2015年03月01日の書評一覧

イスラーム国の衝撃 [著]池内恵

イスラーム国の衝撃 [著]池内恵

■あおりには分析、渦巻く情報整理 中東関連のニュースと言えば、テレビでは数字も取れず、雑誌の特集も注目されない状況が続いてきた。が、「イスラム国」(以下IS)の日本人人質殺害事件は状況を大きく変………[もっと読む]

[評者]荻上チキ(「シノドス」編集長・評論家)
[掲載]2015年03月01日
[ジャンル]国際 

教団X [著]中村文則

教団X [著]中村文則

■思索と欲望、人間の底抉る戯画 狭義の「文学」の範疇(はんちゅう)には留まらない話題作、問題作を連発している中村文則だが、彼のキャリアにおいて最も長大なこの小説は、極めつきの問題作と言っていいだ………[もっと読む]

[評者]佐々木敦(批評家・早稲田大学教授)
[掲載]2015年03月01日
[ジャンル]文芸 

道徳性の起源—ボノボが教えてくれること [著]フランス・ドゥ・ヴァール

道徳性の起源—ボノボが教えてくれること [著]フランス・ドゥ・ヴァール

■人間と他の霊長類の連続性 人間の思考というのはきわめて自己中心的にできている。地動説を人間がなかなか受け入れられなかったのはその一例だが、いまでも人間を生物のなかで特別な存在だとみなす考えは根………[もっと読む]

[評者]萱野稔人(津田塾大学教授・哲学)
[掲載]2015年03月01日
[ジャンル]科学・生物 

文体の科学 [著]山本貴光

文体の科学 [著]山本貴光

■文章の生態系に肉薄する野心作 大学浪人時に通っていた予備校の国語の先生が、こんなことを言っていた。単語と単語の関係についての規則、つまり文法は、だいぶ体系化されているが、文と文の関係についての………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2015年03月01日
[ジャンル]人文 

過剰診断—健康診断があなたを病気にする [著]H・ギルバート・ウェルチ、リサ・M・シュワルツ、スティーヴン・ウォロシン

過剰診断—健康診断があなたを病気にする [著]H・ギルバート・ウェルチ、リサ・M・シュワルツ、スティーヴン・ウォロシン

■生命観なく医療現場が肥大化 本書は過剰診断を、「決して症状が出たり、そのために死んだりしない人を、病気であると診断すること」と定義づける。ところが、この過剰診断が現代医療の場でどれほど行われて………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2015年03月01日
[ジャンル]医学・福祉 

新 クリエイティブ資本論—才能が経済と都市の主役となる [著]リチャード・フロリダ

新 クリエイティブ資本論—才能が経済と都市の主役となる [著]リチャード・フロリダ

■創造性を引き出す条件とは何か 人間の創造性は経済発展の鍵である。ではその創造性を引き出すため、具体的に何が必要なのか? 2002年発刊の前著『クリエイティブ資本論』を大幅に刷新した本書は、この………[もっと読む]

[評者]水無田気流(詩人・社会学者)
[掲載]2015年03月01日
[ジャンル]社会 

2040年の新世界—3Dプリンタの衝撃 [著]ホッド・リプソン、メルバ・カーマン

2040年の新世界—3Dプリンタの衝撃 [著]ホッド・リプソン、メルバ・カーマン

■「どんな形も」の期待と課題 3Dプリンタが個人レベルでも利用できる時代が到来した。どんな形状のものでも一個単位から作ることができると言われても、技術に想像力が追い付かない。これから製造業がどう………[もっと読む]

[評者]内澤旬子(文筆家・イラストレーター)
[掲載]2015年03月01日
[ジャンル]IT・コンピューター 

外交ドキュメント—歴史認識 [著]服部龍二

外交ドキュメント—歴史認識 [著]服部龍二

■将来語る前に顧みるべき過去 本書は、歴史教科書、靖国神社の参拝や従軍慰安婦、河野談話や村山談話などの「歴史問題」について、日本外交の視点から、政策の決定過程をたどる。1980年代以降の中国や韓………[もっと読む]

[評者]吉岡桂子(本社編集委員)
[掲載]2015年03月01日
[ジャンル]歴史 国際 

占領空間のなかの文学—痕跡・寓意・差異 [著]日高昭二

占領空間のなかの文学—痕跡・寓意・差異 [著]日高昭二

 1945年8月の敗戦から52年4月の講和条約の発効までの7年近く、日本は連合国軍の占領下にあった。その時期に書かれた小説には、占領の実態に直接触れていなくても、絵画の地の色のように占領空間があ………[もっと読む]

[掲載]2015年03月01日
[ジャンル]人文 ノンフィクション・評伝 

みんなバーに帰る [著]パトリック・デウィット

みんなバーに帰る [著]パトリック・デウィット

 アイリッシュ・ウイスキー、テキーラ、ラム、ウォッカ……。作中立ちこめる酒のにおいに酔いが回りそうになる。 舞台はハリウッドの場末のバー。「生きてても不愉快なことばかりだし、せめて最高の酒を飲ま………[もっと読む]

[掲載]2015年03月01日
[ジャンル]文芸 

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