2014年01月12日の書評一覧

遠い鏡―災厄の14世紀ヨーロッパ [著]バーバラ・W・タックマン

遠い鏡―災厄の14世紀ヨーロッパ [著]バーバラ・W・タックマン

■怒りと不安の中、準備された未来 「遠い鏡」こそが現在を映し出す。本書を読むと、いま起きている問題は、14世紀に端を発した矛盾が、姿・かたち・役者を変えて噴出したもので、人間の「強欲さ」は変わら………[もっと読む]

[評者]水野和夫(日本大学教授・経済学)
[掲載]2014年01月12日
[ジャンル]歴史 社会 

わたしはマララ―教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女 [著]マララ・ユスフザイ、クリスティーナ・ラム

わたしはマララ―教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女 [著]マララ・ユスフザイ、クリスティーナ・ラム

■本とペンこそが私たちの武器 十六歳の少女の自伝である。侮ってはいけない。自伝は生きてきた年数でなく、体験の重さである。 少女は十五歳で、イスラム武装勢力タリバンの暗殺の標的となった。下校中のス………[もっと読む]

[評者]出久根達郎(作家)
[掲載]2014年01月12日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 国際 

ブラック企業ビジネス [著]今野晴貴

ブラック企業ビジネス [著]今野晴貴

■信頼を食い潰すビジネスの論理 昨今頻繁に目にする「ブラック企業」という言葉。だがその実態や社会背景は、今なお正しく認識されているとは言い難い。『ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪』で、単なる違………[もっと読む]

[評者]水無田気流(詩人・社会学者)
[掲載]2014年01月12日
[ジャンル]社会 ノンフィクション・評伝 

いま読むペロー「昔話」 [訳・解説]工藤庸子

いま読むペロー「昔話」 [訳・解説]工藤庸子

■グリムと異なり大人に向けて グリムの童話「赤頭巾」では、少女がお婆(ばあ)さんに化けた狼(おおかみ)に食われたあと、猟師が狼を撃って腹から少女を助け出すことになっている。しかし、ペローの昔話で………[もっと読む]

[評者]柄谷行人(哲学者)
[掲載]2014年01月12日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

あかんやつら―東映京都撮影所血風録 [著]春日太一

あかんやつら―東映京都撮影所血風録 [著]春日太一

■底抜けに痛快、豪傑映画人たち 血風録という芝居がかった副題と、表紙の写真に使われた犬吠埼の派手に砕け散る白波が内容をよく表している。本書は65年に及ぶ太秦の東映京都撮影所の歴史を綴(つづ)った………[もっと読む]

[評者]角幡唯介(ノンフィクション作家・探検家)
[掲載]2014年01月12日
[ジャンル]人文 アート・ファッション・芸能 

『ユダ福音書』の謎を解く [著]エレーヌ・ペイゲルス、カレン・L・キング

『ユダ福音書』の謎を解く [著]エレーヌ・ペイゲルス、カレン・L・キング

■イエスの死に異説、新たなユダ像 子供の頃、キリスト教は魅惑的で、少し恐怖だった。その素朴で複雑な感情を言葉にすればこんなだ――“拷問されて死んだ男のイメージを崇(あが)めるとは!?” イエス・………[もっと読む]

[評者]赤坂真理(作家)
[掲載]2014年01月12日
[ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝 

復興文化論―日本的創造の系譜 [著]福嶋亮大

復興文化論―日本的創造の系譜 [著]福嶋亮大

■柿本人麻呂から宮崎駿まで 柿本人麻呂から『平家物語』『太平記』『椿説弓張月』、三島由紀夫、太宰治、村上春樹、手塚治虫、宮崎駿まで盛りだくさんの文化論である。壬申の乱から源平合戦、応仁の乱、日露………[もっと読む]

[評者]田中優子(法政大学教授・近世比較文化)
[掲載]2014年01月12日
[ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝 

歌舞伎座五代―木挽町風雲録 [著]石山俊彦

歌舞伎座五代―木挽町風雲録 [著]石山俊彦

■国家背負った大劇場の歴史 まず江戸時代以来、「歌舞伎座」という名の大劇場が、脈々と伝統を継承してきた、という誤解が解かれる。第1代歌舞伎座(明治22年)以前は、小さな芝居小屋たちが盛衰を繰り返………[もっと読む]

[評者]隈研吾(建築家・東京大学教授)
[掲載]2014年01月12日
[ジャンル]歴史 アート・ファッション・芸能 

中村勘三郎 最期の131日―哲明さんと生きて [著]波野好江

中村勘三郎 最期の131日―哲明さんと生きて [著]波野好江

 歌舞伎役者としてはまさにこれから、という57歳で十八世勘三郎が亡くなったのは一昨年の暮れ近く。なぜ、急に、と誰もが驚いた。最期をみとった妻が、夫の闘病の日々を細部まで、思いを込めて描き出す。 ………[もっと読む]

[掲載]2014年01月12日
[ジャンル]人文 

豊国祭礼図を読む [著]黒田日出男

豊国祭礼図を読む [著]黒田日出男

 豊臣秀吉の死後、京都の武家や町衆が行った祭礼を描いた17世紀初頭のびょうぶ絵が豊国祭礼図だ。狩野内膳作の豊国神社本と、描法が個性的な岩佐又兵衛(かその工房)作の徳川美術館本が代表作で、人々が輪………[もっと読む]

[掲載]2014年01月12日
[ジャンル]歴史 アート・ファッション・芸能 

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