2014年07月13日の書評一覧

夜は終わらない [著]星野智幸

夜は終わらない [著]星野智幸

■物語を欲望するニセ暴君の時代 『アラビアンナイト』はご存じのように千夜もの間、暴君に物語を語って聞かせ、自らの命をながらえるばかりか、それなしではいられなくしてしまうシェヘラザードという女性が………[もっと読む]

[評者]いとうせいこう(作家・クリエーター)
[掲載]2014年07月13日
[ジャンル]文芸 

好奇心の赴くままに——ドーキンス自伝1——私が科学者になるまで [著]リチャード・ドーキンス

好奇心の赴くままに——ドーキンス自伝1——私が科学者になるまで [著]リチャード・ドーキンス

■自然に誕生した『利己的な遺伝子』 ドーキンスは、世界の見方を変えた人である。彼の退官記念論文集の副題は、「ひとりの科学者が私たちの思考様式をどのように変えたか」という。優秀な科学者は大勢いるが………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2014年07月13日
[ジャンル]科学・生物 社会 

死の都の風景——記憶と心象の省察 [著]オトー・ドフ・クルカ

死の都の風景——記憶と心象の省察 [著]オトー・ドフ・クルカ

■収容所での生活 「美」と「郷愁」 ユダヤ系の歴史学者である著者は、十歳のころ、アウシュビッツの「家族収容区」へ入れられた。長い年月を経て、はじめてその経験を語ったのが本書だ。 「家族収容区」は………[もっと読む]

[評者]三浦しをん(作家)
[掲載]2014年07月13日
[ジャンル]歴史 社会 

皮膚——文学史・身体イメージ・境界のディスクール [著]クラウディア・ベンティーン

皮膚——文学史・身体イメージ・境界のディスクール [著]クラウディア・ベンティーン

■近代的人間観への変容を映す 自己と世界との境界線を象徴する、皮膚。それは表面でありつつ内面を映す鏡であり、同時に他者との接触面でもある。本書は18世紀以降の文学、芸術、科学等さまざまな領域を横………[もっと読む]

[評者]水無田気流(詩人・社会学者)
[掲載]2014年07月13日
[ジャンル]医学・福祉 社会 

ナショナリズム入門 [著]植村和秀

ナショナリズム入門 [著]植村和秀

■どううまれ、歴史に作用したか 「愛国無罪」を叫ぶ反日デモを中国で幾度か取材し、政治が重用するナショナリズムを目の当たりにした。日本に戻ってみると、書店に「反中嫌韓」棚と「日本ってすごい」本が、………[もっと読む]

[評者]吉岡桂子(本社編集委員)
[掲載]2014年07月13日
[ジャンル]政治 社会 

フルサトをつくる——帰れば食うに困らない場所を持つ暮らし方 [著]伊藤洋志、pha

フルサトをつくる——帰れば食うに困らない場所を持つ暮らし方 [著]伊藤洋志、pha

■現代の参勤交代が日本を救う 参勤交代を復活すべきだというのが、養老孟司の説である。都市と地方の格差解消策、過疎化対策として有効なことはわかるが、現実的に無理だろうと思っていた。 しかしこの本を………[もっと読む]

[評者]隈研吾(建築家・東京大学教授)
[掲載]2014年07月13日
[ジャンル]文芸 社会 

谷川雁——永久工作者の言霊 [著]松本輝夫

谷川雁——永久工作者の言霊 [著]松本輝夫

■闘争から教育へ、ひそむ一貫性 筑豊の炭鉱で闘争を組織し、「原点が存在する」「連帯を求めて孤立を恐れず」など、鮮烈な言葉を放った谷川雁。彼の文化活動「サークル村」は、全共闘や石牟礼道子らにも強い………[もっと読む]

[評者]杉田敦(政治学者・法政大学教授)
[掲載]2014年07月13日
[ジャンル]人文 社会 

AIDで生まれるということ [編著]非配偶者間人工授精で生まれた人の自助グループ・長沖暁子

AIDで生まれるということ [編著]非配偶者間人工授精で生まれた人の自助グループ・長沖暁子

■父親わからず苦悩する子ども AID=非配偶者間人工授精(夫以外の第三者から提供された精子を用いた人工授精)で生まれた者たちが、その事実を知らされてからの苦悩を語り合う貴重な一冊。 複数の当事者………[もっと読む]

[評者]荻上チキ(「シノドス」編集長・評論家)
[掲載]2014年07月13日
[ジャンル]医学・福祉 社会 

風 [著]青山七恵

風 [著]青山七恵

 人と人との関係とは、風のようにつかみどころがないものかもしれない。日常の鋭い観察眼に定評がある著者の短編集。いずれも世界や他者とつながりたい(がうまくできない)思いを抱えた女性が主人公だ。 「………[もっと読む]

[掲載]2014年07月13日
[ジャンル]文芸 

現代思想の時代——〈歴史の読み方〉を問う [著]大澤真幸・成田龍一

現代思想の時代——〈歴史の読み方〉を問う [著]大澤真幸・成田龍一

 昨年創刊40年を迎えた雑誌「現代思想」の歩みは日本の(一般名詞としての)「現代思想」とどう絡み合っているのか。社会学者と歴史学者が語り合った。創刊当時はマルクス主義を中核とする「戦後思想」の影………[もっと読む]

[掲載]2014年07月13日
[ジャンル]社会 

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