2014年05月11日の書評一覧

地球温暖化論争―標的にされたホッケースティック曲線 [著]マイケル・E・マン

地球温暖化論争―標的にされたホッケースティック曲線 [著]マイケル・E・マン

■産業界との「戦争」、科学者の告発の書 本書は、「クライメートゲート事件」に巻き込まれた気候学者により、憤りをもって書かれた告発の書である。著者は、ペンシルベニア州立大学気象学教授で、IPCC(………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2014年05月11日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 科学・生物 

女のいない男たち [著]村上春樹

女のいない男たち [著]村上春樹

■祟りのように拡散、喪失の物語 独断と偏見だが、本書は祟(たた)る。一見そんなおどろおどろしさはなく、むしろ珍しくのし紙をきちんと巻いたような「まえがき」つき。だが紐解(ひもと)くと不定型なパズ………[もっと読む]

[評者]水無田気流(詩人・社会学者)
[掲載]2014年05月11日
[ジャンル]文芸 

運動部活動の戦後と現在―なぜスポーツは学校教育に結び付けられるのか [著]中澤篤史

運動部活動の戦後と現在―なぜスポーツは学校教育に結び付けられるのか [著]中澤篤史

■部活嫌い生む犯人見たり! 「7割以上の中学生と5割以上の高校生が運動部活動に加入し、ほぼすべての学校が運動部活動を設置しており、半分以上の教師が運動部活動の顧問に就いている」。本書の序章に登場………[もっと読む]

[評者]荻上チキ(「シノドス」編集長・評論家)
[掲載]2014年05月11日
[ジャンル]教育 人文 

山下清と昭和の美術―「裸の大将」の神話を超えて [編]服部正、藤原貞朗

山下清と昭和の美術―「裸の大将」の神話を超えて [編]服部正、藤原貞朗

■美術と福祉のはざまにある偶像 山下清の作品を初めてじっくり見たのは、3年前、長野県茅野市の《放浪美術館》を別用のついでに訪問したときだ。その緻密(ちみつ)、繊細、艶(つや)やかな作品群は、ぼく………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2014年05月11日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 

哲学入門 [著]戸田山和久

哲学入門 [著]戸田山和久

■「文学」に背向け「科学」と歩む 何のヒネリもない直球の題名に思えるが、読み始めてすぐ、この「哲学」と「入門」の二語の合体には、きわめて野心的かつ挑発的な意味が込められていることを知らされる。 ………[もっと読む]

[評者]佐々木敦(批評家・早稲田大学教授)
[掲載]2014年05月11日
[ジャンル]人文 

〈働く〉は、これから―成熟社会の労働を考える [編]猪木武徳

〈働く〉は、これから―成熟社会の労働を考える [編]猪木武徳

■魔法の解決策はないからこそ 日本の社会で、働くということがここまで盛んに論じられるようになった時代もめずらしいかもしれない。拡大する非正規雇用やリストラの問題、ブラック企業の内実、女性の就業や………[もっと読む]

[評者]萱野稔人(津田塾大学教授・哲学)
[掲載]2014年05月11日
[ジャンル]経済 社会 

「アイドル」の読み方―混乱する「語り」を問う [著]香月孝史

「アイドル」の読み方―混乱する「語り」を問う [著]香月孝史

■「饗宴の場」という新しい定義 昨今はAKB48をはじめとするアイドル全盛の世である。だが、このアイドルという存在。論者によって、微妙に解釈がずれる。だから、畏(おそ)れ多くも菩薩(ぼさつ)に比………[もっと読む]

[評者]本郷和人(東京大学教授・日本中世史)
[掲載]2014年05月11日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 

おじさんの哲学 [著]永江朗

おじさんの哲学 [著]永江朗

■肩の力を抜いた言葉に説得力 本書でいうおじさんはいわゆるオッサンではなく、父母の兄弟のおじさんのこと。おじさんは父親とちがって自由な風を運んでくれる存在だと誰かから聞いたことがあるが、本書は様………[もっと読む]

[評者]角幡唯介(ノンフィクション作家・探検家)
[掲載]2014年05月11日
[ジャンル]文芸 

徹底討議―日本のエネルギー・環境戦略 [編著]柳下正治

徹底討議―日本のエネルギー・環境戦略 [編著]柳下正治

 日本のエネルギー政策は、わずか3年で元に戻りつつある。2年前の夏、全国で熱い国民的議論が展開され、「2030年代原発依存度ゼロ」が決まったことなど、はるか記憶のかなただ。 本書は、それにかかわ………[もっと読む]

[掲載]2014年05月11日
[ジャンル]医学・福祉 

死刑のための殺人―土浦連続通り魔事件・死刑囚の記録 [著]読売新聞水戸支局取材班

死刑のための殺人―土浦連続通り魔事件・死刑囚の記録 [著]読売新聞水戸支局取材班

 2008年3月、「死刑になりたい」と茨城県のJR荒川沖駅などで9人を殺傷し、13年2月に29歳で死刑執行された金川真大。小林泰明記者ら取材班は金川と37回も面会し、「誰でもよかった」「人を殺す………[もっと読む]

[掲載]2014年05月11日
[ジャンル]社会 

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