2015年02月22日の書評一覧

旧満洲の真実―親鸞の視座から歴史を捉え直す [著]張シン鳳

旧満洲の真実―親鸞の視座から歴史を捉え直す [著]張シン鳳

■痛み伴い描いた美しき異形の国 満洲国というものを、考えてみてほしい。善悪の判断は、ひとまず横において。 1932(昭和7)年2月16日。「奉天(現・瀋陽)のヤマトホテルで『満洲建国会議』が開か………[もっと読む]

[評者]赤坂真理(作家)
[掲載]2015年02月22日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

社会主義―その成長と帰結 [著]ウィリアム・モリス、E・B・バックス

社会主義―その成長と帰結 [著]ウィリアム・モリス、E・B・バックス

■ロシア革命後、黙殺された思想 ウィリアム・モリスは現在の日本では、特に室内装飾のデザインで知られている。私は大阪のデパートで展示を見たことがある。彼はまた、「ユートピアだより」を書いた、空想的………[もっと読む]

[評者]柄谷行人(哲学者)
[掲載]2015年02月22日
[ジャンル]政治 

書物の夢、印刷の旅―ルネサンス期出版文化の富と虚栄 [著]ラウラ・レプリ

書物の夢、印刷の旅―ルネサンス期出版文化の富と虚栄 [著]ラウラ・レプリ

■「速く遠く」が開いた近代の扉 原題は『富か栄誉か』。中世から近代への移行期を、印刷産業を通して記述した「歴史ノンフィクション」である。舞台は16世紀の伊・ヴェネツィア、主人公は校正者。編集者で………[もっと読む]

[評者]水野和夫(日本大学教授・経済学)
[掲載]2015年02月22日
[ジャンル]社会 

ハリウッド・スターはなぜこの宗教にはまるのか [著]ジョン・スウィーニー

ハリウッド・スターはなぜこの宗教にはまるのか [著]ジョン・スウィーニー

■困惑にじむ、貴重な取材報告 はやりの自己啓発書みたいなタイトルだけれど、原題は「恐怖の教会」(The Church of Fear)。サイエントロジー教会という新興宗教に対する取材経験をつづっ………[もっと読む]

[評者]荻上チキ(「シノドス」編集長・評論家)
[掲載]2015年02月22日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

古代の女性官僚―女官の出世・結婚・引退 [著]伊集院葉子

古代の女性官僚―女官の出世・結婚・引退 [著]伊集院葉子

■従来の「女官」のイメージを覆す 時代小説やドラマでお馴染(なじみ)の「女官」。絢爛(けんらん)たる宮廷に咲く才色兼備の女性たち……というイメージが先立つが、実像はどのようなものだったのか。本書………[もっと読む]

[評者]水無田気流(詩人・社会学者)
[掲載]2015年02月22日
[ジャンル]歴史 

日本経済の構造変化―長期停滞からなぜ抜け出せないのか [著]須藤時仁、野村容康

日本経済の構造変化―長期停滞からなぜ抜け出せないのか [著]須藤時仁、野村容康

■税制による所得再分配強化を 日本経済の構造と問題点を、長期的な視点から実証的に解き明かしてくれる好著だ。読者は、目の前の霧が晴れる気分を味わうだろう。 まず本書は、日本経済の長期停滞要因として………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2015年02月22日
[ジャンル]経済 

零戦の子―伝説の猛将・亀井凱夫とその兄弟 [著]武田頼政

零戦の子―伝説の猛将・亀井凱夫とその兄弟 [著]武田頼政

■三者三様の昭和史を丹念に追う 昭和初年代から10年代に各様の生き方をした兄弟伝である。長男の亀井貫一郎は外務官僚から無産運動に転じて政治家に、次男の凱夫(よしお)は海軍軍人になり零戦のパイロッ………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2015年02月22日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

少女のための秘密の聖書 [著]鹿島田真希

少女のための秘密の聖書 [著]鹿島田真希

■女性たちが血肉化した矛盾 一人の少女がいて、中学1年生で思春期で、血のつながらない父と血のつながった母と暮らし、裏のアパートの店子である浪人生の青年の部屋へ、彼が滞納している家賃を取りに行く。………[もっと読む]

[評者]いとうせいこう(作家・クリエーター)
[掲載]2015年02月22日
[ジャンル]文芸 

会議の政治学2 [著]森田朗

会議の政治学2 [著]森田朗

 審議会ではどのように会議が進められているのか、どんなことが起きると審議が円滑に進まなくなるのかがよくわかる一冊。東大名誉教授で、国立社会保障・人口問題研究所所長の著者が、豊富な経験から、審議会………[もっと読む]

[掲載]2015年02月22日
[ジャンル]政治 

伏字の文化史―検閲・文学・出版 [著]牧義之

伏字の文化史―検閲・文学・出版 [著]牧義之

 戦前日本の出版界は、検閲による削除箇所を○○、△△などの伏せ字で示した。時には原文がひそかに配られたり、○の代わりに数字を入れて、対応する文字の配列表が配られたりしたこともある。それでなくても………[もっと読む]

[掲載]2015年02月22日
[ジャンル]社会 

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