2014年09月28日の書評一覧

荒神 [著]宮部みゆき

荒神 [著]宮部みゆき

■貪欲が怪物と化し、人の思いを食らう 徳川綱吉治政の江戸時代。東北地方南部の小平良山(おたらやま)を挟んで隣接する永津野(ながつの)藩と香山(こうやま)藩は、かつては主従の関係にあった。関ケ原の………[もっと読む]

[評者]水無田気流(詩人・社会学者)
[掲載]2014年09月28日
[ジャンル]文芸 

エヴリシング・フロウズ [著]津村記久子

エヴリシング・フロウズ [著]津村記久子

■勇気ある正義描いた「中三小説」 ヒロシは中学三年生。平均より小柄で、離婚した母親と二人暮らし。絵を描くのが好きだが、自分よりも上手(うま)いのではと思う女子、増田の存在にややめげている。クラス………[もっと読む]

[評者]佐々木敦(批評家・早稲田大学教授)
[掲載]2014年09月28日
[ジャンル]文芸 

別荘 [著]ホセ・ドノソ

別荘 [著]ホセ・ドノソ

■終わりなき征服と抵抗の物語 金箔(きんぱく)取引で富を築いた一族は、毎夏、地方の広大な別荘で、使用人たちにかしずかれ、蕩尽(とうじん)を続けた。しかし、その日々は、大人たちが日帰りの(はずの)………[もっと読む]

[評者]杉田敦(政治学者・法政大学教授)
[掲載]2014年09月28日
[ジャンル]文芸 

「肌色」の憂鬱―近代日本の人種体験 [著]眞嶋亜有

「肌色」の憂鬱―近代日本の人種体験 [著]眞嶋亜有

■外面を通して創造した「近代」 本書にはしばしば、「(近代日本の)エリート層」という語が登場する。たとえば「日本人の背丈や体格、容貌(ようぼう)や肌の色を醜悪視する傾向は、その後(注・日露戦争後………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2014年09月28日
[ジャンル]人文 

死者を弔うということ―世界の各地に葬送のかたちを訪ねる [著]サラ・マレー

死者を弔うということ―世界の各地に葬送のかたちを訪ねる [著]サラ・マレー

■葬儀埋葬不要でいられるか 人はいかに人を葬ってきたか。ニューヨーク在住のイギリス人ジャーナリストが、世界各地の葬送習慣を訪ねながら、父親の看取(みと)りと葬送を回顧し、来るべき自分自身の葬送方………[もっと読む]

[評者]内澤旬子(文筆家・イラストレーター)
[掲載]2014年09月28日
[ジャンル]文芸 

バンヴァードの阿房宮―世界を変えなかった十三人 [著]ポール・コリンズ

バンヴァードの阿房宮―世界を変えなかった十三人 [著]ポール・コリンズ

■敗れ去ったひとなどいない 本書は、「敗れ去ったひと」についてのノンフィクションだ。「地球空洞説の提唱者」「新放射線(N線)を発見した科学者」「『ロミオとジュリエット』の舞台で、斬新すぎるロミオ………[もっと読む]

[評者]三浦しをん(作家)
[掲載]2014年09月28日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

検証―長篠合戦 [著]平山優

検証―長篠合戦 [著]平山優

■フェアに、冷静に、実証的に 天正3(1575)年5月、織田信長・徳川家康軍と武田勝頼軍は、設楽原(したらがはら)(愛知県新城市)で決戦した。信長は鉄砲3000丁を用意、「三段撃ち」により戦国最………[もっと読む]

[評者]本郷和人(東京大学教授・日本中世史)
[掲載]2014年09月28日
[ジャンル]歴史 

満蒙―日露中の「最前線」 [著]麻田雅文

満蒙―日露中の「最前線」 [著]麻田雅文

■鉄道利権めぐる三カ国の関係史 東へと膨張したロシアが敷いたシベリア鉄道につながる中東鉄道。その一部を日本が日露戦争の戦果として獲得した南満州鉄道(満鉄)。「満蒙」と呼ばれた中国の東北地方と内モ………[もっと読む]

[評者]吉岡桂子(本社編集委員)
[掲載]2014年09月28日
[ジャンル]歴史 

明日は、いずこの空の下 [著]上橋菜穂子

明日は、いずこの空の下 [著]上橋菜穂子

 『精霊の守り人』を始めとする「守り人」シリーズや『獣の奏者』で知られ、今春、国際アンデルセン賞作家賞を受賞した著者によるエッセー。高校時代、大好きな『グリーン・ノウの子どもたち』の作者に手紙を………[もっと読む]

[掲載]2014年09月28日
[ジャンル]文芸 

鬼の哭く山 [著]宇江敏勝

鬼の哭く山 [著]宇江敏勝

 修験道の開祖・役行者の弟子の子孫で名字に「鬼」の字を持ち、大峯奥駈(おくが)け道の宿坊を守る男の生涯をスケッチした表題作を始め、山深い熊野の自然に培われた暮らしと、人々の思いを描く4編を収める………[もっと読む]

[掲載]2014年09月28日
[ジャンル]文芸 

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