2013年07月14日の書評一覧

蘇生した魂をのせて/石牟礼道子―魂の言葉、いのちの海 [著]石牟礼道子

蘇生した魂をのせて/石牟礼道子―魂の言葉、いのちの海 [著]石牟礼道子

■「公」とは何か、水俣から学ぶ 藤原書店から出ている全集も大詰めを迎えつつある石牟礼道子。行動をともなったその思索、そして言葉に関する本が幾つか出てきている。 『蘇生した魂をのせて』は講演や対談………[もっと読む]

[評者]いとうせいこう(作家・クリエーター)
[掲載]2013年07月14日
[ジャンル]人文 ノンフィクション・評伝 

トロツキー(上・下) [著]ロバート・サーヴィス

トロツキー(上・下) [著]ロバート・サーヴィス

■革命と共に変貌、複雑な性格描く トロツキーを20世紀の革命史にどのように位置づけるか、本書はそれを試みた書だが、著者はイギリスのロシア史専攻の歴史学者。これまでに『レーニン』『スターリン』を著………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2013年07月14日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

聖痕 [著]筒井康隆

聖痕 [著]筒井康隆

■明るいニヒリズムの喪失譚 1973年、5歳の葉月貴夫は突如襲われ性器を切断される。彼の神々しいまでの美貌(びぼう)に魅入られた変質者による凶行であった。「聖痕」、貴夫は喪失の跡をそう名づけ、や………[もっと読む]

[評者]水無田気流(詩人・社会学者)
[掲載]2013年07月14日
[ジャンル]文芸 

□(しかく) [著]阿部和重

□(しかく) [著]阿部和重

■ホラー映画への偏愛が凝集 阿部和重という小説家が著した、最も奇抜な小説だろう。作品ごとにスタイルや文体を一変させる、周到な準備と緻密(ちみつ)な設計に基づく凝りに凝った作風で知られる阿部は、今………[もっと読む]

[評者]佐々木敦(批評家・早稲田大学教授)
[掲載]2013年07月14日
[ジャンル]文芸 

素顔の新美南吉―避けられない死を前に [著]斎藤卓志

素顔の新美南吉―避けられない死を前に [著]斎藤卓志

■聞き書きで創作の実態明らかに 「里にいでて手袋買ひし子狐(こぎつね)の童話のあはれ雪降るゆふべ」。美智子皇后の御歌(みうた)である。新美南吉の童話「手ぶくろを買いに」を詠まれている。 今年は新………[もっと読む]

[評者]出久根達郎(作家)
[掲載]2013年07月14日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

欲望の美術史 [著]宮下規久朗

欲望の美術史 [著]宮下規久朗

■「食欲」から「死」までの美の小径 画家が主題の選択に迷い、その拠(よ)りどころを一体どこに求めるべきかと心を煩悶(はんもん)させる経験は誰にもある。そんな時、本書があれば難なく画家は寸善尺魔の………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2013年07月14日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 新書 

東大理系教授が考える道徳のメカニズム [著]鄭(てい)雄一

東大理系教授が考える道徳のメカニズム [著]鄭(てい)雄一

■親から子へ、ごまかさず伝える 子育てでは必然的に善悪の区別を教える羽目になる。例えば、喧嘩(けんか)や他人を傷つける行為はダメ!など。ところが実際の世界は「ダメ」なことばかりである。国際紛争は………[もっと読む]

[評者]川端裕人(作家)
[掲載]2013年07月14日
[ジャンル]教育 新書 

白い人びと―ほか短篇とエッセー [著]フランシス・バーネット

白い人びと―ほか短篇とエッセー [著]フランシス・バーネット

■死は虚無ではなく目覚めなのだ 子供に大人には見えないものが見えるのは、生まれる前の、だからまだ生が死と未分化な状態の記憶が残っているからなのか。表題作「白い人びと」の主人公イゾベルは、小さな子………[もっと読む]

[評者]小野正嗣(作家・明治学院大学准教授)
[掲載]2013年07月14日
[ジャンル]文芸 

黒船来航―日本語が動く [著]清水康行

黒船来航―日本語が動く [著]清水康行

 幕末、諸外国との外交交渉に臨んだ日本。近代西洋の論理に直面し、条約文をまとめる際には新たな単語や構文法を開発しなければならない場面もあった。「日米和親条約」などの文章を分析しながら、通訳らの苦………[もっと読む]

[掲載]2013年07月14日
[ジャンル]歴史 

ナショナリズムの誘惑 [著]木村元彦・園子温・安田浩一

ナショナリズムの誘惑 [著]木村元彦・園子温・安田浩一

 かつて旧ユーゴの民族紛争を取材した木村、日本と中国の青年たちが殺し合う映画を18年前につくっていた園、在日コリアンへのヘイトスピーチデモを行う集団を取材する安田。日本社会は、安易な排外ナショナ………[もっと読む]

[掲載]2013年07月14日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 国際 

ページトップへ戻る

ブック・アサヒ・コム サイトマップ