2014年10月26日の書評一覧

ブレトンウッズの闘い ケインズ、ホワイトと新世界秩序の創造 [著]ベン・ステイル

ブレトンウッズの闘い ケインズ、ホワイトと新世界秩序の創造 [著]ベン・ステイル

■新通貨体制めぐる英米闘争鮮やかに 本書は、膨大な文献、会議資料、当事者の手書きメモまで駆使し、1944年に米国で開催されたブレトンウッズ会議における英米間の闘争を描いた大作だ。この会議は、世界………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2014年10月26日
[ジャンル]経済 ノンフィクション・評伝 

離陸 [著]絲山秋子

離陸 [著]絲山秋子

■時空をも超え、はるか遠くへ 絲山秋子の小説はいつも、始まりからは想像もつかないほどの遠くへと、読者を連れてゆく。その「遠く」を示すのは、登場人物の関係の変化であったり、意想外のストーリーであっ………[もっと読む]

[評者]佐々木敦(批評家・早稲田大学教授)
[掲載]2014年10月26日
[ジャンル]文芸 

現代の超克 本当の「読む」を取り戻す [著]中島岳志、若松英輔

現代の超克 本当の「読む」を取り戻す [著]中島岳志、若松英輔

■歴史の現場へ立ち返る批評家 ここ数年、気鋭の批評家と言われる人の本をふと手に取り、たましいが震えるような体験をすることが多くあった。何が起きていたのか。本書を読んで、理解した。私は、「批評の再………[もっと読む]

[評者]赤坂真理(作家)
[掲載]2014年10月26日
[ジャンル]人文 

フリープレイ 人生と芸術におけるインプロヴィゼーション [著]スティーヴン・ナハマノヴィッチ

フリープレイ 人生と芸術におけるインプロヴィゼーション [著]スティーヴン・ナハマノヴィッチ

■やっていることに成りきる 「新しいものの創造は、知性によって達成されるものではない。内面の必要性から、直感的におこなわれる遊び(プレイ)によって達成される」(ユング) 本書は人生と芸術における………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2014年10月26日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 

島原の乱とキリシタン [著]五野井隆史

島原の乱とキリシタン [著]五野井隆史

■史料をして歴史を語らしめる 1637(寛永14)年10月に始まった島原の乱は、日本史上最大の一揆であった。3万人あまりが蜂起して原城に立てこもり、10万人以上の幕府軍と戦った。4カ月の攻防の末………[もっと読む]

[評者]本郷和人(東京大学教授・日本中世史)
[掲載]2014年10月26日
[ジャンル]歴史 

粒でできた世界/空気は踊る [著]結城千代子、田中幸 [絵]西岡千晶

粒でできた世界/空気は踊る [著]結城千代子、田中幸 [絵]西岡千晶

■科学の驚異を再現する挑戦 科学は、世界の見方、ぼくたち自身に対する見方を変えてくれる。驚きをもたらしてくれる。コペルニクスの地動説、ガリレイの等速落下、ダーウィンの進化論……。 でも今では、こ………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2014年10月26日
[ジャンル]科学・生物 

開発主義の時代へ1972—2014 シリーズ中国近現代史(5) [著]高原明生、前田宏子

開発主義の時代へ1972—2014 シリーズ中国近現代史(5) [著]高原明生、前田宏子

■経済も外交も権力維持最優先 中華人民共和国が台湾に代わって国際連合に加盟した直後から現在にいたる42年間を、本書は開発主義の時代と呼ぶ。人々の欲望をエンジンとした経済成長が共産党の統治を支え、………[もっと読む]

[評者]吉岡桂子(本社編集委員)
[掲載]2014年10月26日
[ジャンル]歴史 

宙・有 その音 [著]那珂太郎

宙・有 その音 [著]那珂太郎

■音の磁力に導かれた詩の言葉 今年6月に亡くなった詩人・那珂太郎の遺作。最後の本になるだろうとつけられた題名の「宙」とは自分の周りの無限を思わせる空間、「有」とはその空間に存在するであろう、多数………[もっと読む]

[評者]水無田気流(詩人・社会学者)
[掲載]2014年10月26日
[ジャンル]文芸 

きょうのできごと、十年後 [著]柴崎友香

きょうのできごと、十年後 [著]柴崎友香

 著者の芥川賞受賞後第1作は、映画化もされた2000年のデビュー作『きょうのできごと』の続編。友人の引っ越し祝いに集まった大学生らの何げない一日を描いた前作から10年、30代を迎えた彼女たちが京………[もっと読む]

[掲載]2014年10月26日
[ジャンル]文芸 

誰が「知」を独占するのか [著]福井健策

誰が「知」を独占するのか [著]福井健策

 「過去の文書や映像・音楽などの作品を収集し、保存し、公開する場所」であるアーカイブは、今、爆発的に進行するデジタル化のなかで役割を拡大しており、少資源の日本では「知のインフラ」として社会と経済………[もっと読む]

[掲載]2014年10月26日
[ジャンル]経済 IT・コンピューター 新書 

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