2013年03月03日の書評一覧

沈黙の町で [著]奥田英朗

沈黙の町で [著]奥田英朗

■緊迫感に満ちた、いじめ真相解明 奥田英朗は、もともと引き出しの多い作家で、どれを読んでもおもしろく、失望することがない。 この作品は、一昨年から昨年にかけて、本紙に連載された新聞小説である。こ………[もっと読む]

[評者]逢坂剛(作家)
[掲載]2013年03月03日
[ジャンル]文芸 

人間とミジンコがつながる世界認識 私説ミジンコ大全 [著]坂田明

人間とミジンコがつながる世界認識 私説ミジンコ大全 [著]坂田明

■炸裂する演奏につながる生物 愛さないと見えないものがあるのかもしれない。この本のなかでさりげなく書きとめられているメダカの姿、水の流れくる方向に頭を向けて必死で止まっているメダカを愛(いと)お………[もっと読む]

[評者]鷲田清一(大谷大学教授・哲学)
[掲載]2013年03月03日
[ジャンル]科学・生物 

 皮膚感覚と人間のこころ [著]傳田光洋

皮膚感覚と人間のこころ [著]傳田光洋

■触れるとなぜ気持ちいいのか 皮膚感覚という語は日常によく耳にするが、概念に対する身体感覚という意味で認識されているように思う。私たちは普段、皮膚に類する語を比喩的にけっこう無意識に使っている。………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2013年03月03日
[ジャンル]科学・生物 

色川大吉歴史論集 近代の光と闇 [著]色川大吉

色川大吉歴史論集 近代の光と闇 [著]色川大吉

■「歴史の辛さ」ともにかみしめ 天皇制の是非について2人の歴史学者が対談した。 A「これは憲法にあきらかなように、すべて国民に任せるという気持です」 B「国民が望むか望まないかの問題ですね、場合………[もっと読む]

[評者]上丸洋一(本社編集委員)
[掲載]2013年03月03日
[ジャンル]歴史 

東北発の震災論―周辺から広域システムを考える [著]山下祐介

東北発の震災論―周辺から広域システムを考える [著]山下祐介

■脱原発ではなく脱システムを 本書を最後まで読むと恐ろしくなってくる。「震災論」とあるが、じつは「広域システム」論だ。ここで言う広域システムとは「ある箇所の生産は全世界で展開されている生産工程に………[もっと読む]

[評者]田中優子(法政大学教授・近世比較文化)
[掲載]2013年03月03日
[ジャンル]社会 

アサイラム・ピース [著]アンナ・カヴァン

アサイラム・ピース [著]アンナ・カヴァン

■不条理への諦め 悲しく、淡々と アンナ・カヴァンの作品は、しばしばカフカ的だと評される。抽象的で正体不明な人々。意味不明の裁判。強大な権力を持ち、自分を抑圧する謎めいた組織。理由すらわからない………[もっと読む]

[評者]山形浩生(評論家)
[掲載]2013年03月03日
[ジャンル]文芸 

中国台頭の終焉 [著]津上俊哉

中国台頭の終焉 [著]津上俊哉

■「世界一」になる日は来ない? リーマン・ショック後、巨額の財政出動で危機をしのぎ世界経済の主要プレーヤーに躍り出た中国。国内総生産で日本を抜き去ったが、10年以内に米国も逆転する、というのが国………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2013年03月03日
[ジャンル]経済 国際 

三種の神器―〈玉・鏡・剣〉が示す天皇の起源 [著]戸矢学

三種の神器―〈玉・鏡・剣〉が示す天皇の起源 [著]戸矢学

■「日本文化の根源」独自に分析 「三種の神器」について詳しく知る人は多くない。本書は、八坂瓊曲玉(やさかにのまがたま)、八咫鏡(やたのかがみ)、草薙剣(くさなぎのつるぎ)の三種は、「日本文化の根………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2013年03月03日
[ジャンル]歴史 

14歳の世渡り術 学歴入門 [著]橘木俊詔

14歳の世渡り術 学歴入門 [著]橘木俊詔

 中高生やその親向けに書かれたシリーズの一冊。「学歴」をどうとらえるかは十人十色だが、格差に関する多くの著作がある著者は、学校名よりも「学校で何をどれだけ勉強してきたかが重視される時代になりつつ………[もっと読む]

[掲載]2013年03月03日
[ジャンル]教育 

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