2015年03月29日の書評一覧

狗賓童子の島 [著]飯嶋和一

狗賓童子の島 [著]飯嶋和一

■「辺境」から見たもう一つの維新 隠岐に島後(どうご)と呼ばれる円形の島がある。古来、流人の島と呼ばれたこの島に、大坂近郊の河内(かわち)から一人の少年が送られてくる。少年の名は西村常太郎(じょ………[もっと読む]

[評者]原武史(放送大学教授・政治思想史)
[掲載]2015年03月29日
[ジャンル]歴史 

民のいない神 [著]ハリ・クンズル

民のいない神 [著]ハリ・クンズル

■場所のサーガ紡ぐ地球文学 インドの血を引くイギリス作家、ハリ・クンズルの長編が面白い。舞台はいかにもアメリカらしいアメリカ、カリフォルニア州南部の砂漠である。そこに映画「未知との遭遇」に出て来………[もっと読む]

[評者]いとうせいこう(作家・クリエーター)
[掲載]2015年03月29日
[ジャンル]文芸 

古代末期のローマ帝国―多文化の織りなす世界 [著]ジリアン・クラーク

古代末期のローマ帝国―多文化の織りなす世界 [著]ジリアン・クラーク

■衰亡か変容かを超えゆく理念 古代末期に関する研究はここ50年で急速に進展した。ギボンが18世紀後半に『ローマ帝国衰亡史』で唱えたローマ帝国は蛮族(ゲルマン民族)の侵入で「衰亡」したという定説に………[もっと読む]

[評者]水野和夫(日本大学教授・経済学)
[掲載]2015年03月29日
[ジャンル]歴史 

成瀬巳喜男 映画の面影 [著]川本三郎

成瀬巳喜男 映画の面影 [著]川本三郎

■目立たなさこそが魅力、実力 よい映画論とはどのようなものだろうか。理論的に、もしくは美学的に、深く映画を分析していくのも映画論のひとつの方向性かもしれない。しかし、対象となっている当の映画をみ………[もっと読む]

[評者]萱野稔人(津田塾大学教授・哲学)
[掲載]2015年03月29日
[ジャンル]文芸 

オートメーション・バカ―先端技術がわたしたちにしていること [著]ニコラス・G・カー

オートメーション・バカ―先端技術がわたしたちにしていること [著]ニコラス・G・カー

■機械任せで加速度的に能力が劣化 ネット検索、スマホにカーナビ。近年、加速度的に進化する情報技術により我々の生活は大きな変貌(へんぼう)をとげた。だが変わったのは生活だけではない。あらゆる作業が………[もっと読む]

[評者]角幡唯介(ノンフィクション作家・探検家)
[掲載]2015年03月29日
[ジャンル]政治 社会 

フューチャー・オブ・マインド―心の未来を科学する [著]ミチオ・カク

フューチャー・オブ・マインド―心の未来を科学する [著]ミチオ・カク

■科学の力で「超能力」も現実に? 「ひもの場の理論」で知られる理論物理学者のミチオ・カクは、先端科学の達成を一般向けにわかりやすく解説するノンフィクションを旺盛に執筆してきた。『サイエンス・イン………[もっと読む]

[評者]佐々木敦(批評家・早稲田大学教授)
[掲載]2015年03月29日
[ジャンル]科学・生物 

三成の不思議なる条々 [著]岩井三四二

三成の不思議なる条々 [著]岩井三四二

■浮かび上がる関ケ原合戦の本質 ある人が、日本橋の筆の立つ町人に頼みこんだ。天下分け目の関ケ原合戦をレポートしてくれ、と。真の依頼主の名は明かせない。表面的なことではなく、事の実相を何とか聞き出………[もっと読む]

[評者]本郷和人(東京大学教授・日本中世史)
[掲載]2015年03月29日
[ジャンル]歴史 

新種の冒険―びっくり生きもの100種の図鑑 [著]クエンティン・ウィーラー、サラ・ペナク

新種の冒険―びっくり生きもの100種の図鑑 [著]クエンティン・ウィーラー、サラ・ペナク

■すごい星に生まれたものだ 過去十年間に発見され命名された生き物の新種は、二十万種(!)ほどいるのだそうだ。そのなかから百種を選び、生態や命名の由来などを丁寧に解説してくれる本。 掲載された写真………[もっと読む]

[評者]三浦しをん(作家)
[掲載]2015年03月29日
[ジャンル]科学・生物 

新しい音楽とことば [編]磯部涼

新しい音楽とことば [編]磯部涼

 電気グルーヴの石野卓球やアジアン・カンフー・ジェネレーションの後藤正文ら、13人のミュージシャンが歌詞について語り尽くしたインタビュー集。七尾旅人が「言葉を歌っていくことの九割は苦しみ」と吐露………[もっと読む]

[掲載]2015年03月29日
[ジャンル]文芸 

朝鮮と日本に生きる―済州島から猪飼野へ [著]金時鐘

朝鮮と日本に生きる―済州島から猪飼野へ [著]金時鐘

 八紘一宇(はっこういちう)という言葉が、亡霊のように国会に現れた。日本統治下の朝鮮で育った著者は、その八紘一宇のためなら特攻隊員にもなろうという皇国少年だった。皇民化教育でハングルも満足に書け………[もっと読む]

[掲載]2015年03月29日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

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