2014年09月21日の書評一覧

琉球独立論―琉球民族のマニフェスト [著]松島泰勝

琉球独立論―琉球民族のマニフェスト [著]松島泰勝

■緊張の東アジアへ、今こそ普遍的意義 本書は「琉球独立」を提唱するものである。たとえば、スコットランドがイギリスからの独立を求めて住民投票を行ったことに驚いた日本人が多かっただろう。なぜスコット………[もっと読む]

[評者]柄谷行人(哲学者)
[掲載]2014年09月21日
[ジャンル]政治 社会 

裏山の奇人―野にたゆたう博物学 [著]小松貴

裏山の奇人―野にたゆたう博物学 [著]小松貴

■自然の不思議が「見える」人 スーパー・ナチュラリストの作り方、といった趣の本である。なにしろ著者は、二歳のころから真剣にアリを観察していたというのだから、筋金入りの虫オタク。長じてプロの昆虫研………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2014年09月21日
[ジャンル]科学・生物 

サイボーグ昆虫、フェロモンを追う [著]神崎亮平

サイボーグ昆虫、フェロモンを追う [著]神崎亮平

■「完全形生物」の驚異的世界 昆虫は、地球上で最も繁栄している種である。いわば、神の手で開発され、自ら進化・適応した完全なサイボーグ。その「最新型」が、そこにいる。唐突なほど自然に、静かに。昆虫………[もっと読む]

[評者]赤坂真理(作家)
[掲載]2014年09月21日
[ジャンル]科学・生物 

敗戦とハリウッド―占領下日本の文化再建 [著]北村洋

敗戦とハリウッド―占領下日本の文化再建 [著]北村洋

■米国映画浸透の歴史、多面的に ハリウッド映画は、米国が第2次世界大戦で打ち負かした日本に、「良きアメリカ」を埋めこみ、そのパワーの傘下へと導く装置となった。 本書は、戦勝国から押しつけられたと………[もっと読む]

[評者]吉岡桂子(本社編集委員)
[掲載]2014年09月21日
[ジャンル]歴史 

ひねくれ古典『列子』を読む [著]円満字二郎

ひねくれ古典『列子』を読む [著]円満字二郎

■物語を愛し求めた心に共感 いきなり漢文を読めと言われても腰が引けるが(というか無理だが)、中国の古典の世界を知りたい。欲を言えば、『論語』や『老子』ほどメジャーではない書物について知り、ちょっ………[もっと読む]

[評者]三浦しをん(作家)
[掲載]2014年09月21日
[ジャンル]人文 

文明と文化の思想 [著]松宮秀治

文明と文化の思想 [著]松宮秀治

■新しい神話を生んだ西欧近代 評者が漠然と感じていたグローバリゼーションなどの不気味さの正体を知らしめてくれたのが、前著『ミュージアムの思想』(2003年)と『芸術崇拝の思想』(08年)だった。………[もっと読む]

[評者]水野和夫(日本大学教授・経済学)
[掲載]2014年09月21日
[ジャンル]人文 ノンフィクション・評伝 

炎を越えて―新宿西口バス放火事件後三十四年の軌跡 [著]杉原美津子

炎を越えて―新宿西口バス放火事件後三十四年の軌跡 [著]杉原美津子

■「被害者」ではない人生描きだす 1980年8月の新宿駅西口バス放火事件。加害者Mは「世間に対して恨みや憤りの感情を持ったことが主たる要因」(判決文)で、停車中のバス車内にガソリンを撒(ま)き、………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2014年09月21日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

「平等」理念と政治―大正・昭和戦前期の税制改正と地域主義 [著]佐藤健太郎

「平等」理念と政治―大正・昭和戦前期の税制改正と地域主義 [著]佐藤健太郎

■折衷主義の積極面浮き彫りに 本書の対象である神戸正雄は戦前、京都帝国大学教授として財政学を講じ、戦後は京都市長や地方行政調査委員会議議長を務め、国・地方の行政事務配分に関する「神戸勧告」で名を………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2014年09月21日
[ジャンル]政治 社会 

笹の舟で海をわたる [著]角田光代

笹の舟で海をわたる [著]角田光代

 時代にあらがうことなく生きてきた64歳の左織。なぜか人生は思うように進まなかった。子供との関係はぎくしゃくし、時代に取り残されたような感覚におそわれる。幼い頃同じ場所へ疎開していた風美子との偶………[もっと読む]

[掲載]2014年09月21日
[ジャンル]人文 

哀しすぎるぞ、ロッパ―古川緑波日記と消えた昭和 [著]山本一生

哀しすぎるぞ、ロッパ―古川緑波日記と消えた昭和 [著]山本一生

 競馬文化の本も多い近代史研究家が世に送る古川緑波の評伝。ロッパは榎本健一と並ぶ昭和期の代表的喜劇人で、膨大な日記を残したことでも有名だが、本格的な評伝は本書が初めてという。実父は宮内省侍医で男………[もっと読む]

[掲載]2014年09月21日
[ジャンル]文芸 人文 ノンフィクション・評伝 

ページトップへ戻る

ブック・アサヒ・コム サイトマップ