2013年07月28日の書評一覧

幸福の文法―幸福論の系譜、わからないものの思想史 [著]合田正人

幸福の文法―幸福論の系譜、わからないものの思想史 [著]合田正人

■「問い」を問い直すラジカルな人間論 「幸福だった」というふうに、幸福は失ってはじめてわかる。あるとき幸福を感じても幸福感というものは長続きせずに凡庸な日常へとすぐに均(なら)されてしまう。幸福………[もっと読む]

[評者]鷲田清一(大谷大学教授・哲学)
[掲載]2013年07月28日
[ジャンル]人文 

対話集 原田正純の遺言 [編]朝日新聞西部本社/原田正純の道 [著]佐高信

対話集 原田正純の遺言 [編]朝日新聞西部本社/原田正純の道 [著]佐高信

■水俣病患者に学んだ半世紀 福島原発事故によって人も社会も海も被害を受けた。いまだ何も乗り越えられていない。にもかかわらず再稼働が次々と審査申請された。こういう時こそ、水俣を思い起こさなくてはな………[もっと読む]

[評者]田中優子(法政大学教授・近世比較文化)
[掲載]2013年07月28日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

ふたごと教育 [編]東京大学教育学部付属中等教育学校

ふたごと教育 [編]東京大学教育学部付属中等教育学校

■遺伝と「個の確立」を問う研究 東京大学教育学部付属中等教育学校は「ふたごの学校」として知られる。中高一貫の課程に「ふたご枠」があり、60年間で900組が学んだ。 ふたごの研究は世界的に注目され………[もっと読む]

[評者]川端裕人(作家)
[掲載]2013年07月28日
[ジャンル]教育 

ヨーロッパ文明の正体―何が資本主義を駆動させたか [著]下田淳

ヨーロッパ文明の正体―何が資本主義を駆動させたか [著]下田淳

■解明の鍵は「棲み分け」にあり 鉈(なた)で一刀両断されたような良い意味での重い読後感が残り、あらゆるものを数値と結びつけて考えたがる「理系バカ」が支配する現代社会から脱しなければ、日本の未来は………[もっと読む]

[評者]水野和夫(日本大学教授・経済学)
[掲載]2013年07月28日
[ジャンル]経済 

10万人のホームレスに住まいを! [著]青山やすし

10万人のホームレスに住まいを! [著]青山やすし

■市場原理を活用する自立支援 市場原理を忌避することなく、むしろ適切に活用することで社会問題の解決を目指す〈社会企業〉。日本でも若い世代を中心に起業が相次いでいるが、スケールアウト(規模拡大)に………[もっと読む]

[評者]渡辺靖(慶応大学教授・文化人類学)
[掲載]2013年07月28日
[ジャンル]社会 ノンフィクション・評伝 

パウリーナの思い出に [著]アドルフォ・ビオイカサーレス

パウリーナの思い出に [著]アドルフォ・ビオイカサーレス

■謎と愛が絡み合う、これぞ短編 ボルヘスの友人にして共作者、そしてあの究極の幻想恋愛小説『モレルの発明』の作者でもあるアドルフォ・ビオイカサーレスの、本邦初となる短編集である。博覧強記のボルヘス………[もっと読む]

[評者]佐々木敦(批評家・早稲田大学教授)
[掲載]2013年07月28日
[ジャンル]文芸 

神の島 沖ノ島 [著]藤原新也、安部龍太郎

神の島 沖ノ島 [著]藤原新也、安部龍太郎

■写真と文章で味わう神秘の地 びっくりしたという意味では近年まれに見る本だ。本書は写真家の藤原新也氏と作家の安部龍太郎氏が、玄界灘のど真ん中に浮かぶ沖ノ島を訪ねた時の写真と文章をまとめた大型本だ………[もっと読む]

[評者]角幡唯介(ノンフィクション作家・探検家)
[掲載]2013年07月28日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 

モネ、ゴッホ、ピカソも治療した絵のお医者さん―修復家・岩井希久子の仕事 [著]岩井希久子

モネ、ゴッホ、ピカソも治療した絵のお医者さん―修復家・岩井希久子の仕事 [著]岩井希久子

■名画を修復する驚きの「秘法」 名画を修復する職業があることを、大抵のかたがご存じないのでは? 肝心の修復家が仕事の内容や生活を、発言しないせいもある。もっともわが国では美術館に修復部門が、ほと………[もっと読む]

[評者]出久根達郎(作家)
[掲載]2013年07月28日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 ノンフィクション・評伝 

青い花 [著]辺見庸

青い花 [著]辺見庸

 「わたしはあるいている」。故郷の東北の線路沿いを独りで歩いている。「妻は死んだのだ。父も母も死んだのだ。子どもたちも死んだのだ。犬も死んだのだ。友だちもずいぶん死んでしまった」。なぜなら「震災………[もっと読む]

[掲載]2013年07月28日
[ジャンル]文芸 

ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた [著]青山通

ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた [著]青山通

 1968年、7歳の筆者は「ウルトラセブン」の最終回に衝撃を受ける。愛するダンに自分はウルトラセブンだと告げられたアンヌ隊員。その背景で「なぜ?」と疑問符を畳みかけるかのように強く和音を刻む硬質………[もっと読む]

[掲載]2013年07月28日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

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