2013年01月27日の書評一覧

フランクル『夜と霧』への旅 [著]河原理子

フランクル『夜と霧』への旅 [著]河原理子

■豊かな時代にも「人生の意味」求め いわゆる“この一冊″に、ヴィクトール・E・フランクルの『夜と霧』(原題は「一心理学者の強制収容所体験」)をあげる人は少なくない。アウシュビッツなど四つの収容所………[もっと読む]

[評者]後藤正治(ノンフィクション作家)
[掲載]2013年01月27日
[ジャンル]文芸 

昭和天皇のゴルフ [著]田代靖尚

昭和天皇のゴルフ [著]田代靖尚

■意外な切り口の昭和史再検証 最近は明治大正の新聞や雑誌がデジタル化され、些末(さまつ)な出来事も自由に掘り返すことが可能になった。こうなると、世の定説の正確度をチェックしてやろうかという気にも………[もっと読む]

[評者]荒俣宏(作家)
[掲載]2013年01月27日
[ジャンル]社会 

明治演劇史 [著]渡辺保

明治演劇史 [著]渡辺保

■時代の転換期に息づく人たち 維新後、能や歌舞伎がどう変化し、新しい演劇がどのように出現したか、政治や社会の動きとともに生き生きと見える一冊である。 二〇〇九年刊の同著者による『江戸演劇史』上・………[もっと読む]

[評者]田中優子(法政大学教授・近世比較文化)
[掲載]2013年01月27日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 

居場所を探して 累犯障害者たち [著]長崎新聞社・累犯障害者問題取材班

居場所を探して 累犯障害者たち [著]長崎新聞社・累犯障害者問題取材班

■孤立と困窮の連鎖を断ち切る 知的・精神障害がありながら福祉の支援を受けられず、結果的に犯罪を繰り返す「累犯障害者」。服役中の知的障害者の7割が再犯者で、3人に1人は出所後3カ月以内に再び罪を犯………[もっと読む]

[評者]中島岳志(北海道大学准教授・南アジア地域研究、政治思想史)
[掲載]2013年01月27日
[ジャンル]社会 

僕たちの前途 [著]古市憲寿

僕たちの前途 [著]古市憲寿

■モーレツと一線画す起業家たち 今売り出し中の20代の社会学者が語る、現代的な「起業家論」。著者の周囲を行き交う、才能豊かな若き起業家たちがたくさん登場する。そこでリアルに描かれる彼らの素顔や日………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2013年01月27日
[ジャンル]社会 

こころ朗らなれ、誰もみな [著]アーネスト・ヘミングウェイ [訳]柴田元幸

こころ朗らなれ、誰もみな [著]アーネスト・ヘミングウェイ [訳]柴田元幸

■優しく暖か 新たな作家像 まず、なんといってもこのタイトルが実にすがすがしく、かっこいいではないか。原題は、God Rest You Merry, Gentlemen。新潮文庫の高見浩訳では「………[もっと読む]

[評者]福岡伸一(青山学院大学教授・生物学)
[掲載]2013年01月27日
[ジャンル]文芸 

アホウドリと「帝国」日本の拡大 南洋の島々への進出から侵略へ [著]平岡昭利

アホウドリと「帝国」日本の拡大 南洋の島々への進出から侵略へ [著]平岡昭利

■南方進出の出発点を検証 「アホウドリ」で思い出すのは、史実に材をとった吉村昭の小説「漂流」だ。江戸時代後期、しけにあって鳥島に流された土佐の船乗り長平が、アホウドリの肉を主食に12年半を生き延………[もっと読む]

[評者]上丸洋一(本社編集委員)
[掲載]2013年01月27日
[ジャンル]歴史 

世界の中の柳田国男 [編]R・A・モース、赤坂憲雄

世界の中の柳田国男 [編]R・A・モース、赤坂憲雄

■外からの目で見る多様な実像 編者のR・A・モースらは、柳田国男を「知の巨人の一人」と評する。その存在と学問研究は単に日本だけの遺産ではなく、世界的な意味を持つというのが本書の訴えである。11人………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2013年01月27日
[ジャンル]人文 

彼女たちの売春 社会からの斥力、出会い系の引力 [著]荻上チキ

彼女たちの売春 社会からの斥力、出会い系の引力 [著]荻上チキ

 「出会い喫茶」などを手がかりに、「ワリキリ(お金で割り切った体の関係)」と呼ばれるフリーの売春に携わる女性100人以上にインタビューした。2011年調査ではワリキリを始めた平均年齢は20.7歳………[もっと読む]

[掲載]2013年01月27日
[ジャンル]社会 

吉本隆明という「共同幻想」 [著]呉智英

吉本隆明という「共同幻想」 [著]呉智英

 恥ずかしいことを思い出した。高校のころ後輩に「難しいけど」と吉本作品を薦めたなあ、ほとんど理解できなかったのに。著者も最初はそうで、先輩に偉そうにされないよう必死に諸作を読み込んだ。そして結論………[もっと読む]

[掲載]2013年01月27日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

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