2015年02月01日の書評一覧

工作舎物語-眠りたくなかった時代 [著]臼田捷治

工作舎物語-眠りたくなかった時代 [著]臼田捷治

■俊才に迷いなし、もの作りの気概 80年代後半、学生だった私は、アルバイト先のグラフィックデザイナーの松田行正(ゆきまさ)の事務所から、よく工作舎にお使いに出された。 およそ出版社のイメージにそ………[もっと読む]

[評者]内澤旬子(文筆家・イラストレーター)
[掲載]2015年02月01日
[ジャンル]政治 社会 

サラバ!(上・下) [著]西加奈子

サラバ!(上・下) [著]西加奈子

■波瀾万丈、自伝的「和解」の物語 サラバとは、日本語の「さらば」とアラビア語の「マッサラーマ(さようなら)」を掛け合わせて、この小説の語り手である「僕」こと圷(あくつ)(のちに今橋)歩と、彼が小………[もっと読む]

[評者]佐々木敦(批評家・早稲田大学教授)
[掲載]2015年02月01日
[ジャンル]文芸 

冬を待つ城 [著]安部龍太郎 鳳雛の夢 [著]上田秀人

冬を待つ城 [著]安部龍太郎 鳳雛の夢 [著]上田秀人

■奥州の大義求める苦難の戦い 東北の戦いの歴史は、苦い。「征夷(せいい)」大将軍・坂上田村麻呂の侵攻、源頼義・義家父子による前九年の役、鎌倉武士が大挙して押し寄せた平泉の討滅、豊臣秀吉の「奥州仕………[もっと読む]

[評者]本郷和人(東京大学教授・日本中世史)
[掲載]2015年02月01日
[ジャンル]歴史 

公会堂と民衆の近代-歴史が演出された舞台空間 [著]新藤浩伸

公会堂と民衆の近代-歴史が演出された舞台空間 [著]新藤浩伸

■政治集会や娯楽でつくる「公」 明治以降の日本では、天皇を中心とする政治体制が確立される一方、公園、広場、図書館、駅など、不特定多数の見知らぬ人々が集まる空間がつくられていった。公会堂もその一つ………[もっと読む]

[評者]原武史(放送大学教授・政治思想史)
[掲載]2015年02月01日
[ジャンル]歴史 

図説・大西洋の歴史-世界史を動かした海の物語 [著]マーティン・W・サンドラー

図説・大西洋の歴史-世界史を動かした海の物語 [著]マーティン・W・サンドラー

■奴隷と妄想を積み、大海を渡る 「必要は発明の母」はイノベーションのみならず制度にも当てはまる。ハンムラビ法典の時代から存在した奴隷制度だが、「人種に根ざした奴隷制度などほぼどこにも存在しなかっ………[もっと読む]

[評者]水野和夫(日本大学教授・経済学)
[掲載]2015年02月01日
[ジャンル]歴史 

なぜ生物時計は、あなたの生き方まで操っているのか? [著]ティル・レネベルク

なぜ生物時計は、あなたの生き方まで操っているのか? [著]ティル・レネベルク

■夜型人間が自信を取り戻せる本 ぼくは、かなり夜型の人間だ。仕事などの制約がなければ、4時頃寝て11時頃起きるのが、いちばん快調である。 夜型人間はぐーたらで、朝型はまじめな働き者というのが、一………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2015年02月01日
[ジャンル]科学・生物 

追跡・沖縄の枯れ葉剤-埋もれた戦争犯罪を掘り起こす [著]ジョン・ミッチェル

追跡・沖縄の枯れ葉剤-埋もれた戦争犯罪を掘り起こす [著]ジョン・ミッチェル

■綿密な調査に基づく告発 枯れ葉剤が入っているとみられるドラム缶が、腐食した状態で、2013年に沖縄市のサッカー場から大量に発掘された。ベトナム戦争で米軍が使用した枯れ葉剤は、基地のある沖縄にも………[もっと読む]

[評者]三浦しをん(作家)
[掲載]2015年02月01日
[ジャンル]政治 社会 

寺山修司未発表詩集-秋たちぬ [著]寺山修司 [編]田中未知

寺山修司未発表詩集-秋たちぬ [著]寺山修司 [編]田中未知

■滴り落ちる極彩色の抒情 没後三十二年を経てなお色あせない、寺山修司の美学。それは舞台美術や前衛短歌などの領域を飛び越え、さまざまな表現に影響を与え続けている。本書は、寺山が十四、五歳のころノー………[もっと読む]

[評者]水無田気流(詩人・社会学者)
[掲載]2015年02月01日
[ジャンル]文芸 

幻滅-外国人社会学者が見た戦後日本70年 [著]ロナルド・ドーア

幻滅-外国人社会学者が見た戦後日本70年 [著]ロナルド・ドーア

 「親日家」と呼ばれた1925年英国生まれの社会学者が、「嫌日家」となりつつある心の遍歴を、戦後日本の変化に沿って振り返った。50年に初来日した時、「あまりにも魅力的な異邦人社会」だったので、東………[もっと読む]

[掲載]2015年02月01日
[ジャンル]経済 

ドファララ門 [著]山下洋輔

ドファララ門 [著]山下洋輔

 近代日本の監獄を建築した祖父ら父系を探求した『ドバラダ門』(1990年)に続き今回は、母方の「小山家」に音楽のDNAを探求する。明治末生まれの母・菊代はピアノで兄のフルートと合奏するような家に………[もっと読む]

[掲載]2015年02月01日
[ジャンル]文芸 

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