2015年04月26日の書評一覧

それはどっちだったか [著]マーク・トウェイン

それはどっちだったか [著]マーク・トウェイン

■憎悪にとらわれ怪物化する凡人 マーク・トウェインが、ドストエフスキーら近代小説の本格派と並ぶ作家であることを示す、傑作である。晩年に書かれたこの未完の大作は、長らく不遇をかこってきたが、その内………[もっと読む]

[評者]星野智幸(小説家)
[掲載]2015年04月26日
[ジャンル]文芸 

「共倒れ」社会を超えて—生の無条件の肯定へ! [著]野崎泰伸

「共倒れ」社会を超えて—生の無条件の肯定へ! [著]野崎泰伸

■生命に優劣つけていませんか 船が沈没しつつある。救命ボートには乗船者全員が乗れない。で、どうするか。 サンデルの「白熱教室」が契機となったのか、生死を分ける極限状況を想定した思考実験を最近よく………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2015年04月26日
[ジャンル]社会 

誰をも少し好きになる日—眼めくり忘備録 [著]鬼海弘雄

誰をも少し好きになる日—眼めくり忘備録 [著]鬼海弘雄

■ひとの根源に光を当てる魔法 シャッターを押せば、私でも写真は撮れる。しかし、「真実を写す」ことはできない。写真家・鬼海弘雄氏の作品を目にするたび、本当の意味での「写真」とはなんなのかが感受され………[もっと読む]

[評者]三浦しをん(作家)
[掲載]2015年04月26日
[ジャンル]社会 

対華二十一カ条要求とは何だったのか—第一次世界大戦と日中対立の原点 [著]奈良岡聰智

対華二十一カ条要求とは何だったのか—第一次世界大戦と日中対立の原点 [著]奈良岡聰智

■報道と世論が衝突をあおった 日本史の教科書でいえば1頁(ページ)ほどの記述なのに、中国では日本から屈辱的な要求をのまされた「国恥(こくち)記念日」として語り継がれる日がある。1915年5月9日………[もっと読む]

[評者]吉岡桂子(本社編集委員)
[掲載]2015年04月26日
[ジャンル]社会 

相互扶助の経済—無尽講・報徳の民衆思想史 [著]テツオ・ナジタ

相互扶助の経済—無尽講・報徳の民衆思想史 [著]テツオ・ナジタ

■したたかな現実主義と弱さ 講、無尽、頼母子(たのもし)、もやいなど、さまざまに呼ばれる民衆の相互扶助組織。「契約」を交わした人びとが互いに資金を出し合い、抽選などによって貸付(かしつけ)を受け………[もっと読む]

[評者]杉田敦(政治学者・法政大学教授)
[掲載]2015年04月26日
[ジャンル]経済 

帰還兵はなぜ自殺するのか [著]デイヴィッド・フィンケル

帰還兵はなぜ自殺するのか [著]デイヴィッド・フィンケル

■戦闘ストレスの悲劇、鮮烈に アフガニスタンとイラクに派兵された米軍兵士は約200万人、そのうち50万人はPTSD(心的外傷後ストレス障害)とTBI(外傷性脳損傷)に悩まされている。派兵前は善良………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2015年04月26日
[ジャンル]社会 

日本発掘!—ここまでわかった日本の歴史 [編]文化庁

日本発掘!—ここまでわかった日本の歴史 [編]文化庁

■考古学の最前線を最新情報で 考古学は人文科学の中で一風変わった学問である。本の山に埋もれるより、身体を用いての作業が重視される。現場をしっかり掌握し、土中の遺物と対話を重ねて学びを深化させる。………[もっと読む]

[評者]本郷和人(東京大学教授・日本中世史)
[掲載]2015年04月26日
[ジャンル]

資源の循環利用とはなにか [著]細田衛士

資源の循環利用とはなにか [著]細田衛士

■廃棄物問題に資源政策の視点を 天然資源の価格乱高下のたびに、日本経済は大きな影響を受ける。また、中国との関係では、レアメタルの禁輸措置が、日本を外交的に揺さぶる効果的な手段として用いられたこと………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2015年04月26日
[ジャンル]

虫から始まる文明論 [著]奥本大三郎

虫から始まる文明論 [著]奥本大三郎

 仏文学者でファーブル昆虫記の訳者として知られる著者は、長年、虫を探して世界を旅するうちに、虫の形や色が、その土地の他の生き物や、そこで暮らす人が作る物のそれと共通するところがあることに気付く。………[もっと読む]

[掲載]2015年04月26日
[ジャンル]社会 

ハーレムの闘う本屋—ルイス・ミショーの生涯 [著]ヴォーンダ・ミショー・ネルソン

ハーレムの闘う本屋—ルイス・ミショーの生涯 [著]ヴォーンダ・ミショー・ネルソン

 ニューヨークのハーレム地区に1939年ごろ、黒人関係の専門書店を開いたルイス・ミショー氏の一代記だ。黒人解放運動のシンボル的存在マルコムXがこの書店に入り浸り自らのルーツに触れ、熱い議論を交わ………[もっと読む]

[掲載]2015年04月26日
[ジャンル]社会 

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