2014年08月17日の書評一覧

「ニセ医学」に騙されないために——危険な反医療論や治療法、健康法から身を守る! [著]NATROM

「ニセ医学」に騙されないために——危険な反医療論や治療法、健康法から身を守る! [著]NATROM

■インチキ予防に「読むワクチン」 「水に汚い言葉をかけると壊れた結晶になる」だの、「EM菌なるものを河川などに投入すると浄化作用がある」だの、今でも多くのニセ科学が広がっている。根拠がないにもか………[もっと読む]

[評者]荻上チキ(「シノドス」編集長・評論家)
[掲載]2014年08月17日
[ジャンル]社会 

透明な迷宮 [著]平野啓一郎

透明な迷宮 [著]平野啓一郎

■「現実」をあぶり出す虚構の物語 6つの中短編を収めた小説集。いずれも平野啓一郎の作家としての際立った個性が光る、ユニークな作品揃(ぞろ)いだ。 完璧な筆跡模倣能力を持った田舎の郵便配達夫の物語………[もっと読む]

[評者]佐々木敦(批評家・早稲田大学教授)
[掲載]2014年08月17日
[ジャンル]文芸 

ローマ帝国の崩壊——文明が終わるということ [著]ブライアン・ウォード=パーキンズ

ローマ帝国の崩壊——文明が終わるということ [著]ブライアン・ウォード=パーキンズ

■豊かな古代の「終焉」を実証 近年の欧米の主流歴史学の表現では、ローマ帝国は「崩壊」したのではなく「変容」したということになる。この立場は「古代の教養は死に絶え、『暗黒時代』の軛(くびき)のなか………[もっと読む]

[評者]水野和夫(日本大学教授・経済学)
[掲載]2014年08月17日
[ジャンル]歴史 

世界で一番美しい猫の図鑑 [著]タムシン・ピッケラル

世界で一番美しい猫の図鑑 [著]タムシン・ピッケラル

■芸術家の霊性を引き出す力も 本書は猫の肖像写真集である。日本で刊行される猫の写真集は、生活環境の中で日常的に振る舞う様々な猫の姿態をスナップ的に撮ったものが多いが、ここに登場する50種以上の猫………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2014年08月17日
[ジャンル]科学・生物 

キルギスの誘拐結婚 [写真・文]林典子

キルギスの誘拐結婚 [写真・文]林典子

■蛮行を写す、静かで断固たる怒り かくも虚(うつ)ろな目をした女性の写真を、見たことがあったろうか。ぼくはそう、自分に問いかけずにはいられなかった。これは本当に、つらく、悲しい顔だ。 なぜ彼女た………[もっと読む]

[評者]本郷和人(東京大学教授・日本中世史)
[掲載]2014年08月17日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 

100%再生可能へ!——ドイツの市民エネルギー企業 [著]村上敦池・田憲昭・滝川薫

100%再生可能へ!——ドイツの市民エネルギー企業 [著]村上敦池・田憲昭・滝川薫

■「無数の小さな主体」が変革担う ドイツでは、2013年に総電力消費量のうち、太陽光や風力などの再生可能エネルギー比率が何と、25%を超えた。これは、日本がモデルとした再エネ固定価格買い取り制度………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2014年08月17日
[ジャンル]科学・生物 

「インクルーシブデザイン」という発想——排除しないプロセスのデザイン [著]ジュリア・カセム

「インクルーシブデザイン」という発想——排除しないプロセスのデザイン [著]ジュリア・カセム

■多様なものを包み込む挑戦 包摂を意味する「インクルーシブ」。この語がデザインに冠される背景には、普通のデザインが無意識のうちにはらむ排除の問題がある。著者は日本留学経験をきっかけに、この国に氾………[もっと読む]

[評者]水無田気流(詩人・社会学者)
[掲載]2014年08月17日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 

シャバはつらいよ [著]大野更紗

シャバはつらいよ [著]大野更紗

■難病・震災、ユーモア交え描く 第1作『困ってるひと』では若くして突然始まってしまった自らの難病(自己免疫疾患系の希少な病)と、過酷な入院生活を驚くべきユーモアで描き、現在の医療制度、医師と患者………[もっと読む]

[評者]いとうせいこう(作家・クリエーター)
[掲載]2014年08月17日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

翻訳問答——英語と日本語 行ったり来たり [著]片岡義男・鴻巣友季子

翻訳問答——英語と日本語 行ったり来たり [著]片岡義男・鴻巣友季子

 英語を日本語に「翻訳」するとはどういうことなのか。「あてはめ主義」で行くとクールに語る作家・片岡と、「文体が降りてくる」という憑依(ひょうい)体質の職人・鴻巣が、名高い小説の一場面を競訳し、互………[もっと読む]

[掲載]2014年08月17日
[ジャンル]文芸 

駄作 [著]ジェシー・ケラーマン

駄作 [著]ジェシー・ケラーマン

 この読後感。思いがけない爽やかな感動をありがとうと言うべきか、なんだそりゃと腹を立てるべきか。 ベストセラー作家だった親友がのこした未発表作を盗み出し、主人公は一躍売れっ子作家になる。そして待………[もっと読む]

[掲載]2014年08月17日
[ジャンル]文芸 

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