2013年04月07日の書評一覧

聞き書き 倉本聰 ドラマ人生 [編]北海道新聞社

聞き書き 倉本聰 ドラマ人生 [編]北海道新聞社

■包んであるのは人生の「苦い薬」 電気が無いと暮らせない、と少年が父親に訴える。夜になったらどうするのか。夜になったら、と父が答える。眠るンです。 テレビドラマ「北の国から」第一話の中の会話であ………[もっと読む]

[評者]出久根達郎(作家)
[掲載]2013年04月07日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 ノンフィクション・評伝 

双頭の船 [著]池澤夏樹

双頭の船 [著]池澤夏樹

■桁外れの喪失に 言葉与える格闘 「絆」――何か言った気になれる便利な言葉ではあるが、ひとつだけ、はっきりさせよう。 「絆」の要件とは、一人一人、ばらばらであることだ。 同じであることではない。………[もっと読む]

[評者]赤坂真理(作家)
[掲載]2013年04月07日
[ジャンル]文芸 

七帝柔道記 [著]増田俊也

七帝柔道記 [著]増田俊也

■悶絶・失神 寝技に捧げた青春 圧倒的な筆致の力作ノンフィクション『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』の著者増田俊也が、北大柔道部時代を振り返った自伝的小説である。『木村政彦』でも書きこま………[もっと読む]

[評者]角幡唯介(ノンフィクション作家・探検家)
[掲載]2013年04月07日
[ジャンル]文芸 

アンダルシアの都市と田園 [編]陣内秀信+法政大学陣内研究室

アンダルシアの都市と田園 [編]陣内秀信+法政大学陣内研究室

■支配の変転、混血による創造 国という単位で世界を記述する代わりに、より小さな単位を用いて、世界を記述しようという動きが盛んである。本書もまた、スペインという単位に代わって、新たな単位をさぐる試………[もっと読む]

[評者]隈研吾(建築家・東京大学教授)
[掲載]2013年04月07日
[ジャンル]歴史 人文 国際 

モダン・ライフと戦争―スクリーンのなかの女性たち [著]宜野座菜央見

モダン・ライフと戦争―スクリーンのなかの女性たち [著]宜野座菜央見

■社会の矛盾とスターの身体 「女性の美」を読み解くことは、難しい。とりわけ政治や経済と結託したとき、その難易度は跳ね上がるようだ。本書は、1930年代前後の日本映画を、「女優」に着目して論じてい………[もっと読む]

[評者]水無田気流(詩人・社会学者)
[掲載]2013年04月07日
[ジャンル]歴史 アート・ファッション・芸能 

ギッちょん [著]山下澄人

ギッちょん [著]山下澄人

■時間を跳躍 ほどける「わたし」 ギッちょんは誰にでも居る。彼は記憶の底で朧(おぼろ)げになった、もはや実在したのかどうかさえも定かではない幼馴染(なじみ)、だがそれでいて、けっして完全に忘れ去………[もっと読む]

[評者]佐々木敦(批評家・早稲田大学教授)
[掲載]2013年04月07日
[ジャンル]文芸 

漁業と震災 [著]濱田武士

漁業と震災 [著]濱田武士

■「上から目線」の改革論を批判 もしかしたら漁業ほど、東日本大震災後のさまざまな復興論にふりまわされた産業はないかもしれない。たしかに日本の漁業は、大震災によって壊滅的な被害を受けるまえから衰退………[もっと読む]

[評者]萱野稔人(津田塾大学教授・哲学)
[掲載]2013年04月07日
[ジャンル]社会 

ステーキを下町で [著]平松洋子 [画]谷口ジロー

ステーキを下町で [著]平松洋子 [画]谷口ジロー

■思い出も重ねる「食する旅」 著者の文体にはリズムがある。北海道から沖縄までの「食する旅」のメニューにふれながら、読む側も食後感を味わうのは、まさにこのリズムのせいだ。鹿児島で「黒しゃぶ」の「じ………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2013年04月07日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

二・二六事件の幻影―戦後大衆文化とファシズムへの欲望 [著]福間良明

二・二六事件の幻影―戦後大衆文化とファシズムへの欲望 [著]福間良明

 「昭和維新」を掲げた二・二六事件が戦後、映画や小説でどう描かれてきたか。 戦後しばらくは、言論統制の影響もあって、青年将校の「純粋ゆえの浅慮」が批判的に語られていた。しかし1960年代末の大学………[もっと読む]

[掲載]2013年04月07日
[ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝 

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