2014年08月10日の書評一覧

養護教諭の社会学 学校文化・ジェンダー・同化 [著]すぎむらなおみ

養護教諭の社会学 学校文化・ジェンダー・同化 [著]すぎむらなおみ

■「保健の先生」が直面する学校の闇 「保健の先生」として知られる養護教諭。誰もが学校でお世話になる身近な存在だが、その職務は複雑な課題を抱えている。もともとは20世紀初頭、感染症予防など児童生徒………[もっと読む]

[評者]水無田気流(詩人・社会学者)
[掲載]2014年08月10日
[ジャンル]教育 社会 

ボラード病 [著]吉村萬壱

ボラード病 [著]吉村萬壱

■寓話を超えて迫り来るリアル これは寓話(ぐうわ)ではない。 最後に教訓は語られず、呪詛(じゅそ)で終わる。 そしてどんなノンフィクションよりもリアルであり、切実に心のどこかに迫る。あたかもカフ………[もっと読む]

[評者]いとうせいこう(作家・クリエーター)
[掲載]2014年08月10日
[ジャンル]社会 

SF的な宇宙で安全に暮らすっていうこと [著]チャールズ・ユウ

SF的な宇宙で安全に暮らすっていうこと [著]チャールズ・ユウ

■創作者が翻訳した小説の浮遊感 創作者にとって、他人の作品を翻訳するというのはどのような意味があるのだろうか? 形而上(けいじじょう)的脱力系SFの鬼才にして芥川賞受賞作家の円城塔、初の翻訳であ………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2014年08月10日
[ジャンル]文芸 

戦後責任 アジアのまなざしに応えて [著]内海愛子・大沼保昭・田中宏・加藤陽子

戦後責任 アジアのまなざしに応えて [著]内海愛子・大沼保昭・田中宏・加藤陽子

■戦争の「罪禍清算」の葛藤史 「戦後責任」という語は、大沼保昭が1980年代から継続的に用いて定着したのだが、当の大沼によればこの語は50年代前半にキリスト者が、続いて武井昭夫と吉本隆明が文学者………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2014年08月10日
[ジャンル]歴史 社会 

寝そべる建築 [著]鈴木了二

寝そべる建築 [著]鈴木了二

■いまだ廃墟にもなれない原発 詩人・立原道造は、建築家でもあった。早すぎる死ゆえに、建てられたものは何もないが、彼が残したわずかな図面や断片的な建築論には、その後の建築史の展開に逆行する「もう一………[もっと読む]

[評者]杉田敦(政治学者・法政大学教授)
[掲載]2014年08月10日
[ジャンル]社会 

白熱講義 これからの日本に都市計画は必要ですか [著]蓑原敬ほか

白熱講義 これからの日本に都市計画は必要ですか [著]蓑原敬ほか

■縦割り崩れた今を刺激的に 都市計画の世界が、またおもしろくなってきた。ということは、裏を返せば、いままではつまらなかったということで、その裏の理由も、本書は明かす。 一言でいえば、日本的縦割り………[もっと読む]

[評者]隈研吾(建築家・東京大学教授)
[掲載]2014年08月10日
[ジャンル]社会 

地下からの贈り物 新出土資料が語るいにしえの中国 [編]中国出土資料学会

地下からの贈り物 新出土資料が語るいにしえの中国 [編]中国出土資料学会

■古代発掘のロマンが味わえる 古い時代の中国では、地中に冥界があり、人は死ぬと第二の生活を始めると観念されていたらしい。そのため、墓の中にはありとあらゆるもの——奴隷や牛馬の模型から日用品に至る………[もっと読む]

[評者]本郷和人(東京大学教授・日本中世史)
[掲載]2014年08月10日
[ジャンル]歴史 社会 

1969 新宿西口地下広場 [編著]大木晴子・鈴木一誌

1969 新宿西口地下広場 [編著]大木晴子・鈴木一誌

■迫る「広場の政治」の高揚感 日本では諸外国と異なり、首都に「広場」と名のつく空間が少ない。有名な広場といえば、皇居前広場と新宿西口地下広場ぐらいだろう。どちらも、政治的な集会が何度も開かれなが………[もっと読む]

[評者]原武史(放送大学教授・政治思想史)
[掲載]2014年08月10日
[ジャンル]歴史 社会 

盲目的な恋と友情 [著]辻村深月

盲目的な恋と友情 [著]辻村深月

 見る者を圧倒するほど美しい蘭花(らんか)と容姿への引け目を抱える留利絵、同じ大学の管弦楽団に所属する2人の女性の、それぞれの目から描く、関係への執着と承認願望のドラマ。美しいがゆえにうぶな蘭花………[もっと読む]

[掲載]2014年08月10日
[ジャンル]文芸 

戦後知識人と民衆観 [著]赤澤史朗・北河賢三・黒川みどり

戦後知識人と民衆観 [著]赤澤史朗・北河賢三・黒川みどり

 戦後の「知識人」を、地域の文化運動のリーダーなどを含めて広くとらえ、その知性のあり方を考えた共同研究。桑原武夫、丸山眞男、藤田省三、鶴見俊輔らに加え、ビキニ環礁で被曝(ひばく)した第五福竜丸の………[もっと読む]

[掲載]2014年08月10日
[ジャンル]社会 

ページトップへ戻る

ブック・アサヒ・コム サイトマップ