2015年01月11日の書評一覧

大脱出―健康、お金、格差の起原 [著]アンガス・ディートン

大脱出―健康、お金、格差の起原 [著]アンガス・ディートン

■進歩と格差の間の終わりなきダンス 風変わりな表題は、1963年公開の映画「大脱走」(The Great Escape)にちなんだもの。第2次大戦下、ドイツ軍の捕虜となった英米兵士たちが収容所地………[もっと読む]

[評者]水無田気流(詩人・社会学者)
[掲載]2015年01月11日
[ジャンル]経済 

敗者の身ぶり―ポスト占領期の日本映画 [著]中村秀之

敗者の身ぶり―ポスト占領期の日本映画 [著]中村秀之

■重みを消化しようとするしぐさ あの時代の日本社会の空気を知りたくて、手に取った。映画は、新聞の縮刷版とは違うにおいの歴史を見せてくれると思ったからだ。 この本は、日本が第2次世界大戦の敗戦後、………[もっと読む]

[評者]吉岡桂子(本社編集委員)
[掲載]2015年01月11日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 

日本型クリエイティブ・サービスの時代 [編]小林潔司、原良憲、山内裕

日本型クリエイティブ・サービスの時代 [編]小林潔司、原良憲、山内裕

■生産者と消費者が「価値共創」 きわめて斬新な経営学書だ。本書は、先進国経済の中で重要性を増す「サービス」に着目し、目に見えず、触ることもできない非物質的な「創造的価値」の創出過程を、明瞭な言語………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2015年01月11日
[ジャンル]経済 

キャプテンサンダーボルト [著]阿部和重、伊坂幸太郎

キャプテンサンダーボルト [著]阿部和重、伊坂幸太郎

■才気と技術が融合した合作 合作小説という試み、先例がないわけではない。だが、阿部和重と伊坂幸太郎という、当代きっての人気作家二人の合作となると、話は別である。期待するなという方が無理な話だし、………[もっと読む]

[評者]佐々木敦(批評家・早稲田大学教授)
[掲載]2015年01月11日
[ジャンル]文芸 

アルピニズムと死―僕が登り続けてこられた理由 [著]山野井泰史

アルピニズムと死―僕が登り続けてこられた理由 [著]山野井泰史

■死の危険漂う妥協なき人生 山野井泰史が日本登山史上、最も傑出したクライマーであることに異論をはさむ者はいないだろう。単純な登攀(とうはん)技術なら彼より優れている者が何人かいる。しかし彼ほど死………[もっと読む]

[評者]角幡唯介(ノンフィクション作家・探検家)
[掲載]2015年01月11日
[ジャンル]新書 

見てしまう人びと―幻覚の脳科学 [著]オリヴァー・サックス

見てしまう人びと―幻覚の脳科学 [著]オリヴァー・サックス

■なにが「現実」か、脳の不思議 多くのひとが、自分の目は現実に存在するもののみを映しだしている、と信じている。ところが実際は、かなり多くのひとが「幻覚」を見ているらしい。本書では主に、当人も幻覚………[もっと読む]

[評者]三浦しをん(作家)
[掲載]2015年01月11日
[ジャンル]科学・生物 

たった独りの外交録―中国・アメリカの狭間で、日本人として生きる [著]加藤嘉一

たった独りの外交録―中国・アメリカの狭間で、日本人として生きる [著]加藤嘉一

■「一般人」、体当たりの論戦 外国で恥をかき捨てた日本人も多かったが、外目には自分たちがどう映るのかを学び、礼儀正しく、親切な日本人というイメージをある程度、定着させたのは民間外交に尽くした一般………[もっと読む]

[評者]島田雅彦(作家・法政大学教授)
[掲載]2015年01月11日
[ジャンル]社会 

「戦場体験」を受け継ぐということ―ビルマルートの拉孟全滅戦の生存者を尋ね歩いて [著]遠藤美幸

「戦場体験」を受け継ぐということ―ビルマルートの拉孟全滅戦の生存者を尋ね歩いて [著]遠藤美幸

■兵士の体験を丹念に聞きとる 1944年6月、拉孟(らもう)(中国雲南地方の要衝)の日本軍守備隊1300人と中国の正規軍4万人余との間で、100日間に及ぶ攻防戦が始まった。守備隊は9月に全滅した………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2015年01月11日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

フィルムノワール/黒色影片 [著]矢作俊彦

フィルムノワール/黒色影片 [著]矢作俊彦

 神奈川県警の元刑事・二村永爾(ふたむらえいじ)は、日本で起きた連続射殺事件の謎と1本の映画フィルムの行方を追い、香港に向かう。フィルムは、戦前の満映、戦後は日活で映画監督をした桐郷(きりごう)………[もっと読む]

[掲載]2015年01月11日
[ジャンル]

暴力と差別としての米軍基地 沖縄と植民地 基地形成史の共通性 [著]林博史

暴力と差別としての米軍基地 沖縄と植民地 基地形成史の共通性 [著]林博史

 国外に約700カ所ある米軍の基地ネットワークは、米国や英仏などの植民地を利用して作られた。プエルトリコ、キューバのグアンタナモ、マーシャル諸島などで住民を強制退去させ、基地を建設した「植民地主………[もっと読む]

[掲載]2015年01月11日
[ジャンル]

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