2013年11月03日の書評一覧

流星ひとつ [著]沢木耕太郎

流星ひとつ [著]沢木耕太郎

■行間に思い広がる、人間・藤圭子の姿 先日自殺した藤圭子。本書は作家の沢木耕太郎氏がかなり前に、彼女に対して行ったインタビューをもとに書かれた作品だ。 ことの起こりは34年前。当時、人気の頂点を………[もっと読む]

[評者]角幡唯介(ノンフィクション作家・探検家)
[掲載]2013年11月03日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

ヒッグス―宇宙の最果ての粒子 [著]ショーン・キャロル

ヒッグス―宇宙の最果ての粒子 [著]ショーン・キャロル

■ノーベル賞もたらした大発見 今年のノーベル物理学賞は、ヒッグス粒子なるものの存在を半世紀前に予想した2人の理論物理学者が受賞した。昨年、スイス・ジュネーブ郊外の欧州合同原子核研究機関(CERN………[もっと読む]

[評者]川端裕人(作家)
[掲載]2013年11月03日
[ジャンル]科学・生物 

ルポ 虐待―大阪二児置き去り死事件 [著]杉山春

ルポ 虐待―大阪二児置き去り死事件 [著]杉山春

■浮かび上がる有象無象の矛盾 2010年夏、大阪の繁華街近くのマンションで、3歳と1歳の子どもたちが遺体で見つかった事件は、記憶に新しい。当時23歳のシングルマザーだった母親の育児放棄(ネグレク………[もっと読む]

[評者]水無田気流(詩人・社会学者)
[掲載]2013年11月03日
[ジャンル]社会 ノンフィクション・評伝 新書 

病の皇帝「がん」に挑む―人類4000年の苦闘(上・下) [著]シッダールタ・ムカジー

病の皇帝「がん」に挑む―人類4000年の苦闘(上・下) [著]シッダールタ・ムカジー

■情熱的に描く、生への希求の歴史 著者のムカジー氏は、アメリカでがんの治療と研究にあたっている医師だ。彼は娘の誕生を、注射器片手に待ち受けた。臍帯血(さいたいけつ)を採取し、がん患者の治療に役立………[もっと読む]

[評者]三浦しをん(作家)
[掲載]2013年11月03日
[ジャンル]医学・福祉 

匠たちの名旅館 [著]稲葉なおと

匠たちの名旅館 [著]稲葉なおと

■信頼が生んだ木造建築の奇跡 日本にこんな宿が残っているということ自体が、一種の奇跡と思えてきた。建築デザイン上の共通点も列挙できる。天井の低さ、柱の細さ、屋根の薄さ、木材の吟味が、美しさに直結………[もっと読む]

[評者]隈研吾(建築家・東京大学教授)
[掲載]2013年11月03日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 

連続シンポジウム 日本の立ち位置を考える [編]明石康

連続シンポジウム 日本の立ち位置を考える [編]明石康

■日米アジア識者の良質な議論 戦後日本の民間国際交流の草分け・国際文化会館(東京)で行われた日本・米国・アジアの有識者19人による連続シンポジウムの抄録。 例えば、日米中の関係一つ取っても多様な………[もっと読む]

[評者]渡辺靖(慶応大学教授・文化人類学)
[掲載]2013年11月03日
[ジャンル]社会 国際 

民家日用廣益秘事大全―江戸庶民の生活便利帳 [著]三松館主人 [訳]内藤久男

民家日用廣益秘事大全―江戸庶民の生活便利帳 [著]三松館主人 [訳]内藤久男

■江戸の「これは便利だ」事典 江戸時代の「やっ、これは便利だ」日用百科事典である。 こんな内容。シャックリを止める法。冷水に寺と三回書き、その水を三口で飲む。 大便をこらえる法。男は左、女は右の………[もっと読む]

[評者]出久根達郎(作家)
[掲載]2013年11月03日
[ジャンル]歴史 

日本の農業を破壊したのは誰か―「農業立国」に舵を切れ [著]山下一仁

日本の農業を破壊したのは誰か―「農業立国」に舵を切れ [著]山下一仁

■農協や農政の甘えの構造指摘 日本の農業をめぐっては、「誤った常識」を前提に政策が議論されることが多い。「小さい農家は貧乏」「関税がなくなれば農業は壊滅する」「米国や豪州とは規模が違うので競争に………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2013年11月03日
[ジャンル]社会 

戸越銀座でつかまえて [著]星野博美

戸越銀座でつかまえて [著]星野博美

 「戸越銀座」とは、東京都品川区にある商店街。著者のふるさとであり、下町の雰囲気がある。地元を離れて約20年ぶりに実家に戻り、「再デビュー」したふるさと……。故郷に暮らしながら大都会での生活をし………[もっと読む]

[掲載]2013年11月03日
[ジャンル]文芸 

石田千作文集 きつねの遠足 [著]石田千

石田千作文集 きつねの遠足 [著]石田千

 45年の人生の、さまざまな場面で出合った人や本、何げない情景に対する思いが、67編の短い文章でつづられている。エッセー集ではなく、あえて作文集と名づけた。 「選句の神殿」がおもしろい。「朝日俳………[もっと読む]

[掲載]2013年11月03日
[ジャンル]文芸 

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