2013年06月09日の書評一覧

量子革命 アインシュタインとボーア、偉大なる頭脳の激突 [著]マンジット・クマール

量子革命 アインシュタインとボーア、偉大なる頭脳の激突 [著]マンジット・クマール

■謎の世界に挑んだ物理学者らの百年 原子以下の階層を支配する量子の世界。そこには私たちが日常目にする連続的な世界とは異なる不思議な世界が広がっている。例えば電子はある場所で消えたかと思うと、中間………[もっと読む]

[評者]角幡唯介(ノンフィクション作家・探検家)
[掲載]2013年06月09日
[ジャンル]科学・生物 

経済と人類の1万年史から、21世紀世界を考える  [著]ダニエル・コーエン

経済と人類の1万年史から、21世紀世界を考える  [著]ダニエル・コーエン

■事後に過ち正せぬ時代が到来 本書はフランスで2009年に上梓(じょうし)された『悪徳の栄え』(原題)の邦訳である。1万年前の新石器革命において「神」が発明された事情から始まって、近代に西欧が中………[もっと読む]

[評者]水野和夫(日本大学教授・経済学)
[掲載]2013年06月09日
[ジャンル]経済 

女子プロレスラーの身体とジェンダー 規範的「女らしさ」を超えて [著]合場敬子

女子プロレスラーの身体とジェンダー 規範的「女らしさ」を超えて [著]合場敬子

■「強さ」をめぐる問題提起 女らしさや美の規範。これらは、今なお多くの女性を拘束する見えない鎖である。とりわけ、「強さ」の問題は複雑だ。近代社会は男性には身体的な強さを奨励し、他方で女性の身体性………[もっと読む]

[評者]水無田気流(詩人・社会学者)
[掲載]2013年06月09日
[ジャンル]社会 

女性ホームレスとして生きる 貧困と排除の社会学 [著]丸山里美

女性ホームレスとして生きる 貧困と排除の社会学 [著]丸山里美

 野宿者全体のうち、女性は3%という。著者は10年以上にわたり女性ホームレスを調査、周囲との関係の中で、野宿を続けるか否か迷う彼女たちの声を丁寧に拾ってきた。著者によれば、これまでのホームレス研………[もっと読む]

[掲載]2013年06月09日
[ジャンル]人文 

天堂狂想歌 [著]莫言

天堂狂想歌 [著]莫言

■農民の苦難、ユーモラスに 昨年ノーベル文学賞を与えられた中国の莫言が、20年以上前に書いていた長編小説が翻訳された。ガルシア=マルケスに影響を受け、であれば遡(さかのぼ)ってフォークナーに手法………[もっと読む]

[評者]いとうせいこう(作家・クリエーター)
[掲載]2013年06月09日
[ジャンル]文芸 

立身出世と下半身―男子学生の性的身体の管理の歴史 [著]澁谷知美

立身出世と下半身―男子学生の性的身体の管理の歴史 [著]澁谷知美

■「性的充溢=男らしさ」の矛盾 「1890〜1940年代において、男子学生の性的身体は、教育者や医者らによって、どのように管理されたのか」を、資料分析や当事者へのアンケートを通して論考した本。 ………[もっと読む]

[評者]三浦しをん(作家)
[掲載]2013年06月09日
[ジャンル]社会 

亡びゆく言語を話す最後の人々 [著]K・デイヴィッド・ハリソン

亡びゆく言語を話す最後の人々 [著]K・デイヴィッド・ハリソン

■敬意をもって耳を傾け記録 アメリカ先住民ナバホ族のディネ語の吹き替えによる「スターウォーズ」が今夏公開される。ナバホ族自身によるディネ語保存のための画期的な試みだ。アメリカ先住民の中で最も人口………[もっと読む]

[評者]内澤旬子(文筆家・イラストレーター)
[掲載]2013年06月09日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

〈驚異の旅〉または出版をめぐる冒険 [著]石橋正孝

〈驚異の旅〉または出版をめぐる冒険 [著]石橋正孝

■ヴェルヌ対版元、タフな闘争 ジュール・ヴェルヌの豪華挿絵入り冒険物語は〈驚異の旅〉と総称され、日本を含む全地球、いや宇宙までも舞台とした科学的幻想小説大系である。が、その舞台に、肝心のフランス………[もっと読む]

[評者]荒俣宏(作家)
[掲載]2013年06月09日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

フィリピンBC級戦犯裁判 [著]永井均

フィリピンBC級戦犯裁判 [著]永井均

■裁かれた日本軍、克明に調査 フィリピンでの戦争裁判に関する先行研究はほとんどない。本書にはその嚆矢(こうし)としての自負が凝縮されている。 太平洋戦争下、日本軍は3年余にわたってフィリピンを占………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2013年06月09日
[ジャンル]歴史 

植物はそこまで知っている [著]ダニエル・チャモヴィッツ

植物はそこまで知っている [著]ダニエル・チャモヴィッツ

 植物は人が近づいて来るのを「見ている」。さらに、葉をちぎられたことを「記憶する」という。想像以上に発達している植物の感覚について、生物学者が研究成果を踏まえて解説する一冊。 仲間が虫に食われる………[もっと読む]

[掲載]2013年06月09日
[ジャンル]科学・生物 

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