐々木美智子 [聞き書き]岩本茂之

新宿、わたしの解放区 [著]佐々木美智子 [聞き書き]岩本茂之

■酒場と映画と、女傑の一代記 「女傑」一代記である。 そう言い切ったら、単純すぎる。一人の女の生き方を通して見た戦後史。おおげさすぎるか。一九六、七〇年代の盛り場文化史。いや、文化人酔態録か。ま………[もっと読む]

[評者]出久根達郎(作家)
[掲載]2012年11月04日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

チャイナ・ジャッジ‐毛沢東になれなかった男 [著]遠藤誉

チャイナ・ジャッジ‐毛沢東になれなかった男 [著]遠藤誉

■厚みある情報で事件の謎に迫る 中国共産党のトップ9人による集団指導体制の実態を克明に描いた前作『チャイナ・ナイン』は、日本の中国報道に少なからぬ影響を与えた。それまでメディアで伝えられてきた「………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2012年11月04日
[ジャンル]政治 

無罪 [著]スコット・トゥロー

無罪 [著]スコット・トゥロー

■ほろ苦い連帯感にじむ法廷小説 アメリカの法廷ミステリーのファンである。謎解きの妙もさることながら、アメリカの、ひいては現代社会の「いま」をひしひしと伝えてくれるジャンルであるからだ。スコット・………[もっと読む]

[評者]後藤正治(ノンフィクション作家)
[掲載]2012年11月04日
[ジャンル]文芸 

白鳥 [著]赤羽正春

白鳥 [著]赤羽正春

■様々に形を変え、文化を紡ぐ 白鳥が白い布となり、飛天となり天使となる。魂は白い鳥に姿を変え、飛び去り飛び来る。世界中で白鳥は様々に形を変えながら人とともに文化を紡いできた。本書ではその全体が見………[もっと読む]

[評者]田中優子(法政大学教授・近世比較文化)
[掲載]2012年11月04日
[ジャンル]人文 

微笑む人 [著]貫井徳郎

微笑む人 [著]貫井徳郎

■不可解な殺人動機と心の闇 エリート銀行員の仁藤俊実は、妻子を水難事故に見せかけて殺害した容疑で、逮捕される。仁藤は、最終的に容疑を認め、その動機を「本が増えて家が手狭になったから」と主張する。………[もっと読む]

[評者]逢坂剛(作家)
[掲載]2012年11月04日
[ジャンル]文芸 

琉球検事‐封印された証言 [著]七尾和晃

琉球検事‐封印された証言 [著]七尾和晃

■コザ事件と占領下の司法 1970年12月20日未明、米軍統治が続く沖縄のコザ市(現沖縄市)で、米陸軍病院に勤務する米国人運転の車が日本人男性をはね、全治10日のけがを負わせた。この事故をきっか………[もっと読む]

[評者]上丸洋一(本社編集委員)
[掲載]2012年11月04日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

世界文学から/世界文学へ [著]沼野充義

世界文学から/世界文学へ [著]沼野充義

 著者は東京大教授、意外にも初めての文芸時評集。1993年から2011年にかけて新聞や文芸誌で掲載したものをまとめた。90年代は、今はなき文芸誌「海燕」を舞台に、大江健三郎『燃えあがる緑の木』、………[もっと読む]

[掲載]2012年11月04日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

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